防犯ブログ

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2007年07月05日 高2、自転車盗み転売、父親が知らずに購入

スーパーマーケットで電気自転車を盗んだとして、奈良市の高校2年の男子生徒(19)が窃盗容疑で逮捕されました。
男子生徒は窃盗の非行事実で、奈良家裁に送致されました。
男子生徒が盗んで転売した電気自転車を、父親(49)がたまたま購入したことから発覚しました。

調べでは、男子生徒は6月4日、市内のスーパーマーケットから電動自転車1台(9万円相当)を盗んだ疑いです。
その後、近くのリサイクル店に転売しました。父親が同月8日、同じリサイクル店を訪れて購入。
防犯 登録をするため、男子生徒が自転車を盗んだスーパーに行ったところ、盗難車だったことが判明しました。

男子生徒はリサイクル店に転売する際、名前などを明らかにしていたようです。

息子が盗んだ自転車を転売し、父親がたまたま購入して事件が発覚、ものすごい確率ですね。

自転車の防犯 登録が効果を発揮した事件ですが、自転車を購入すると防犯 登録が義務付けられていることをご存知でしたか?
平成6年6月から施行されていますが、あまり知られていないような気がします。

自転車 防犯 登録は、自転車の盗難を防止し、また、盗難に遭ったり、遺失したときに、登録番号を各都道府県の公安委員会へ問い合わせて、自転車の持ち主を探し出すためのシステムです。
放置自転車の防止対策にもなります。

ただ、登録費用として500円かかるのですが、義務化と言いながら、店によっては登録をするかどうかその都度、購入者に確認しているところもあります。
500円払うのが嫌だという購入者がいるようです。
どうせ盗まれたら見つからないだろうし、その時には新しく購入した方がいいと考える人もいるでしょう。

ただ、義務化にするのなら、自転車の販売価格に最初から上乗せしてしまって、防犯 登録費用も含めた価格で提示すれば、制度としてもっとうまく運用できるのではないかと思います。

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