防犯ブログ

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2012年05月10日 勤め先の会社から現金3300万円盗んだ男逮捕

去年10月、千葉市花見川区にある会社の事務所から現金およそ3300万円が盗まれた事件で、この会社に勤務する男ら2人が警察に逮捕されました。

窃盗の疑いで逮捕されたのは、会社員の男(27)ら2人です。
男らは、去年10月、千葉市内にある会社に侵入し、事務所の金庫から現金およそ3300万円を盗んだ疑いがもたれています。

警察によりますと、金庫以外に室内が荒らされていなかったことから、内部の事情に詳しい者の犯行とみて捜査をしていたところ、この会社に勤務する男が浮上したということです。
取り調べに対し、2人は「お金は山分けした」と容疑を認めているということです。
<TBS系(JNN) 5月10日(木)6時9分配信より>

勤務先の会社から現金3300万円を盗んだ男の犯行です。
3000万円もの大金を事務所金庫に保管する会社というのもすごいですね。
そのことを知っている社員であれば、これを盗んだらどうなるか、と一度は考えてしまいそうです。
それを本当に実行に移すかどうかが犯罪者との違いではありますが・・・。

詳しい現場の状況は不明ですが、もしかすると金庫以外の防犯対策はとられていなかったかもしれません。
金庫の中だからと安心していた可能性もあります。
また、仮に防犯カメラ防犯センサーなどがついていたとしても、内部の事情に詳しい、社員であれば、その警戒を解除すること、無効にする方法も知っていたかもしれません。

犯罪者の犯行は外側からだけとは限りません。
内側、つまり内部犯行、身内からの犯行という可能性もある訳です。
外側、内側、両方に対して100%の対策はありません。
完璧だと思われる対策であっても、内側から無効にされてしまうこともあります。
そのことも対策を立てる場合、考慮する必要があります。

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