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2022年06月03日 葬儀留守中に泥棒被害 お金を掛けない最低限の対策は? 

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今月8日、北海道厚真町で、葬儀のため住人が留守中の住宅に侵入し、現金約9万円などを盗んだとして、49歳の男が逮捕されました。

逮捕されたのは、北海道の十勝地方の音更町に住む契約社員の49歳の男です。
男は今月8日、厚真町の74歳の男性の住宅に忍び込み、現金9万円とポチ袋(お年玉などを入れる袋)を盗んだ、住居侵入と窃盗の疑いが持たれています。

警察によりますと、74歳の男性は、知人の葬儀に出席していたため留守で、男は鍵のかかっていない窓から忍び込んだということです。
男は今月11日に、別の傷害事件で逮捕されていて、警察が男の自宅を家宅捜索した際、現金とポチ袋が見つかり、今回の事件が明らかになりました。

ポチ袋には、74歳の男性の親族が数年前に亡くなった際に配られた焼けた10円玉が入っていて、袋に親族の名前が書いてあったことから、男性が被害に遭ったことが判明しました。

警察の調べに対し、男は「まったく覚えがない」と容疑を否認しています。
警察は、北海道の十勝地方で葬儀で住人が留守の住宅を狙った窃盗が相次いでいたことから、この男との関係を調べています。
<5/25(水) 22:55配信 HBCニュースより>


葬儀のために町内中、村中の人が集まるということは、今でも地方や田舎では珍しい光景ではないと思います。

1ヶ所に人が集まるということは、その他の場所で無人のところが増えることにつながります。
新聞のお悔やみ欄などから葬儀の情報を確認し、その周囲の家が無人になると想定し、犯行を行う泥棒もいます。


無人という状態は泥棒が好む環境の一つですから、狙われやすいターゲットと言えます。
侵入のために扉やガラスを破壊して音を立てても、周囲の人が誰も気付かなければ自由に犯行ができることと同じです。
無人で、しかも無施錠や窓が開いたままという状態は、泥棒にとっては大好物、さあ入って下さい、と家に招いていることと同じかもしれません。


防犯システムや防犯カメラなどを設置し、防犯対策をしていても侵入盗難被害に遭ってしまうことはあります。
100%完全に被害を防ぐシステムはこの世にはありません。
しかし、防犯対策をしている家と、そうではない家、どちらを泥棒が好むか、狙われやすいかは明らかです。


そうは言っても防犯対策に掛けるお金は、家計における優先順位はそれほど高くないでしょう。
お金の掛かる防犯対策をする余裕のない家も多いと思います。
(一戸建ての空き巣・忍込み対策)


その場合は、

○ 扉、窓ガラスを施錠する(絶対に無施錠にしない)、ワンドア・ツーロックにする(侵入するのに時間が掛かります)

○ 外出時に郵便物や新聞をポストにためない(人が居ないと思われます)

○ テレビや(一つの部屋だけでも)電気をつけたままにする(人が居ると泥棒が勘違いする可能性があります)

○ 現金は出来るだけ家に置かない(利息がつかず不満に思う人がいるかもしれませんが、自宅よりはるかに安全な金融機関へ預けましょう)

○ 安価な保険料の火災保険に加入する(泥棒による侵入・盗難以外の被害も補償されます)


今、自分にできる最低限の防犯対策を行い、少しでも泥棒から狙われる可能性を下げる努力を行いましょう。
また、狙われる可能性がある、侵入される危険性があるということを認識する(防犯意識を持つ)だけでも、今後の自分や家族の行動に良い影響があると思います。

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