防犯ブログ

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2011年05月30日 岩手 停電時に女性宅に侵入男逮捕

東日本大震災の余震で停電した岩手・盛岡市の住宅に侵入し、女性に乱暴したとして逮捕・起訴された男を、警視庁は25日、05年に東京都で女性が乱暴された事件で再逮捕しました。

強姦致傷などの疑いで再逮捕されたのは、「明治安田生命」の元社員の男(29)。
警視庁によると、男は05年、東京・武蔵野市の住宅に侵入し、女性に性的暴行を加えるなどした疑いが持たれています。
現場に残された犯人のDNAの型が男のものと一致したということです。

男は先月、東日本大震災の余震で停電した盛岡市の住宅に侵入し、10歳代の女性に性的暴行を加えたとして、逮捕・起訴されていました。
男は容疑を認めているという。
<日本テレビ系(NNN)5月26日(木)3時10分配信より>

余震で停電している間に民家に侵入し、女性を乱暴した男の手口です。
夏場に向けて計画停電に注目が集まっていますが、その際の防犯対策をどうするかも考えなければなりません。

停電時は、家に人がいることが増える為、侵入窃盗事件が減少し、逆に街灯などが消える為、ひったくり事件が増えたというニュースがありましたが、停電時の侵入暴行事件という新たな問題も出てきました。

特に女性の1人暮らしのマンションなどを狙う犯行なども考えられます。
オートロックや防犯カメラが停電の為作動しなくなると、頼りになるのは扉や窓の施錠でしょうか。
窓の開けっ放しで就寝するとか、有人だから玄関を施錠しないという考え方は危険です。
できれば補助錠などを付け、ワンドアツーロック以上の対策を行いましょう。
少しでも侵入に時間を掛けさせることで、ターゲットから外れる可能性も高くなります。

(女性宅での防犯対策)
・窓・扉の錠前はピッキング、サムターン回し解錠など破壊行為に強いタイプのものに変更し、2つ以上付ける。
・補助錠は外部から見えない場所に取り付ける。
・窓ガラスは防犯フィルムを貼るか、防犯ガラスに変更する。
・お風呂場・トイレの窓も必ず鍵をかける。
・マンションの高層階といえどもベランダの窓からの侵入が多いため、開け放して就寝しない。
・オートロックシステムを過信しすぎず、施錠を必ずする。
・住居を決定する場合には周囲から見通しが良いか、外灯など明るいか、隣から覗かれないか、防犯システム・カメラシステムの有無や管理人の有無などセキュリティ度を充分に考慮し入居を決定する。
・玄関回り、ベランダなどはいつもきれいに清掃しておく。汚いと「この家の人はだらしがない(隙がある)」と思われる。
・建物周囲に足場になるようなものを置かない。
・一人暮らしの場合には特に外部から一人暮らしであることを気づかせない。
表札には男性の名前を併記し、女性の一人暮らしでないことをアピールする。洗濯物は男性用の下着も一緒に干す。又は外から見えるところには干さない。
カーテンはできる限り地味目で厚手のものを使用し、外部から覗かれないようにする。一見して女性とイメージされる色・柄は避ける。
・郵便物の盗難ができないように注意する。郵便受けは鍵があること、又手を差し入れられないようにすることが大切です。
・受け取った郵便物は細かく切ってゴミに出す。個人情報が外部に漏れないようにする。
・アンケートなど相手や目的が特定されないものには個人情報を記入しない。インターネットのアンケートや懸賞サイトなども注意する。
・普段から近所づきあいを良くしておき、何かあったときには隣人に助けをもとめられるようにしておく。
・旅行などで家を数日空ける場合には郵便や新聞を止めるなどし、外部から無人であることが分からないようにする。
・留守番電話の声にも注意し、「若い女性」というイメージ・内容にしない。
ナンバーディスプレイのサービスに加入し、電話番号を確認してから電話に出る。見知らぬ電話番号や非通知の電話には出ない。

施錠するというのは最低限の防犯対策ですが、まずはできることから始める、できていないことから徹底するというのが大切です。
お金を掛けた防犯対策をいきなり行うことに抵抗がある人は、そこから始めてみてはいかがでしょうか。
自宅は安全だろうか?と考えることが防犯意識を持つという第一歩です。
まず第一歩を踏み出しましょう。
女性の防犯対策

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