防犯ブログ

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2006年04月17日 「こんな物が盗まれるとはまったく予想していなかった」が怖い。

先日、大阪市港区の水族館「海遊館」でイルカのオブジェ1体が盗まれたという報道があり、同館の方が「こんな物を盗まれるとはまったく予想していなかった」と嘆いているとのことです。
皆さんも同じことを思われたことはないですか?こんなものを盗んで何のためになるの?

しかし、窃盗犯は盗むだけの価値を思って盗んでいるのです。マニアックな人からすると価値があるからなのです。
また、窃盗犯は盗んだものをそのままの状態で現金化するとは限りません。先日テレビで見ましたが、高価なバイクを盗まれた方がテレビを見て、テレビで盗まれたバイクがタイのバイク販売店で販売されているのを見て、取り戻しに行ったことが報道されていました。

その手口は盗んだ商品を一旦バラバラにして、船で部品として輸出し、タイ国内で再度組み立てるという手口です。このような作業を行うことにより手間はかかりますが、安全に輸出が出来てしまうそうです。こんなことが日常的に行われていることを考えなくてはなりません。

そこで対策として考えなくてはいけないことは、

1.「自分の家には盗まれるものはない。」の考えは捨てて下さい。本当に盗まれるものはありませんか?そんなお家はないと思います。鍋を盗まれても煮炊きは出来ません。(極端ですが。)
2.空き巣や強盗が侵入しづらい対策をして下さい。侵入しようとしても周囲から見渡せる状態ではなかなか侵入しづらいものです。個人や企業のプライバシーを守りたい気持ちはわかりますが、過度の保護はかえって侵入者の思う壺です。
3.侵入されないような対策を行って下さい。玄関ばかりだけでなく、裏口やサッシ窓などにも二重施錠以上を行うなり、防犯警報システムを導入するなりの対策が必要です。
4.日頃から防犯意識を持ち、地域での防犯活動を積極的に行う。最終的には地域での協力が必要です。侵入者も人間です。やはり人間の集団にはかないません。

防犯とは、人に任せるだけではダメです。各個人が防犯意識を持ち、自分が出来る最大限の努力を行うことにより達成できるものと考えます。皆さんの力で犯罪のない町作りを推進して頂きたいと思います。

最後に一言。「盗まれないものはこの世にはありません。」この考えを持って下さい。

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