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2005年12月16日 爆窃団が窃盗? 1億4000万円被害 福岡市の貴金属店

12月15日午前十時ごろ、福岡市中央区の貴金属店から、店内が何者かに荒らされ、宝石類などが盗まれたと110番通報がありました。被害総額は約二百三十点、約一億四千万円。
調べでは、15日午前五時半ごろ、警備会社に異常を知らせる警報が鳴ったということです。
陳列ケースのガラスが割られ、腕時計約六十点、指輪類約百七十点が盗まれていました。
店舗裏の外壁の一部が破壊され、穴が開いていたことなどから、県警は関東地区などで今年六月ごろから同様の手口が相次いでいるアジア系窃盗組織「爆窃団」による犯行の可能性もあるとみて捜査しているようです。

 「爆窃団」は外壁を破壊して貴金属店などに侵入する手口です。

この被害以外にも、全国で宝石貴金属店にて窃盗被害が発生しています。

壁破り対策システム【セキュリティハウス】
宝石貴金属店の防犯対策【防犯泥棒大百科】

宝石貴金属店の窃盗被害
★10日午後3時ごろ、名古屋市中区栄の百貨店三越名古屋栄店1階の特設会場で、外国製高級腕時 計17点(総額4900万円相当)がなくなりました
 調べによると、特設会場ではクリスマス企画としてロレックスの腕時計約160点をガラス製のショーケースに入れ、4人の従業員が売り場を担当していたが、午後零時45分ごろから同1時半ごろの間、2人が精算や包装などで売り場を離れ、残る2人が接客中に盗まれたとみられます。 
まさに公衆の面前で、誰にも気づかれずに犯行を完了と映画のようですが、数名によるプロの窃盗団による犯行ではないかと推測されます。

★函館で11月28日 午前4時半から45分にかけての15分間に宝石店とリサイクルショップの2店舗でアラーム警報が鳴っていると警備会社から110番通報があった。宝石店は正面ガラスドアが割られ、時計・指輪1千万円相当が被害。リサイクルショップもガラスドアが割られ時計、バックなど3〇〇万円相当が盗まれる被害。二店は約一キロしか離れていず、手口も似ているところから複数の犯人による連続窃盗の可能性があると見られています。

クリスマス・バレンタインディと、ここ数ヶ月は宝石貴金属店に来客が最も多い時期です。
それは、そのまま窃盗団にとっても「狙いやすい時期」だということになります。
昼間は客の対応に追われており、不審な客が混じっていても気づきにくいし、下見も簡単にできます。
営業時間外に集団で壁を破ったり、ガラスドアを割って侵入し、数分で犯行を終了させる。
全国で発生している宝石貴金属店向けの窃盗団の手口です。下見をして、どの場所に高額商品があるかもわかっており、短時間で犯行が終了しています。

対策としてはなんどかこのコーナーでご紹介していますが、「フォグガード」による視界をなくすことで犯行を継続させない、時間をかけさせるということで被害を最小にすることだと思います。

現在実施されている警備システムなどに付加することも可能です。
ここ数ヶ月、フォグガードを追加設置されているお客様が増えています。
この年末にかけて、「現在導入しているシステムの威嚇撃退の部分をいかに強化するか」ということを真剣に検討いただくことを、総合防犯設備士として強くお勧めします。

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