防犯ブログ

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2008年03月10日 大学専門 パソコン盗難。全国で19校245台もの被害

東大や早大など東京都内の有名大学の理工系学部でパソコンが盗まれる事件が相次ぎ、警視庁捜査3課で調べたところ、大学を狙った同様の手口のパソコン盗が全国で続発していたことがわかりました。

●2006年9月の熊本大

●06年11月には神戸大(神戸市灘区)で同様の盗難が発生。それ以降は、京大大学院人間・環境学研究科(京都市左京区)、徳島文理大香川薬学部(香川県さぬき市)、神戸薬科大(神戸市東灘区)、岡山理科大(岡山市)、名古屋大(名古屋市千種区)と、近畿と隣県を行ったり来たり。
中でも岡山大(岡山市)は半年の間に工学部や研究所など5か所に侵入され、計33台を盗まれている。

●都内では昨年12月から今年2月にかけ、被害が連続発生。慶大医学部(新宿区)で12月2日朝、患者の情報などが入ったノート型パソコン16台が盗まれたのが始まりで、翌3日朝には、東大農学部(文京区)で19台が持ち去られたことが判明。さらに先月9日朝には早大理工学部(新宿区)で14台がなくなっていたなど、盗難は都内だけで6大学計76台に上った。

●07年2月18日、筑波大(茨城県つくば市)で発生。

警察では窃盗団が犯行の拠点をさらに東日本側へ移す可能性もあるとみて警戒しています。

これらの事件は、休日や深夜に誰もいない研究室に侵入、プリンターや無線LANの関連器具までごっそり持ち去るなど手口が共通しており、同課は同一グループによる連続盗難との見方を強めました。  

 理工系学部の研究室は学生らが実験などで夜昼、日曜もなく使うのが普通で、自由に出入りできるようカギが掛けられていないケースが多い。一方で、データ処理能力が高い機種など高額のパソコンを置いており、窃盗犯はこうした状況につけ込んだとみられています。

 これまでパソコン内のデータや個人情報が悪用、流出した形跡はなく、同課は転売目的とみて流通ルートについても調べを始めました。 

警視庁捜査3課で調べたところ、大学を狙った同様の手口のパソコン盗が全国で続発していたことがわかったというのはちょっと情けないですよね。
弊社ではそれぞれの大学での被害はブログで取り上げていましたので、大学でパソコン盗難が多発していることは以前より把握していました。もっと警察は全国規模で横のつながりを深めて事件を分析する必要がありますよね。もっと早く警告を発するべきだと考えます。

大学側の防犯対策としては
1)ノートパソコン持ち出し防止システム
2)防犯監視カメラ
3)入退出管理システム
4)屋外警備システム
を連動させ、人の出入りを24時間管理するとともに、許可を受けた人間だけが出入りできるようにすることが大切です。
又、自動的に誰が何時に入室して何時に退室したのかを記録を自動的に残すことができますので、管理もしやすく、安心です。
室内照明や空調とも連動させることで、無人になったら自動的に全ての設備をOFFにすることができます。
大学図書館なども無人化させ、設備監視とも連動させた納入事例があります。

大学のパソコンには、医学部の場合には患者データなど個人情報も入っています。
それ以外にも、卒論レポートや研究データ、生徒の個人情報などが入っており、「盗まれた」ではすますことができない事態となります。
ぜひとも防犯対策をきちんととられることをお勧めします。

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