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2016年11月04日 銀行で数千万円窃盗 銀行員が協力?

福岡市城南区の佐賀銀行干隈(ほしぐま)支店で今月上旬、保管されていた現金数千万円が盗まれた事件があり、福岡県警が同行の行員を逮捕していたことが捜査関係者への取材でわかりました。
行員は現金を盗む協力をする役割だったとみられ、県警は別に実行役の人物がいるとみて調べています。

銀行などによると、現金の保管場所はバールのようなものでこじ開けられた跡があり、中にあった現金数千万円がなくなっていました。
客や行員のいない夜間に何者かが侵入したとみられます。

干隈支店は支店長を含め行員8人。警備員を含め夜間は無人という。投資信託や生命保険なども取り扱っています。

佐賀銀行は佐賀県のほか福岡、長崎、東京にも支店があり、20日現在で計103店舗。
同行経営企画グループの広報担当者は取材に対し「干隈支店での事件は把握しているが、詳細は『捜査に支障がでるおそれがある』という福岡県警の要請でコメントできない」としています。
<朝日新聞デジタル 10月20日(木)13時25分配信より>


銀行の防犯対策は完璧と思っている人が多いでしょう。
一旦金庫の中に入ってしまえば店長クラスの承認、もしくは複数の行員の許可等がなければ部屋の中にも入れないように思います。
物理的な防御はほぼ完璧なため、外部から中に無理やり侵入するのではなく、銀行強盗などで行員を脅し、行員に現金を運ばせる手口をとるのだと思います。

映画や小説などに出てくる銀行の地下をドリルで掘り進み金庫の真下から中に侵入するような手口がありますが、銀行内部の間取り図が必要ですし、また、長期に渡っての計画が必要になります。
誰にも気付かれずその計画を実行するのは非常に難しいことです。
実際にその手口で犯行が行われるかどうかは分かりません。

今回の事件は行員に協力させ侵入した疑いがあるということです。
ただ侵入するのは簡単でも協力者がいればすぐに発覚することだと思います。
犯行が成功し、また警察に捕まらずに済むとは到底思えません。

普通の泥棒なら金融機関はターゲットには選びません。
ただ一攫千金を目指す泥棒ならリスクをおかしても犯行を行おうとする者もいるでしょう。

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