防犯ブログ

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2010年09月21日 岐阜 勤務先の中学校から現金約28万円盗んだ教師

県教委は17日、勤務先の中学校で教職員の親睦(しんぼく)会費28万4500円を盗んだとして、恵那市の市立中学校の男性教諭(37)を懲戒免職にしました。

県教委によると、男性教諭は8月、同校の職員室の同僚の机の引き出しと校長室の金庫に保管されていた4件の親睦会費を3回に分けて盗み、今月3日に盗んだことを校長に打ち明けました。
架空の会社による先物取引に出資し、約200万円の借金があったということです。

校長も現金の管理責任などを問われ、17日付で戒告処分を受けました。
<毎日新聞9月18日(土)11時17分配信より>

学校というと犯罪とは無縁の安全な場所というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
朝から晩まで、教師などの大人、子供達も大勢居て、夜間から深夜にかけて以外は常に人が居る為、犯罪が起こりにくいというイメージなのかもしれません。

しかし、実際はそれほど安全な場所とは言えないような事件が多発しています。
職員室から現金やパソコンが盗まれるケース
音楽室、視聴覚室から楽器やテレビなどが盗まれるケース
更衣室などから生徒の下着や着替えが盗まれるケース
トイレに侵入してカメラを設置するようなケース
外部から侵入者が乱入するケース
生徒が武器を使って暴れるケース
など、様々な事件が発生しています。

これら全てのケースを防ぐことができる一つの防犯対策というものは存在しません。
ただ、防犯カメラや非常押しボタンの設置、校内の見回り強化、職員室の入退出管理(履歴確認)など、様々な防犯対策を組み合わせて、犯罪が起こりにくい環境をつくっていくことは可能です。
犯罪者に、この場所はいろいろ邪魔があって犯行がやりにくいなあと感じさせるような対策を実施することが必要です。

ある一つの対策だけでは、それを無効にされてしまう方法があれば、意味がありません。
それができない、またはできにくい(時間や手間がかかる)ようにするための防犯対策の組み合わせが効果的です。
学校・教育施設の防犯対策

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