防犯ブログ

  • 防犯カメラ
2009年02月04日 名鉄上小田井駅に防犯カメラ 西区の山田学区住民が設置

自転車盗やひったくりなど駅周辺に多い犯罪を減らそうと、西区の山田学区の住民が名鉄上小田井駅に防犯カメラを設置することになりました。
名鉄によると、住民に駅敷地内へ防犯カメラの設置を許可するのは初めて。JR東海にも前例はないということです。

 設置するのは自治会長らでつくる山田学区連絡協議会。舩橋鼎会長(75)によると、一昨年の春から計画を練ってきました。
 西署によると、同学区では昨年、駅周辺を中心に自転車盗が156件、ひったくりが6件ありました。
いずれも前年より減少傾向だが「駅に設置されているカメラが映すのは敷地内だけ。犯罪を見逃すわけにはいかない」(舩橋会長)と、駅北口と南口に1台ずつ設置することを決めました。

 協議会の中ではプライバシー保護の観点から設置に慎重な意見がありました。これには「われわれは映像を再生しない。事件発生時に警察に提供し、捜査に役立ててもらうだけ」と決めることで了解を得ました。
一昨年夏には住民に回覧板でカメラ導入の計画を告知。反対意見は寄せられなかったということです。

 設備一式の見積額は約580万円。市によると、2007年9月に定めた「公共的団体による防犯カメラの設置及び利用に関するガイドライン」に該当するため、費用の3分の2が補助されます。
 2月に着工、3月にも稼働を始める方針。舩橋会長は「カメラがあるだけで犯罪の抑止効果はあるはず。隣接する他の自治会にも費用の協力を呼び掛けて維持していきたい」と話しています。
(2月3日中日新聞)

商店街に防犯カメラを設置することは良くありますが、 駅に住民が防犯カメラを設置するというのははじめて聞きました。
本当に素晴らしいことだと思います。
何故なら、犯罪企図者が犯罪を起こしにくい環境を作らないと犯罪者がどんどん生まれてきます。
そして犯罪者が多い地域に犯罪者はますます寄ってきます。

つまり、駅に防犯カメラを住民が設置したということは、「この地域の住民は防犯意識が非常に高い」ということを表しています。そういう防犯意識の高い地域を犯罪者は避ける傾向にあります。
なぜなら、防犯対策をしている家や会社も多いし、住民がコミュニティをきちんと形成しており、無意識に不審者がいないかを常に気にかけているから「人目につきやすい」のです。

駅ではひったくり、置き引きはもちろんのこと、痴漢や暴行、傷害といった事件も発生しています。
防犯カメラはそうした犯罪抑止効果だけでなく、犯罪者に対する強いメッセージを送ることができます。

そういう犯罪がやりにくい地域を泥棒は避ける傾向にあるのです。

加盟企業専用ページはこちら