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ひったくり犯の指を噛み切った女性 正当防衛?

7日、北海道札幌市で、男から現金4000円入りのバッグをひったくられた59歳女性が男を追いかけ、その際に男の指を噛み切ったという事件が報じられ、話題をよんでいる。

そもそも正当防衛は、「急迫不正の侵害に対して、自己又は他人の権利を防衛するため、やむを得ずにした行為」を指し、刑法において罰しないと定められている。

事件について2ちゃんねるニュース速報+板に立てられたスレッド「【社会】 バッグをひったくられた女性、犯人の小指を噛み切る 犯人は逃走中...北海道」では、「小指とはいえ骨まで噛み切るとは相当丈夫な歯だな」などと驚く声が多数あるほか、これが正当防衛か過剰防衛なのかが同時に議論されている。

「『追いかけて』ってのが微妙じゃないか」

と正当防衛かどうかを疑問視する声もあがっていたが、「正当防衛だから罪には問われない」と考える人も多いようだ。

ちなみに「正当防衛かどうか」について話題になったものとしては、2009年に行った「包丁で切り付けてきた女にフライパンで応戦した男が女を死なせる」という事件がある。この場合は「フライパンが女性の頭に当たるということを認識していた」とのことで「過剰防衛」に認定され、男は懲役2年の判決を受けている。今回の事件はそれとはだいぶ異質だが、ネット住民の注目を集めたことは間違いないようだ。
<web R25 5月11日(金)7時15分配信より>

ひったくり犯に反撃したいという被害者女性の気持ちもよく分かります。
自分の物が盗まれたり、理由もなく壊されたら誰だって腹が立ちます。
(私の場合、自転車を盗まれた時の怒りがすごかったのを覚えています)

今回の場合、相手の指を噛み切るというのがやり過ぎだったかというのも難しいですね。
一つ言えることは、現金4000円を得る為に、小指を噛み切られたひったくり男は、割に合わないということです。
犯罪なので、割に合わなかったということに対しては同情しませんが、明らかに損をしたことは事実でしょう。
しかもひったくり犯として逮捕までされていますから、もう二度とひったくりは行なわないでしょう。
または、もっと年齢が上の高齢者しか狙わないなどターゲットを絞るはずです。

過剰防衛か、正当防衛かの議論があるようですが、犯罪者が割に合わない、損すると思わせることができれば、犯罪件数は激減します。
警察に逮捕され、裁判に掛けられ、最終的には刑務所に入れられる、というのが犯罪者への罰です。
この罰が甘いか、厳しいかを犯罪者は比較し、犯罪を犯すかどうか判断することが多いと思います。
究極の罰と言われる「死刑」は犯罪の抑止効果にはならない、と言われていますが、罰の内容や方法もその時代に応じて変えていく必要があるのではないでしょうか。

むち打ちなど、罰として、加害者(犯罪者)の肉体を傷つけるのは人権的な問題等がありますが、今回のように、結果として自分の
被害を大きく損なうことで、身にしみて今後犯罪を犯さなくなる可能性があるというのは、非常に効果的です。
これをうまく活用すれば、犯罪とその対策、効果的な罰のメカニズムが徐々に解析されてくるのではないでしょうか。

投稿者:総合防犯設備士(2012年5月11日)|記事URL| あとで読む

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