大分市のホテル 女性従業員殺される 現金数万円奪う?
五日午前五時ごろ、大分市迫のビジネスホテル「ルナ清風」の一階部分にある食堂内フロント前で、近くに住む従業員新宅好子さん(65)が頭から血を流し、倒れているのを出勤してきた女性従業員が見つけ、一一〇番通報した。既に死亡していた。付近に争ったような形跡があり、現金が奪われていたことから県警は強盗殺人事件として大分東署内に捜査本部を設置。捜査員百七十人態勢で犯人を捜している。
調べでは、頭に鈍器のような物で数カ所殴られた跡があった。ほぼ即死状態。死亡推定時刻は午前四時から同五時までの間。凶器は見つかっていない。関係者の話から、一階のフロントから釣り銭など現金数万円がなくなっていた。
新宅さんが倒れていた食堂は、客室がある棟(四階建て)と渡り廊下を隔てた二階建ての別棟。二階はイタリア料理店になっている。
同日は柔道で合宿中の県外の高校生ら約七十人が宿泊していた。事件に気付いた宿泊客はいないという。
食堂は宿泊客用。午前六時ごろから午後八時半ごろまで営業し、夜間は従業員が不在となるため施錠していた。新宅さんは朝食の支度などを担当し、週に五回、午前五時から同十時ごろまで働いていたが、五日は宿泊客が多かったため、早めに出勤したらしい。
新宅さんは食堂の鍵を経営者から預かっており、鍵を壊されたり、窓ガラスが割られた形跡などがないことから、出勤後に襲われたのではないかとみられる。食堂内はいすが倒れたり、パンフレットが散乱するなどしていたという。
現場はJR鶴崎駅から南東に約二キロ。大野川右岸の県道沿い。民家や工場、社宅などが点在している。犯行時間帯には車や人通りはほとんどないという。
捜査本部は六日午前も約百七十人態勢で、現場を中心に不審者の聞き込みや凶器をはじめとした遺留品の捜索など、捜査を続けている。今のところ、犯人につながる有力な手掛かりや情報は得られていない。
ビジネスホテル近くの県道沿いなどでは、約二十人が小グループに分かれながら、棒で草をかき分けるなどして丹念に遺留品はないか捜索。現場近くのバス停などでも不審者を目撃していなかったか聞き込みをしている。
大分合同新聞[2006年05月06日]夕刊記事
セキュリティハウス大分(勉強堂防犯センター)
http://benkyodo.com
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