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中外日報(平成26年12月10日)「防犯ズームイン(8)」(弊社提供連載)

大切なのは「住職自身の危機感」

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「寺の住職というのは思いの外、出掛ける機会が多い。信仰の対象であるご本尊や伽藍を守るのは住職の使命だが、監視の目が行き届かないのも現状だ」
 こう話すのは、滋賀県内のある住職。寺は開放されているべきとの考えから、外出する際や夜間もできるだけ閉門しないようにしてきたが、警察の指導もあって近年は閉門・施錠を徹底するようにしている。

本堂の外にあった賽銭箱も、泥棒に遭わないよう、建物の中に移動させた。近隣の民家で空き巣が発生したこともあり、今では閉門や戸締まりをしていないとかえって不安になる。

そこで、この寺では、数年前から防犯機器を利用し、「目が行き届かない」不安の解消に役立てている。利用しているのは、センサーが人を検知すると明かりがつく「人感ライト」や防犯カメラなど。「お金をかければもっとしっかりした警備ができるのだが」と住職は苦笑するが、それでも防犯機器の設置後は、不安を感じることがずいぶん少なくなったという。

一方、防犯機器の設置後も続けている習慣がある。就寝前の境内の見回りと、夜間に境内の外灯つけっぱなしにしておくことだ。「泥棒はとにかく明かりが怖い。夜も外灯を消さず、寺を『不夜城』にするくらいのつもりで明るくしている」

住職は、「大切なことは、住職自身がしっかりと危機感を持つこと。日頃から防犯に対する姿勢を住職が見せていれば、地域の人や檀家さんにも伝わるはず」と話している。

この寺の防犯システムは、㈱セキュリティハウス・センターが展開する防犯機器専門の全国ネットワーク130社の一社で京都市のセキュリティハウスみやこ友田彰夫社長∥総合防犯設備士)が担当した。

  問い合わせは、セキュリティハウス・センター「SHネットワーク運営本部」∥電話075(584)6600∥まで。

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