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2018年05月18日 月刊マーチャンダイジング 2018.4.15(日)「『不明ロス』徹底対策」に掲載されました。

オーナーや店長の防犯意識を高め
カメラを活用して不明ロスをゼロに


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<掲載一部抜粋>

不明ロスを減らすためには、具体的な対策だけでなく従業員の意識改革が重要だ。
どんなに高機能の設備を整えても、従業員の防犯意識が低ければ不明ロスはなくならない。
そこで、総合防犯設備士(※)として数多くの小売事例を扱う植村光代氏に
万引き犯の心理と不明ロスを生まないための仕組みづくりについて教示してもらった。


万引き犯に狙われてしまう売場の特徴

●山積み商品が無造作に置かれている
●商品の前出しが不完全で欠品がある
●POPが傾いた状態で設置されている

監視カメラで確認すべきとき・箇所

(1)お客が入店した瞬間
(2)会計時のレジ回り
(3)逆光で見えにくい場所


従業員の意識改革

万引き犯が嫌うのはあいさつ・声掛け・接客

< 万引き犯を寄せ付けない基本ワード >
●お客の目を見て「いらっしゃいませ」
●通路で接近「かごをお持ちください」
●売場での接客「何かお探しですか?」

< 万引き犯が退散していく店舗の特徴 >
・照明が明るい(夜は「まぶしい」と感じるくらい)
・低層什器が並んでいて、通路が広く取られ、死角がない
・盗みたい(高額品、売れ筋の)売場に従業員が常にいる
・盗みたい商品の周辺はなんとなく従業員の気配を感じる
・すぐに従業員と目が合ってしまう、すぐ声を掛けられる

< 世代別/万引き犯の傾向 >

【若者】
遊び感覚(もしくは小遣い不足)の女子学生。
一度成功すると味をしめ友達に「あの店は万引きできる」といいふらすため、被害が拡大しやすい。
親が店舗の常連客である場合も多く、店側は大事な顧客を失うリスクがあるため解決できずにいることも多い。

【中年】
店の内部事情に詳しい主婦。近所のネットワークを使ってパート従業員の情報を収集。
「あの店は盗みやすい」という確証を得てから犯行に及ぶため、潜在化しやすい。

【高齢者】
生活に困窮したシニア。男性は再犯率が低いが、女性はストレス発散、
精神疾患や摂食障害が原因の場合も多く、
近親者の病気・死去に直面した女性に万引き常習犯が多い。


適切な設備の配置

設備の選定と設置はプロの判断に委ねる

体制の維持と設備の活用

犯人の特定以外でも監視カメラを活用する


「遠隔マネージメントシステム i-NEXT」
セキュリティハウス・センターが開発した
ネットワーク遠隔監視システム「i-NEXT」。
主にコンビニや携帯ショップ、病院、飲食店などで導入されている。
監視カメラの映像がスマートフォンやタブレットで確認できるだけでなく、
送話機能、マイク・スピーカー機能なども内蔵


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