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2022年09月12日 最新自動認識技術2022 (2022年9月10日発行)に小電力型長距離ワイヤレスシステム(LoRa変調方式)の記事が掲載されました。

月刊自動認識 2022年9月増刊号
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小電力型長距離ワイヤレスシステム(LoRa変調方式)

■概要
屋外などの広域をワイヤレスシステムで構築する場合、従来の小電力型ワイヤレスシステム(電波到達距離 見通し約100m)では
複数台の中継機で対応できますが、中継機の電源確保や設置が困難な場合がありました。
今回発売開始しました「小電力型長距離ワイヤレスシステム(LoRa変調方式)」は、
屋外での電波到達距離が従来の10倍の見通し約1kmと長距離で、
今まで中継機無しでシステム構築が困難であった広域な敷地の外周警戒や複数建物の警備、
設備状態の一括監視等のシステムに最適です。
(※ LoRaはセムテック社の登録商標です。)

■仕様
LoRa変調方式を採用した小電力長距離ワイヤレスシステムは、
屋外での無線設備として電波到達距離が見通し約1kmと長距離通信が可能です。
また、長距離通信でもより確実な無線通信を実現するため、
受信機から「アンサーバック信号(受信完了信号)」を送信し、
送信機では受信機からの「アンサーバック信号」を待ち受ける「双方向通信機能」を搭載しています。

■特長
小電力長距離ワイヤレスシステムは、長距離通信や双方向通信以外にも次の特長があります。
①複数の受信機との連動が可能です。
 主盤・副盤の「受信機連動制御機能」を搭載し、
 最大5台までの副盤との連動が可能です。
②電波到達距離が延長できる「コンバータ」と組み合わせることで、
 コンバータ1台につき電波到達距離が更に見通しで約1km延長できます。
 さらに、コンバータの設置台数に制限がなく、電波到達距離が必要なだけ延長できます。
③既存の小電力ワイヤレスシステム(電波到達距離 見通し約100m)との融合が可能です。
 「コンバータ」は、小電力型長距離ワイヤレスシステムの電波と既存の小電力型ワイヤレスシステムの電波を
 相互交換(コンバート)でき、既存の小電力型ワイヤレスシステムに小電力型長距離ワイヤレスシステムを組み合わせることや、
 既存の小電力型ワイヤレスシステムを小電力型長距離ワイヤレスシステムに組み合わせることが可能なため、
 システムの拡張にも対応できます。

■適用例
小電力型長距離ワイヤレスシステムは、
幹線道路を挟んだ立地や敷地内で遠く離れた工場から警報信号をリアルタイムで管理棟に知らせることなどが可能です。
また、コンバータを使用することで、さらに電波到達距離を延長したり、
既存の小電力型ワイヤレスシステム(電波到達距離 見通し約100km)をより広域なシステムに拡張することが可能です。
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