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2017年12月04日 中外日報(平成29年11月29日)「防犯ズームイン(38)」(弊社提供連載)


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異常検知し素早く対応


至るところに防犯カメラが設置され、都市部では無い場所を探すほうが難しい昨今。しかし、犯罪が無くなることはない。寺社でも盗難や器物破損といった被害が後を絶たない。

今回は日本最大級の防犯・防災のプロ集団ネットワークを運営する「セキュリティハウス・センター」本部で防犯システムの構築に携わる植村光代さん(総合防犯設備士)に、寺社における防犯システムのポイントを聞いた。

「防犯カメラだけで抑止効果があったのは過去の話。録画した画像だけでは事後確認で終わってしまうことが多い」と警告する。

建物に人を常駐させたり、広大な境内を警備することが難しい寺社では、どのような防犯システムが効果を発揮するのか。

「侵入検知のセンサーや炎センサーなどと連動させ、異常があった場合は寺務所や社務所にいち早く連絡が入るようにします。その場で音や光で威嚇撃退しながら、防犯カメラの映像をそこから確認することができます。犯罪を早期発見し威嚇撃退すると同時に状況を把握して初期対応が可能です」
又、カメラの映像はタブレットやスマートフォンを使って外出先や遠隔地から確認することも可能だ。

「カメラの録画映像は犯人特定や原因把握のために効果がありますが、犯罪を防ぐ防犯としては自主機械警備システムや遠隔監視システムとの連動がお勧めです。盗難などの犯行に要する時間は数分間とされ、タイミングを逸すると被害は拡大します。まずは、防犯機器の存在を知らせる『見せる防犯』によって、狙わせないことが重要です」と効果の高い抑止法を語り、抑止効果を高める仕組みの必要性を訴えている。

同社のネットワークには現在、北海道から沖縄の138社が加盟し、公共施設や企業、寺社向けに防犯システムを提案・納入している。

問い合わせはセキュリティハウス・センター「SHネットワーク運営本部」∥075(584)6600∥まで。

(写真説明)
高い防犯意識を示す「見せる防犯」で犯罪を抑止

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