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北海道で電線窃盗 銅の価格高騰で今後も増加?

道内で今年、電線が盗まれる事件が10件以上相次いでいる。
被害に遭った長さは計5キロ以上に上るが、人目につきにくい郊外の農村地帯や空き家周辺の電柱に架かった電線が夜間、狙われており、対策は容易ではないという。
盗難が相次ぐ背景には、電線に使われている銅の取引価格の上昇があるとみられ、道警は転売目的の窃盗事件とみて警戒を強めている。

「復旧するまで仕事は自家発電機でしのぐしかなかった」。滝川市で建設会社を経営する40代男性が、事件を振り返る。
男性は6月14日朝、自社の作業場敷地内の電柱に架かった電線約500メートルが切断され、なくなっているのを見つけた。
作業場があるのは畑や住宅が点在する地域で、人通りは少ない。
作業場の停電は翌日まで続いたといい「また盗まれたら」と思う。

道警によると、2月下旬~6月下旬の被害は、滝川市や苫小牧市、空知管内新十津川町などで分かっているだけで13件。
狙われたのは住宅街や交通量の少ない場所が大半で、一度に長さ約1キロにわたって盗まれたケースもあった。
このうち後志管内岩内、共和両町などでは、建設会社の敷地や工事現場に保管してあった電線が盗まれた。

捜査関係者は「感電のリスクがあるため、一定の知識や技術を持った人物の犯行」とみる。高所作業車など特殊な機材を使用している可能性もあるという。

北海道電力によると、電線が盗まれる被害は以前からあり、過去5年間の被害は年間数件~20件ほどで今年はそれを上回るペースだ。
同社は「盗難場所周辺はパトロールして警戒を強めるが、目の届きにくい所ばかり狙われるため、いたちごっこが続いている」と明かす。

全国の電線製造業者などでつくる日本電線工業会(東京)は「銅の価格が上昇すると、電線の窃盗が多発する傾向にある」と指摘する。
同会によると、今年7月の銅の平均取引価格(12日現在)は1トン当たり71万円。
昨年7月は55万円だったが、昨年11月ごろから徐々に上昇して1・3倍に値上がりした。
<7/18(火) 10:22配信 北海道新聞より>

北海道で電線窃盗が相次いでおり、背景には銅の価格高騰があるようです。
オリンピックが近くづくと金属類の価格高騰が起こる傾向があります。
東京オリンピックが近づくにつれこの傾向は今後も続くでしょう。
少なくとも価格が下がる可能性は低いでしょうから、全国的に電線等の金属類が狙われる危険性が高そうです。

買取業者等に転売される際、正規の売買なのか盗品なのかの見分けがつきにくいようです。
また、感電の危険性があることから電気の知識がある者の犯行が多いと思われます。

最近は金属窃盗がニュースになることは少なくなってきましたがこれからは増えそうです。

電線窃盗の場合、田舎等で人が少ない地域、さらに深夜等無人の時間帯に犯行を行われるとそれを防ぐことが難しくなります。
パトロールを強化するとありますが人だけで行う対策には限界があります。
予算的なものもあるでしょうが防犯カメラ等機械の力を借りて対策を行うことができれば楽です。

また、電線窃盗だけでなく、暴力事件や恐喝、万引き、違法薬物の取引等、様々な犯罪の抑止力となりえます。
防犯カメラを設置して犯罪自体が激減したという効果は珍しいものではありません。
窃盗に限った対策ではなく、他の犯罪の対策という面での導入も考えてみてはいかがでしょうか。

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