防犯ブログ

  • 犯罪手口(寺社仏閣)
2017年07月07日 パワースポットで人気が出ると泥棒に狙われるかも?

熊本県警高森署は12日、窃盗の疑いで阿蘇郡内の自称アルバイトの男(52)を現行犯逮捕しました。
逮捕容疑は同日午前7時45分ごろ、高森町内の神社のさい銭箱から現金約2万8000円を盗んだ疑い。

この神社は森の中に灯籠が並ぶ参道が壮観で、近年は「パワースポット」として観光客の人気が上昇。
署によると5月末からさい銭盗の被害が相次ぎ、神社から被害届が出ていました。

12日は張り込み初日で、早速の成果に「神様がパワーをくれたのかも」と、署幹部も不思議な御利益を実感。
<6/13(火) 9:44配信 西日本新聞より>

パワースポットとして人気が出るとそれだけ泥棒にも目をつけられるかもしれません。
通常さい銭泥棒による盗難被害額は数百円、数千円程度の報道が多いように思いますが、今回は約3万円でした。

もっと強力なパワースポットとして人気があるところなら訪問客も多く、自然とおさい銭も増えるはずです。

さらにさい銭箱には普通防犯対策がとられていませんから、せいぜい南京錠など施錠している程度でしょうから泥棒にとっても犯行が行いやすい相手と言えます。

また、さい銭箱自体が歴史のある貴重な場合、それ自体がさい銭を盗む際傷付けられる恐れがあります。
現金の損害より箱の被害の方が被害者にとっては痛手となることもあります。

また、建物等に木材が使われていることが多い神社は火災の心配があります。
放火対策にも気をつけなければなりません。

さらに仏像や石像等、その神社の象徴とも言えるご神体自体の盗難や破損被害も何らかの対策が必要です。
そう考えると、犯罪とは無縁のような神社ですが、守るべきものがたくさんあるように思えてきませんか?

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