金庫破り
「金庫破り」とは
「金庫破り」とは、「侵入窃盗」の手口の一つで、夜、事業所、事務所などに侵入し、据付け金庫を破り、又は搬出して盗むものです。
金庫破り増加!
| H21 | H22 | 増減率(%) | |
|---|---|---|---|
| 金庫破り | 3,252 | 2,917 | -10.3 |
| 出店荒し | 23,007 | 20,465 | -11.0 |
| 事務所荒し | 18,032 | 14,796 | -17.9 |
表:警察庁の犯罪情勢の統計資料より
平成22年度において、「金庫破り」、「出店荒し」「事務所荒らし」共に対前年に比べ減少しています。「金庫破り」は対前年同期比10.3%減となっています。
金庫破り:外食チェーン店狙い100件か=金庫破り
閉店後のファミレスに侵入し、金庫から現金を盗む。動機は「ほとんどの店で間取りが一緒。売り上げの判断もできる」と供述。移動には音の静かなハイブリッド車を使っていた。(09.10)
金庫破り:男4人を逮捕/福岡
事務所荒らしを繰り返した男4人を逮捕。弁当販売店など3軒に侵入し、金庫から計約66万円を盗んだ。北九州市など県北部では昨年4月以降、100件以上の金庫破りや事務所荒らしが発生している。(09.10)
金庫破り:7人逮捕、被害10県に
飲食店やアパートに侵入し金庫破りなどを繰り返したとして、愛知県の男7人を逮捕した。昨年10月から全国10県で窃盗を繰り返し、現金や乗用車など約8700万円相当を盗んだ。(09.10)
「金庫破り」の発生場所

金庫破りの発生場所としては、約半数が会社・事務所で、次に飲食店、商店の順になっています。
平成12年〜16年では東京都が最も多く、次に愛知県、埼玉県。首都圏及び大都市圏で多く発生しています。
「金庫破り」の犯行形態と最近の傾向
- 組織化・・・金庫破りの55.7%が2人組以上の複数犯。6人組以上が4.5%。
- 来日不良外国人による犯罪が増加。
- 広域化・・・1都道府県以上で犯行を重ねたのが全体の29.7%(事務所荒しは10.1%、出店荒しは7.6%)
- 同じ地区で数件連続して発生。
- 逃走手段は車。80.1%が自己所有車両や盗難車で逃走。
金庫破りは複数犯で、車を使って広域に犯行を重ねている。 - チェーン店のスーパーストア、ファミリーレストラン、薬局などの同一業者を対象とした据付金庫の搬出、破壊被害が多発。(レイアウトが同じで、金庫保管場所も同じことが多いため)
- 電動工具や刃幅の広いバール、ジャッキなど破壊用具を使用。
- 警備会社システムが設置していることを承知して、警備員が到着前の短時間で金庫を搬出する。ストップウオッチを持参した見張り役がおり、5分経過すると犯行途中でもあきらめ逃走する。中には「3分勝負」の連続金庫破りも。
- 金庫内の手形、現金、商品券を盗む。通帳、キャッシュカードを使用して預金を引き出す。
- 金庫内に入っていた契約書や重要書類は金庫を持ち出した後、金庫とともに山中などに捨てられていることもある。
- 貴金属店の店舗壁を破壊して侵入し、金庫が破壊される荒っぽい手口も多発。「爆窃団」
- 一戸建て住宅やマンションへ侵入した空き巣の金庫破りも多い。
- 「警報器のついていない事務所」を狙った金庫破りも。
金庫の破壊手段
「扉こじ開け」が50%、 「金庫搬出」が15%となっています。
「金庫破り」に対する防犯対策
- 目的に合った「防盗金庫」を使用する。多く販売されている金庫は「対火金庫」であり、火災から書類などを守るためのものである。頑丈、壁が厚い、マグネット式錠前といったことは金庫破りができない理由にはならない。耐火金庫は防盗性は低く、工具などを使用すると容易にこじ開けられる。金庫を過信しない。
- 「破壊されない金庫はない」なんでも金庫の中に入れるのはやめる。
- 「手提げ金庫」は「保管容器」である。あくまでも「現金の出し入れに便利な一時的な保管容器」であることを認識する。
- 金庫搬出がしにくいように据え置き金庫の保管場所を設定する。
- 目たない場所に設置する。昼間来客や出入り業者が見ることができる場所には置かない。
- 周囲を壁などで覆い隙間をなくす。
- ドアから離れた位置の部屋の隅に設置する。
- 什器備品に囲まれていることも持ち去りにくい条件である。
- 金庫に対する攻撃の作業スペースを少なくする。
- ハンドリフトや台車などが入る空間を無くす。
- 金庫を設置した部屋に至る経路に、複数の施錠されたドアがあること。
- 夜間簡単に照明が点灯しないようにする。
- 床面に金庫をフォールインアンカーで固定する。
- 確実に金庫の施錠を行う。ダイヤル錠の場合には必ず右に3回以上回転させる。ダイヤル錠とシリンダー錠は双方の施錠をする。テンキー錠式、マグネット錠式なども確実に錠前する。
- 管理責任者を指定し、鍵を厳重に保管する。常時所持するか、保管に適した場所(キーボックス等)に保管する。自分の机の引出しやロッカーなどには保管しないこと。
- ダイヤル番号に関しては他の者には漏らさない。
- 建物への侵入そのものを防ぐために、防犯システムを設置する。(自主機械警備システムNEXT)
- 「見せる防犯」で、建物外部から防犯システムが完備していることを知らしめるセキュリティキーパーなどを設置する。
- 敷地内に侵入した時点、窓に近づいた時点で外周警備システムで検知し、音声で警告、音・光で威嚇撃退する。
- 窓や扉に窓扉開閉検知センサーを設置し、こじ開けられた瞬間にベルやサイレン、フラッシュなど音と光で威嚇撃退する。
- 室内に入ってきた侵入者には室内検知センサー(パッシブセンサーが検知し、ベルやサイレン、フラッシュなど音と光で威嚇撃退する。
- 金庫そのものの部屋にも室内検知センサー(パッシブセンサー)を設置するとともに、金庫の持ち出しを検知する金庫センサーを設置、夜間金庫のある部屋に侵入者があったり、金庫を持ち出そうと傾斜させるとベルやサイレン、フラッシュなど音と光で威嚇撃退する。
- 全ての侵入などの異常は、センサーが検知した時点で瞬時に予め定めた5箇所にまずメール送信して知らせる。其の後、5箇所に音声にて自動通報を行う。
- 金庫のある部屋には入退出管理システムを設置し、暗証番号やカード、指紋など登録した人間だけが出入りできるようにする。
- 防犯カメラを設置し、自主機械警備システムと連動させ、不審者の侵入があった場合には自動録画する。夜間照明がない状態でも鮮明な画像で録画できる赤外線照明内臓のスーパーディナイトカメラを設置する。
- 機械警備システム(警備会社へのオンラインシステム)を設置している場合でも警備員が駆けつける前の3〜5分以内で犯行を終了させる手口が多発しているため、過信せず、建物・扉・窓・金庫室への扉などの強化、その場で音が鳴る防犯ベルやサイレン・セキュリティキーパーの追加、フォグガードの霧による威嚇などを行うなど、トータルで防犯対策を行い、泥棒に犯行時間がかかるようにする。
(平成23年12月末現在)
- 全納入実績 186,436件
- 防犯設備士 553人
- 総合防犯設備士 69人
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