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2013年12月19日 被害は必ず起きるという考えでの「防犯対策」がとても重要

現在、原油高でガソリン価格が高騰している中、石油製品の原価も高騰し、消費者の購入価格も増加し始めています。その一方世界では、「金を出しても食料が手に入らない」という食料争奪戦が段階的に始まっています。

石油に代わる資源として、バイオ燃料の需要が増加しているなか、バイオ燃料に投資する資金の流れの影響で穀物類の価格が高騰しています。
その結果、お米や小麦の輸出を制限する国が徐々に出始めました。お金を出しても、食料を購入することが困難な状況になってきました。

そこで心配となるのは、力ずくでの食料争奪戦。
自分の食料は自分で守るような時代が訪れるような気がします。

このまま、お米や小麦の輸出を制限する国が徐々に増加すると、マイナスの影響が大きいのは輸入国の日本。食料を輸入することができなくなれば、食べるものがありません。
当然、お金を出しても食べることはできません。最悪の場合、少ない食料をみんなで奪い合うようなことになります。

今の日本、すぐに"キレル"事件が増加しています。
ここ数年、全体の刑法犯の件数は減少傾向にもかかわらず、暴行の件数は右肩上がりで増加しています。もし、近い将来日本が食料危機に陥った場合。
恐ろしいことになりそうな予感がします。自分の食料は自分で守る。
その考えは、自分の安全は自分で守ることに繋がります。安全は「予防」こそが重要です。
防犯対策も「予防」がとても重要です。

少し話は変わりますが、「予防」という考え方は、一般的に日本人は欧米と比べて少し違います。
欧米の場合、重大リスクによる緊急事態は必ず起きる。
日本の場合、重大リスクによる緊急事態は必ず防げる。

(綜合防犯設備士テキスト20ページより)

この考え方は一見似ているようですが、全く異なっています。

その考え方の違いは、数年前の尼崎でのJR衝突事故でも明らかです。
というのも、例えばアメリカの電車の車両は、事故は必ず起きるということが前提で車両は頑丈な造りとなっています。それに対し日本の列車の構造は、横からの衝撃に貧弱な造りとなっています。
その結果多くの方が亡くなりました。
もし、事故は必ず起きるという前提で車両を造れば、もっとたくさんの人の命を守れたはずです。

話をもとに戻しますが、「予防」の考え方ひとつで安全対策の度合いが異なるということです。
防犯対策も、侵入されてから対応するのではなく、入られないように対応する「予防」大切です。
防犯対策は被害は必ず起きるという考えでの「予防」がとても重要です。

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