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寺社仏閣の犯罪事情

寺社仏閣の犯罪事情

無住寺の仏像が狙われています!

長い歴史を持つ寺社・仏閣は、所蔵されている仏像や神像、絵画や工芸品、典籍などはもちろん、建築物そのものまで、日本がこれまで歩んできた歴史と文化を正しく理解するために欠かせない国民の財産です。

そんな貴重な文化財──特に仏像を狙った窃盗事件が、2003年ごろから全国で多発しています。中でも被害が多いのは、意外にも、住職が常駐していない無住寺です。
私たちは「有名な寺の重要指定文化財が狙われる」と思いがちですが、泥棒の考えは違います。誰もが知っているような有名な文化財は「これは盗品だ」と足がつきやすいため、「侵入し易い寺の、あまり知られていない仏像」が狙われ易いのです。盗まれた仏像は質屋やインターネットオークションなどで販売されています。

たとえ指定外の仏像であっても、信者の人々にとっては大切な心のよりどころです。「泥棒に狙われている」という危機感を持ち、しっかりと対策をしましょう。

又、屋内はもちろんのこと、海外からの観光客の中には、塀に落書きや油をまかれたり(器物破損)、放火、といった被害が発生しています。

寺社仏閣は犯罪者にとって犯行しやすい環境

泥棒や放火犯にとって、最も重要なことは「人目に付かず確実に逃げられること」。
神社仏閣は下記の通り、犯人にとって「犯行しやすい環境」であるということをぜひ認識し、少しでも防犯対策することが重要です。

  • 昼間に「観光客、参拝者を装って下見」が可能。誰にでも開放されている場合が多いため、いつでも下見や犯行を行うことができる。
  • 樹木に囲まれており、道路など外部からの見通しが悪く、死角があるため、犯行の姿が外部から見られにくい。
  • 夜間暗がりがあり、隠れたり犯行を行うのに適している。
  • 誰にでも開放されているため、たまたま誰かに出くわしても参拝者を装い逃げることが可能。
  • 大切な仏像や宝物、賽銭などが手に届くところに置いてあり、周囲に人目がない時間帯が多い。
  • 無住の寺社も多く、異常が発見されにくい。又、重要文化財以外の仏像は映像や記録が少なく足がつきにくい。
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