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中外日報(平成21年10月1日)
「寺社の防犯再点検 (7) 後を絶たぬ犯行」

深夜にも万全の防犯

近年、体感治安の悪化が指摘され続ける中、寺社を狙う悪質な犯行も後を絶たない。社会問題化しつつある仏像盗、賽銭泥棒、落書き、そして放火−。こうした被害を未然に防ぐには、不審者の侵入を断固阻止する手だてが欠かせず、防犯機器の導入が有効な対策として普及し始めている。

石川県小松市吉竹町の幡生神社は、賽銭泥棒が連続して発生したのを受け、防犯カメラの設置を決めた。

被害に遭った時間帯がいずれも深夜だったことから、暗闇での撮影も可能なデイナイト機能&tきカメラを採用。夜間の映像は白黒になるが、境内や賽銭箱周辺の様子をはっきり確認できるようにした。

加えて、カメラの映像を記録する録画装置は、大容量のハードディスクタイプを選んだ。一週間分以上の記録に対応し、万が一の事態には、必要な映像をDVDやUSBメモリーに書き出すことも可能。今年六月の設置以降、賽銭泥棒は発生しておらず、宮司や氏子らもほっと胸をなで下ろしている。

幡生神社の防犯システムは、同市矢田野町のセキュリティハウス中部特機(中橋勝美社長)が設計・施工した。潟Zキュリティハウス・センターの全国ネットには平成十五年の加盟。美観に配慮した施工技術の確立や、最新防犯システムの構築を通じ、石川県内を中心に安全な地域づくりを目指している。

セキュリティハウスのネットワークには現在、百二十六社が加盟。地元密着と侵入させない環境づくり≠モットーに掲げ、これまでに延べ千百件を超す寺社に防犯システムを納入している。

問い合わせはセキュリティハウス・センター本部企画室=電話075(584)6600。