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事務所の犯罪事情と防犯対策
事務所の防犯事情 事務所の防犯対策
 

事務所の防犯を考える時に、良く言われるのが「現金や金目のモノは置いていない」ということです。
こう考えて対策を取られていない経営者の方に対し、まず認識を変えていただくことが必要となります。
事務所への窃盗のことを「事務所荒らし」というように古くから侵入窃盗の対象となっています。
平成19年の「侵入窃盗発生場所別認知件数」(警察庁資料)によると、侵入窃盗の13.7%が事務所が対象となっているのです。(1位:一戸建て住宅37.1%、2位:マンション23.7%、3位事務所13.7%、4位:商店8.0%)

 
なぜ大金や貴金属など金目のモノがないのに事務所が泥棒から狙われるか
 

下記のようなことが上げられます。

  • 事務所は会社の休日には無人となり、侵入しても人に出くわす可能性が少なく見付かりにくい。
  • 事務所の業務が終了した後の夜間は無人のため人に出くわす可能性が少なく侵入しても見付かりにくい。
  • ビジネス街などは夜間無人となるため、大型の破壊機器を使用して少々音がしても誰も不審に思わない。
  • 日曜、祝日にはビジネス街はほとんど無人ビルとなり人通りが少ないので発見されにくい。
  • テナントビルなどの場合、人の出入りが比較的に自由なため、正面から堂々と入ることができる。
  • テナントビルの場合、一度テナントビルの中に入ると、複数の事務所を一度に狙うことができる。
  • 大金はなくとも、パソコン・ノートパソコンがあり、中古市場やネットオークションで換金できる。
  • パソコン内の個人情報などデータを販売することもできる。
  • 大型金庫の中に、預金通帳やカード、手形、小切手、株券・高速券・商品券など有価証券などがある。複数の窃盗団により数十キロの金庫ごと盗まれる場合も多い。
  • 新商品情報など機密情報を狙っての犯罪もある。
  • 従業員が退職しても鍵を交換していなかったり、鍵の置き場所やパスワード等を変更していないことが多い。その鍵を使用して侵入し犯行を行う退職者もいる。
 
盗まれるモノは現金だけとは限らない
 

現金、金庫、OA機器が上位3位を占めます。

  • 金庫を狙う場合は複数犯が多く、台車などを持ち込み金庫ごと数分で盗んでいる。
    ここ数年重さ100キロ以上もある金庫をそのまま屋外に持ち去る「金庫盗難」の被害も多い。
    被害額が数千万円を超える場合もある。
    金庫内に保管していた手形、株券、商品券など有価証券や、契約書、権利書、機密書類なども同時に盗まれてしまいます。
    短時間化しておりストップウオッチを持って5分で犯行をやめる窃盗団も多い。
  • パソコン・ノートパソコンは中古市場で換金可能のため狙われている。
    パソコン・ノートパソコンの盗難は、単にモノが盗まれた被害だけに留まらず、「個人情報漏洩」として大々的に新聞に取り上げられ、お詫びはもとより賠償問題に発展したケースもあり注意が必要。
    又、パソコンを盗まれたり破壊されたりすると、その中にあった経理・売上データや見積書、提案書など実際の営業活動に必要なデータが紛失といったことになり、被害は金額に置き換えられないほど大きなものになってしまいます。
    最近では内部の顧客データを取り出し市場に流したり、盗難元企業を恐喝する被害なども発生している。
  • 内部犯行で従業員や元従業員が休日に事務所に侵入し現金、データ・顧客名簿・新商品情報等を持ち出すといった犯罪もある。
  • 遺恨のあるものが侵入して異物を混入したり、備品を破壊したり、機密事項を持ち出しその企業をゆすったりといった犯罪もある。
  • 金属の盗難で、廃材や配線はもとより金属でできたものならなんでも盗まれる。
  • 駐車場に置いてある社用車やトラックが盗まれたり、備品が取られたり、ガソリンが抜かれるといった被害もある。
    中にノートパソコンを置いていて車上荒らしに遭い盗まれた被害事例も多い。
  • 事務所荒らしなどでは、特殊な器具を使う「ピッキング」やバールを使って侵入。
    金庫を持ち去るか、バールでこじ開け金品を奪う。
    「ピッキング」は、発見を遅らせるため、目立つドアだけに使う場合が多い。
  • 午前零時以降の未明の犯行が多く、数分で犯行終了。
    部屋の間取りや明かりのスイッチの位置など、入念に下見していた可能性もある。
  • 合鍵かピッキングの手口を使って忍び込み、備え付け金庫をバールのようなものでこじ開け、会社の運転資金を盗難。
    引き出しなどから現金数万円が盗まれた。
  • 事務所に忍び込み、海外に深夜から朝まで電話やインターネットを利用。後日電話の請求書が来て初めて被害を知ったケースもある。
  • 証券会社から顧客リストが流出、これを入手して同社から現金をゆすり取ろうとした男3人が恐喝未遂容疑で逮捕された。
    株主総会を翌月に控えた時期に訪問し、『世間にしれれば困るだろう。返したいが金額はそちらが決めてくれ。』と買い取りを求めたり、利益供与を持ちかけたりした。
  • 勤務先のパソコンから顧客データを盗み、医療機器輸入販売会社を恐喝した。
  • リストラされた腹いせに、元社員が事務所に侵入し、データ消去、備品破損させたり、放火する。
  • 侵入した結果盗るものが無かった腹いせに放火をしたり、事務所内を荒らす。
 
侵入手口
 

事務所への侵入窃盗は平成19年34,572件発生しており、
手口別には、ガラス破り(46.9%)、無施錠(16.6%)、施錠開け(7.7%)、錠破り(5.6%)となっています。
又、侵入場所では、表出入り口が37.8%、窓が35.3%、非常口が0.9%、その他の出入り口19.7%となっております。
つまり、出入口や窓から、ガラス破りや錠破りによる手口で侵入されるケースが多いということがわかります。

一般事務所における侵入手段と侵入口
 
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