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42件発生、札幌が過半数
読売新聞(12月13日付)「灯油盗難 続発」
 

業者装い屋外タンク標的

値上がりを続ける「灯油」が狙われている。 原油価格の高止まりで、道内の灯油価格は軒並み一g当たり100円を突破。 前年比で2割以上も値上がりしたが、道警のまとめでは、灯油の盗難事件が 今シーズンだけで42件発生、計約6万500gに上る大量の灯油が盗まれている。 道警では、盗んだ灯油を組織的に転売するプロの窃盗団が暗躍している可能性もあると みて本格捜査に乗り出した。

42件発生、札幌が過半数。  道警のまとめでは、9月以降、灯油盗難事件は道内各地で発生しているが、このうち 札幌市内では計28件と半数以上を占めた。 帯広市内でも6件起きている。 屋外に設置されたタンクから抜き取られるケースがほとんどという。

 今年11月には、札幌市豊平区の住宅で、屋外のタンクから灯油が 抜き取られる事件が発生。路上にはポリタンクで運んだ際、灯油がこぼれた跡が点々と残っており、 札幌豊平署は、近所の無職男を窃盗容疑で逮捕。 しかし、男が盗んだのは数10g程度の灯油で、最近急増しているのが、大量の灯油が 短時間に抜き取られる事件だ。

転売目的のプロ?

 道警のまとめによると、今シーズンで、これまでに一度で盗まれた灯油の最高量は 約5000g。 被害者は北広島市内の娯楽施設だった。 札幌市清田区の工場では10月中旬、屋外のタンクから計約850gの灯油が 抜き取られているのに気づき、札幌豊平署に被害届を出した。 タンクに破損の形跡がなく、給油口から抜き取られた可能性が高い。  大量の灯油をどうやぅって抜き取っていくのか。 灯油販売者は、「タンクローリーをタンクに横付けして、給油するふりをして 抜き取っていくのが自然」と指摘する。 タンクローリーの給油ノズルは、灯油を注入するだけでなく吸い取る機能も付いており。 「業者を装えば、誰にも気付かれずに灯油を盗み取ることは可能」とういう。

 捜査員は、「タンクからごっそりと抜き出すのは新しい手口で転売目的のプロとしかかんがえられない」 とみる。 盗難灯油の密売ルートの割り出しを勧める一方、夜間等のパトロールを強化して不審な タンクローリーなどが出没していないか警戒を強めている。

防犯錠が有効

防犯錠が有効 一般家庭でもできる「盗難ドロ」対策はあるのか。 最新型の屋外タンクは、給油口にあらかじめ防犯錠が付いているが、 古いタンクには鍵の備えがない。 このため、給油キャップに付ける兼用の防犯錠が有効だ。 札幌東区のホームセンター「ホーマック光星店」では、昨年までは取り扱っていなかったが、 11月頃から防犯錠が月30個のペースで売れているという。

一方、防犯システム会社「セキュリティハウスセンター」
(本社・京都市) の植村光代総合防犯設備士は、「人が近づくとセンサーで点灯する防犯サイトや 防犯カメラを設置するなど、外周警備を組み合わせるとより効果的」とアドバイスする。

灯油・ガソリン盗難対策

問合せは(株)セキュリティハウス・センター 本部
企画室=電話〇七五(五八四)六六〇〇=へ。 

 
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