防犯ホームメディア・新聞報道>中外日報(12月4日付 人生ジャーナル)『寺社を守る〜セキュリティーの現場から〜(3)』
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寺社を守る〜セキュリティーの現場から〜(3)
04.12.04  中外日報(12月4日付 人生ジャーナル)
 

泥棒、音と光大嫌い 警備システムは誇示を

 「ちょっとした出来心で」とは逮捕された窃盗犯がよく口にする言葉だが、実際のところ、窃盗犯の多くは何度となく犯行を繰り返す常習犯。捕まらないため万全の準備を整え完全犯罪をもくろんでおり、決して“出来心”の犯罪などとはいえない。
  窃盗犯がいかに入念に狙いを定めているかは、逮捕者を対象に実施されたある調査結果からも浮かび上がる。

 調査によると、犯行前に行なう下見の方法は、「昼間に徒歩または車や自転車でぶらつき、あたりをつける」「深夜徘徊し犯行場所を決定する」「セキュリティー・システムの有無を示すステッカー類を確認する」など。
 さりげなさを装いつつ、確実に金を手にする手口や逃走経路を具体的に想定しながら狙いを物色しているわけだ。
 つまり、窃盗犯にとっては、確実に侵入できる環境にあって見つかりにくいことが大前提。侵入を決断する理由として「侵入の際、外部から見えにくい」「周辺に人気がない」「建物内に人がいない」などが調査結果に見られることからも、窃盗犯の心理が透けて見える。
 こうした点をふまえ寺社において窃盗被害を未然に防ぐ有効な手立てを考えてみよう。

 最も効果的なのは“侵入しにくい”ことを知らしめること。具体的には、建物外部のできるだけ人目に付きやすい場所に侵入センサーやカメラ、人感ライト、威嚇用防犯ベル、サイレンなどの警備機器を設置、警備システムの存在を示す手段が有効だ。

 「泥棒は音と光が大嫌い」といわれるのも、窃盗犯が突然のベルやサイレン、ライトを極度に嫌うから。
  警備システムが導入されていることを示すステッカーやプレートを門や玄関に貼っておくだけでも、抑止効果や威嚇・撃退効果を確実に高めることができる。

 犯行のため周到な計画をめぐらす窃盗犯。警備システムの導入によって窃盗被害から身を守るためには、窃盗犯の心理の裏をかき、適切な場所に適切な機器を設置することを心がけたい。

 
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