防犯ブログ



窃盗

博物館から金塊1億6千万円盗んだ職員逮捕

自身が勤務する造幣局の博物館などからコインを盗んだとして55歳の元職員の男が窃盗の疑いで22日さいたま地検に追送検されました。
被害総額は1億6,800万円以上にのぼっています。

追送検されたのは、独立行政法人造幣局東京支局の元職員の男55歳です。

男は、2014年1月ごろから去年2月までの間、東京支局内から記念コインや純金の小判など、あわせて117点、時価およそ821万円相当を盗んだとして窃盗の疑いが持たれています。
これまでに重さおよそ15キロ、時価およそ6,300万円相当の金塊を盗み、去年6月に逮捕されたほか、支局内の収蔵庫や金庫から記念コインを盗み出すなど5回、追送検されていて、被害総額はあわせておよそ1億6,800万円あまりにのぼるということです。

県警捜査三課によりますと、男は特別ブースの展示に使うなどとうそをついて、金塊やコインを持ち出していたということです。
調べに対して男は、「FXの損失に充てるためにやった」と容疑を認め、質店で換金していたとみられます。
<テレ玉 3/22(水) 17:34配信より>

勤務先の博物館の収蔵庫や金庫に収められていた金塊や記念コインなどを特別ブースの展示に使うなどうそをついて持ち出し、質店で換金していたということです。
すぐに分かるうそをついての犯行ですが、追い詰められての犯行だったのかもしれません。

FXの損失に充てるためにやったということですが、FXでの損失分を取り戻したら質店から買い戻し、もとの収蔵庫や金庫に返す計画だったのでしょうか。
通常は収蔵庫や金庫に収められたまま長期間持ち出されることが無いということで犯行に及んだ可能性はあります。

定期的に複数人で保管状況・状態をチェックする管理体制がなければ、物がなくなった、盗まれたことの発覚がさらに遅れる危険性があります。

社員の内部犯行を疑うことはしたくありませんが、社員が盗もうとか持ち出そうという気、自体が起きないような体制にしておくことが望ましいのではないでしょうか。
その為には防犯カメラの設置は当然として、保管場所や建物への入退出の制限と履歴管理など、不審な行動がすぐに分かるような対策が必要です。

障害者施設に侵入して窃盗繰り返す 被害総額7800万円

障害者の共同作業所などを狙って金庫破りを繰り返したとして、京都府警は19日、窃盗容疑などで住所不定、無職の男(49)=同罪などで公判中=を追送検し、捜査を終えたと発表しました。
府警は318件(被害総額約7850万円)の犯行を裏付けたといい、男はうち7件で起訴されました。

府警捜査3課によると、男は夜間に共同作業所や介護福祉事務所の窓ガラスを割って侵入していました。
「共同作業所は警備が甘く、侵入しやすかった」と供述しているという。

送検容疑は平成22年12月~28年5月、京都や滋賀など14都府県の共同作業所に侵入し、窃盗を繰り返したなどとしています。昨年4月に京都市東山区の作業所に侵入し現金約88万円を盗んだとして、同5月に窃盗容疑などで逮捕されていました。
<産経新聞 1/20(金) 8:45配信より>

相模原の殺傷事件は記憶に新しいところですが、施設に保管している金庫を狙った窃盗犯の手口です。

障害者施設の共同作業所は警備が甘く、侵入しやすかったという供述もありますが、確かにあのような施設で侵入窃盗被害を想定することはあまりないでしょう。
それほど大金が置かれてないという盲点を突いた手口とも言えます。

1件辺りの被害金額が平均して20数万円ですから、泥棒側も一攫千金というより、警備が甘いという楽な環境で数をこなして稼ごうという考えでしょうか。
約6年間で14都府県で犯行を繰り返し、捕まらずに犯行が成功し続けていたのですからあながち否定はできません。

ここは狙われないだろうという油断や過信が思わぬ被害をもたらす危険性はあります。
色々な事態、状況、手口を想定し、それぞれにベストとは言えなくてもベターに近い対応ができるような対策・体制を構築できるようにすべきです。

現金より価値のある個人情報?盗難

千葉県松戸市の幼稚園で10日から11日にかけて事務所などが荒らされて入園願書が盗まれ、松戸東署で窃盗事件として調べています。

同署によると11日午前7時35分ごろ、同市金ケ作のさつき幼稚園から「窓が壊され、園の中が荒らされている」と110番通報がありました。
事務所の書庫室などに保管していた過去の入園願書約110枚が盗まれていました。

登園した送迎バスの運転手男性が、窓が破られているのを発見。
施錠した10日午後5時以降に侵入されたとみられます。
<千葉日報オンライン 1/13(金) 11:50配信より>

園児の入園願書という個人情報は現金より価値があるのでしょうか。
それとも事務所に侵入したけれども金目の物が見当たらなかったのか、それとも幼稚園を困らせてやろうと恨みがあるのか、泥棒の目的はありませんが、現金より価値があると判断した可能性はあります。

入園願書には入園志望など泥棒にとって関係のない情報もあるでしょうが、それ以外に自宅の住所や電話番号、両親の職業や年収等も記載されているかもしれません。
その情報を基に自宅への侵入を企てる者がいるかもしれませんし、それらをリストにしてダイレクトメール業者に売ろうとしているのかもしれません。

新聞、テレビ、雑誌等でビッグデータをどのように活用するか、という内容を目にすることが増えてきていますが、これからはまさに情報の時代です。
情報をうまく活用する者が生き残れるように思います。
それだけ情報の価値が高まり、犯罪者にとってもターゲットになるのです。

盗まれて困るような物はないという考えはもう古いかもしれません。
個人情報を悪用されると思いもしない被害を被る可能性があります。
物理的な防犯対策だけでなく、目に見えない情報を守るための対策も考えなければなりません。

千葉 住宅から現金2億5千万円、金の延べ棒6本盗まれる

千葉県警市川署は6日、同県市川市内の自営業の男性(55)方の2階建て住宅で、現金2億5千万円、ドルなどの外国通貨約1千万円相当分、金の延べ棒6本(時価1400万円相当)、腕時計などが盗まれる空き巣被害があったと発表しました。
被害総額は現金を含め2億7700万円相当。
同署が窃盗事件として捜査しています。

同署によると、5日午後6時10分ごろ、帰宅した男性の妻(51)が、1階の掃き出し窓が割られ、室内が荒らされていることに気付き110番通報しました。
自宅は午後3時10分ごろから約3時間無人だったようです。

現金は2階の書斎の机の下の紙袋に入っており、金の延べ棒は机の引き出しの金庫に入っていました。
男性は現金について「仕事のために自宅で保管していた」と話しているという。
<産経新聞 1/6(金) 17:38配信より>

一般住宅の窃盗被害としてはあまり例のない高額被害ではないでしょうか。
2億5千万円もの現金を自宅に保管していたこの自営業の男性の職業にも関心が集まりそうです。

この住宅の防犯対策の有無等は不明ですが、もし何も対策をしていなければあまりにも危険な状態であったと言わざるを得ません。
防犯センサーや防犯カメラの設置など数十万円から百数十万円の費用が掛かることは珍しくありませんが、その費用をケチったとしたら悔やんでも悔やみきれないでしょう。

もちろん、事前に防犯対策を講じていたからといって、今回の被害に遭わなかった可能性は100%にはなりません。
100%完璧な対策は存在しませんから同様に被害に遭っていた可能性はあります。
ただ、被害に遭う可能性の減少、もっと被害額を抑えることができた可能性は高かったと言えるでしょう。

現金は書斎の机の下の紙袋に入っていたということですからこれは容易に持ち去ることができます。
また、金の延べ棒は机の引き出しの金庫の中に入っていたということですから、金庫ごと盗むことも、その場で壊すなどして開けることもできたかもしれません。
これらの弱点を補うことができれば、少なくとも泥棒に気持ちよく仕事をさせることはなかったでしょう。

今回の泥棒がこの被害者を最初からターゲットにしていたのなら別ですが、防犯対策がされていない家を物色し、入ってみたらびっくり、こんな大金と金を手に入れることができたなんて・・・今はそう考えているかもしれません。

もし自宅が被害に遭ってしまったらどのくらいの被害額になるか、一度計算してみてはいかがでしょうか。
そうすると、それを防ぐことができる可能性が高まる防犯対策の値段が高くないことが分かるかもしれません。

関西で急増 コインパーキングの精算機焼かれる

コインパーキングの精算機を壊して現金を狙う窃盗事件が関西各地で続発しています。
大阪を中心に、兵庫の都市部でも被害が確認され、兵庫県警の捜査員は「ジュースやタバコの自動販売機に比べ、一定の売り上げが見込めるためではないか」との見方を示します。
運営会社は現金被害に加え、修理や防犯対策の出費も余儀なくされ、頭を悩ませています。

8月上旬、尼崎市に住む自営業の男性(39)はドリルの音で目が覚めました。音がするのは、自宅横に所有するコインパーキングの方向。「工事かな」と思ったようですが、時刻は午前5時前。外へ出ると、マスクに帽子姿の男が車を急発進させました。間一髪で現金が盗まれるのは免れましたが、精算機の鍵部分が壊されていました。

大阪や兵庫でコインパーキングを管理運営する「イチネンパーキング」(大阪市)によると、被害は今年6月ごろから急増。昨年度は1年間で15カ所でしたが、今年は4~10月に西宮、芦屋市など県内8カ所を含め、計58カ所が被害に遭いました。

中には壊されたのが背面の一部だったため、気付かずに数日間紙幣を抜き取られた被害も。同社の社長は「部品交換や休業に伴う損失もある」と憤り、この間の損害は総額2千万円を超えました。

県警によると、コインパーキング精算機を対象にした被害件数はまとめていませんが、同様の事件が多発する大阪府では、府警の集計で6月に約140件の窃盗事件が発生。以降も月40件前後のペースで推移しています。

手口としては、深夜から未明にかけ、主に駐車場の奥に設置された精算機が荒らされます。鍵の周辺をバーナーで溶かしたり、電動工具で背面を切ったりしてこじ開けるケースが目立ちます。

イチネンパーキングは自衛策として、精算機の周囲にこじ開けるのを防ぐ金属棒を複数取り付け、売り上げも小まめに回収する。業界団体「日本パーキングビジネス協会」(東京)の担当者は「極めて短時間の犯行で、集金のタイミングを把握している可能性もある」とみています。
<神戸新聞NEXT 11/24(木) 7:30配信より>


コインパーキングに防犯カメラを設置するところが増えています。
自動車の盗難防止・いたずら防止対策や精算機の現金の盗難防止対策が目的でしょう。
ただ、泥棒側としても防犯カメラがついていることは想定内でしょうから、自分の顔が映らないようにマスクや帽子を深くかぶるなどし、またカメラの死角を狙って犯行を行います。

自動販売機に比べ、コインパーキングの精算機の中には現金が多く入っているようです。
都会だと1回の駐車で数千円料金が掛かるところもあるでしょうから、それにスペース分の台数を掛けると相当な金額になります。
自動販売機と精算機、どちらもこじ開けたり、破壊する手間を考えると、精算機の方が得られる現金が多いので人気なのかもしれません。

防犯カメラがついていないとさらに狙われやすくなります。

深夜のコインパーキングに普通は人はいません。
酔っ払った人がそのまま運転することは少ないでしょうし、そこまで遅くなったら車はそのままにして翌朝以降とりにくるでしょう。
車を出す人も停める人も少ないということは、ほぼ無人状態が長く続くということです。
これは犯罪者にとって窃盗を行う絶好の時間帯になります。


破壊されにくい精算機、現金が取り出しにくい精算機、無理やり開けようとするとセンサーが発報・通報する精算機を開発・導入するなど、防犯カメラ+アルファの対策が必要になってきています。

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