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2017年08月25日 福島県警の定義 合計1万円以上の窃盗を「爆盗」

ドラッグストアなどで高額商品を大量に盗む「爆盗(ばくとう)」が増加していることが25日、県警のまとめで分かりました。
県警は合計で1万円以上盗まれる窃盗事案を「爆盗」と定義しており、今年1~6月で42件、計442万円の被害があったという。
前年同期比では34件増加し、被害額は370万円増えた。

県警によると、被害1件当たりの平均被害額は10万5238円で、最高被害額は38万2000円だったという。
見張り役など役割分担した複数人で店舗を訪れ、リュックや買い物かごに商品を詰め込み、逃走しているという。
大型店舗でひげそりの替え刃や哺乳瓶などが盗まれる被害が目立っているという。

県警は捜査3課などが中心となり、摘発に向けて捜査に力を入れている。
被害の通報を受けた場合は県警生活安全企画課が各ドラッグストアでつくる県ドラッグストアチェーン等防犯ネットワークに連絡、犯行状況などの防犯情報を共有し注意を呼び掛けている。
<7/26(水) 10:45配信 福島民友新聞より>


新たな犯罪の手口と言いますか、新たな窃盗の定義として「爆盗」という言葉が今後広まるかもしれません。
福島県警の定義では、合計1万円以上の窃盗事案を「爆盗」としているようです。
「合計」としているところがミソのような気がしていて、単に2万円の商品が1点が盗まれてもそう言わず、安価な商品を大量に盗む手口の方を指すのではないでしょうか。

扉等を破って侵入し窃盗を行う事件よりも、営業時間中の万引き事件の中で大量に商品が盗まれる事件のことを言うのかもしれません。
十年以上前かもしれませんが、宝石貴金属店を始めとして「爆窃団」という壁等を破壊して侵入する手口が流行したことがありましたが、「爆」という漢字がつくと荒々しい、激しいイメージになります。

安価な商品が大量に盗まれることは店側にとって激しいダメージを負うことになります。
最低でも盗まれた数以上を販売しないと利益を取り返すことができませんから大きな問題です。

数百円の被害が積もりに積もって店の経営に深刻な影響を及ぼす可能性も見据えての防犯対策が必要です。

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