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2017年01月20日 現金より価値のある個人情報?盗難

千葉県松戸市の幼稚園で10日から11日にかけて事務所などが荒らされて入園願書が盗まれ、松戸東署で窃盗事件として調べています。

同署によると11日午前7時35分ごろ、同市金ケ作のさつき幼稚園から「窓が壊され、園の中が荒らされている」と110番通報がありました。
事務所の書庫室などに保管していた過去の入園願書約110枚が盗まれていました。

登園した送迎バスの運転手男性が、窓が破られているのを発見。
施錠した10日午後5時以降に侵入されたとみられます。
<千葉日報オンライン 1/13(金) 11:50配信より>

園児の入園願書という個人情報は現金より価値があるのでしょうか。
それとも事務所に侵入したけれども金目の物が見当たらなかったのか、それとも幼稚園を困らせてやろうと恨みがあるのか、泥棒の目的はありませんが、現金より価値があると判断した可能性はあります。

入園願書には入園志望など泥棒にとって関係のない情報もあるでしょうが、それ以外に自宅の住所や電話番号、両親の職業や年収等も記載されているかもしれません。
その情報を基に自宅への侵入を企てる者がいるかもしれませんし、それらをリストにしてダイレクトメール業者に売ろうとしているのかもしれません。

新聞、テレビ、雑誌等でビッグデータをどのように活用するか、という内容を目にすることが増えてきていますが、これからはまさに情報の時代です。
情報をうまく活用する者が生き残れるように思います。
それだけ情報の価値が高まり、犯罪者にとってもターゲットになるのです。

盗まれて困るような物はないという考えはもう古いかもしれません。
個人情報を悪用されると思いもしない被害を被る可能性があります。
物理的な防犯対策だけでなく、目に見えない情報を守るための対策も考えなければなりません。

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