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2016年10月

全国の温泉地めぐり 10ヶ月で700万円盗んだ男逮捕

道後温泉に有馬温泉など、全国有数の温泉地をめぐり、行く先々の旅館で客の現金を盗んだとして69歳の男が逮捕されました。
その手口とは?

窃盗の疑いで逮捕されたのは住所不定の建設作業員の男(69)で、今年4月豊岡市内の温泉旅館で現金8万円入りの客の財布を盗んだ疑いです。

警察によるとその手口はこうです。
昼過ぎに観光客を装って、旅館に侵入。廊下に置いてある浴衣に勝手に着替え、ある「時間」を待ちます。
その「時間」とは・・・宿泊客が夕食に出かける時間帯です。
旅館ではその間に、仲居さんが布団を敷くため部屋の鍵を開けていて、登川容疑者は仲居さんがいなくなった隙に浴衣姿で忍び込み、財布などから現金を盗んでいたというのです。

その後の調べで、男は去年8月の下田温泉をはじめに全国、津々浦々の温泉地をめぐっていたことが判明、10か月で約700万円を盗んだと見られます。
しかも有馬温泉の旅館では、一度に約170万円を盗んだということです。

「有名な温泉地には大きな旅館があり、紛れ込みやすかった」と供述しているといいますが、警察によりますと男は温泉に入ることも旅館に泊まることもなく、大阪市西成区のカプセルホテルなどを拠点にしていたということです。
<毎日放送 10月12日(水)20時0分配信より>

全国の温泉の入浴客をターゲットに盗みを働いていた男が逮捕されました。

入浴中は誰もが裸になります。
貴重品はロッカー等に保管し、その鍵だけを腕につけて入浴します。
ロッカー等がない古い旅館の場合、宿泊部屋やフロント等に貴重品を預けることはあるでしょう。

ただ、面倒だと感じる人や宿泊せずに入浴だけの人は脱衣所のかごに脱いだ衣服とともに財布やスマホなどを置いている場合もあるでしょう。
短時間だから大丈夫だという油断もあったかもしれません。

その隙も狙われる犯行です。
しかも全国の温泉地を巡っての犯行ですから次々に犯行場所を移すため警察も警戒しにくかったのではないでしょうか。

また、宿泊客が夕食に出かける時間帯を狙い、仲居さんが布団を敷くため部屋の鍵を開けていることも把握しています。
浴衣姿なので仲居さんや旅館の従業員と出くわしても宿泊客を装えば問題ありません。
和風な建物の場合、防犯カメラがついていないところもあるでしょうからよく考えられた手口です。

旅館側の防犯対策や社内体制の見直しも必要でしょう。

廃品回収業者装い泥棒 裕福そうな家狙う

廃品回収業を装って留守の家を探し、現金700万円などが入った金庫を盗んだとして男が逮捕されました。

警視庁によると窃盗・住居侵入の疑いで逮捕された無職の男(66)は今年1月、既に逮捕・起訴されている知人の男と共に栃木県鹿沼市の女性(87)の家に侵入し、約700万円の現金や通帳などが入った金庫を盗んだ疑いがもたれています。

男は廃品回収業を装い、裕福そうな家を訪問し、不在で無施錠だった女性の家で犯行に及んだという。

調べに対し「盗んだ金で高級外車を買い、その他は生活費に使い今はもうお金はありません」などと容疑を認めているという。
<日本テレビ系(NNN) 10月7日(金)10時45分配信より>


廃品回収業を装う泥棒がこれから増えるかもしれません。

廃品回収業者なら回収のためにゴミ捨て場などをうろうろしても怪しまれませんし、大量の盗品をトラック荷台に積んで走行しても不自然ではありません。

裕福そうな家を狙い、さらに家人が不在、無施錠の家をターゲットに考えたようです。
裕福そうな家、家人が不在の時間があるというのはどうしようもありませんが、無施錠は簡単になおすことができます。

また、防犯システムや防犯カメラが設置されていればターゲットになる可能性はさらに低かったでしょう。


色々な泥棒がいます。
泥棒を職業にしている者、お金に困って犯行を計画する者、食べることにも貧窮してやむを得ず犯行を行う者、小遣い稼ぎや遊び半分で犯行を行う者。
動機は様々ですが目的は一つお金を手に入れること。
そして、警察には捕まりたくない、刑務所には入りたくないというのはほぼ100%共通していると思います。
(高齢者の犯罪者で刑務所の方が衣食住が保障されていると考える者もいるようですが)

防犯対策がされているということはそれだけ犯行が成功する可能性が低くなり、そして自分が捕まるリスクが高まります。
犯罪者が防犯対策の有無を重要視するのは当然の結果です。

彼らが嫌がる環境の構築こそが効果的な防犯対策です。

掘りごたつ式の客席に隠れ、閉店後現金盗む

大手チェーンの居酒屋に忍び込んで現金を盗んだとして警視庁は、住居不定、無職の男(34)を窃盗などの疑いで逮捕し、26日発表しました。
「店員が帰るまで掘りごたつの中に隠れていた」などと手口を説明しているという。

捜査3課によると、逮捕容疑は7月7日未明、閉店作業中だった東京都荒川区東日暮里3丁目の居酒屋の入り口から、店員に気づかれないように侵入。
掘りごたつ式の客席の足元に約2時間隠れ、店員が帰宅した後、現金約8万6千円を盗んで逃げたとされます。

被害に遭ったのは全国展開するチェーン店。
男は「系列店でアルバイトした経験があり、金がある場所を知っていた。青森、東京、京都、大阪などで15回くらいやった」と話しているという。
<朝日新聞デジタル 9月27日(火)8時46分配信より>


居酒屋やレストランの掘りごたつ式の客席は、足を伸ばせてお客様のことを考えた良いアイディアだと思ったのですが、泥棒がそこを悪用するとは考えていませんでした。

店内に忍び込み、掘りごたつの中に隠れ、店員が帰った無人の状態で犯行を開始するという手口です。
トイレの中や関係者以外立ち入り禁止の事務所や休憩室は退社時に人がいないかチェックしているところも多いでしょう。
今後は掘りごたつなど人が隠れられそうなポイントは全てチェックするように社内で徹底すべきです。

ただ、閉店作業中の店の入り口から店員に気付かれないように侵入していますが、お客様が帰って閉店作業を開始したら店の出入口は施錠するなどすぐに実行できる対策は行うべきです。
暗闇でも映像を記録できる暗視カメラなどを設置し、仮に侵入を許しても犯行を抑止するための対策は講じるべきです。


また、チェーン展開している店舗は金庫の保管場所や保管方法が共通しており、一旦破られると、他の店舗も含めて連鎖反応のように被害に遭うということがあります。
犯罪者に対して強力な防犯対策でどこの店舗でも効果を発揮するものであれば良いのですが、特に目立った防犯対策もなく、チェーン店舗ということで同じような体制のところは危険です。

被害に遭われた後、味をしめた犯人が再びその店舗を襲うというケースもありますので防犯対策も日々アップデートが必要でしょう。

終電に乗って現場へ、深夜の無施錠住宅狙う

県警捜査3課などは20日までに、群馬を含む5県で窃盗を繰り返したとして、東京都小平市小川東町の無職の男(37)=常習特殊窃盗で公判中=を前橋地検太田支部に送致しました。
今回で5回目の送致。

同課によると、男は平成21年10月上旬から今年5月21日までの約7年間にわたり、群馬、栃木、茨城、埼玉、神奈川の5県で無施錠の住宅に侵入、合計で現金約4900万円、財布など約100万円相当を盗むなど379件の窃盗を行ったという。
男は在来線の終電で各都県へ行き、住人が寝静まった深夜、犯行に及んでいました。

男は同年5月21日に邑楽町の住宅への住居侵入容疑で逮捕され、6月8日には窃盗容疑で再逮捕されていました。

調べに対し容疑を認め、「生活費や遊興費のためにやった」と供述していた。
<産経新聞 9月21日(水)7時55分配信より>

記事によると、平成21年10月から平成28年5月までの約7年間での犯行です。
被害総額4900万円、400件弱の件数です。
総額は高いですが、1件あたりの被害額は10万円ほど、年間で700万円ですから一般のサラリーマンの年収より多いぐらいの被害です。
遊興費というより生活費がメイン、この泥棒を仕事にしていたような感覚でしょうか。

平均すると1件あたり10万円ほどの被害ですから、そんなに大きな被害でもなく、もしかすると被害額が少ない家では被害届も出していないところもあるかもしれません。
大きな損害を出して大きく騒がれること、警察でも大規模な捜査を行われることを避け、細く長く稼いでいたのかもしれません。

終電で住宅に行き、住人が寝静まった深夜に建物内に侵入していたということです。
建物内に人が居る状態での犯行を繰り返していたということですから非常に大胆です。
住人と出くわす危険性もありますからその対策として武器を所持していた可能性もあります。

人が家に居る間は安心と考えている人が多いと思いますが、泥棒によっては逆手にとって大胆に侵入を試みる者もいます。
在宅の間も人が居ない部屋やエリアを防犯センサーで警戒する対策が効果的です。

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