防犯ブログ

  • 侵入手口(医院)
2016年08月26日 「入院病棟なら簡単に入れた」 病院荒らしに注意

病室から財布などを繰り返し盗んだとして、大阪府警捜査3課と天王寺署は9日、窃盗容疑で住居不定の無職の男(45)を逮捕、送検し、28件の犯行(被害総額207万円相当)を裏付けて捜査を終えたと発表しました。
「入院病棟なら簡単に入ることができた。借金返済やパチスロに使う金が欲しかった」と容疑を認めています。

送検容疑は2月19日午後、大阪市天王寺区筆ケ崎町の病院で、病室の貴重品入れから女性患者(67)の財布を盗み、女性のキャッシュカードで現金103万円を引き出すなど、昨年10月上旬~今年4月下旬、大阪市内の病院を中心に、病室で盗みを繰り返したとしています。
<産経新聞 8月9日(火)16時40分配信より>


病院、その中でも入院病棟なら簡単に入ることができたというのが泥棒の証言です。

受付やナースステーションで誰がいつ見舞客や面会人として訪問したかという記録はどこの病院でもとっていると思います。

ただ、嘘の情報が書かれていても分からないでしょうし、また複数の見舞客が訪問した際、人数まできちんと記録しているかは疑問です。
また、入室後、別の部屋に移動することができる病院もあるでしょうから難しい問題です。
看護師さんも忙しい仕事ですから見舞客のことまで考えていられないというのが正直なところでしょうか。

病院という場所柄、患者さんの立場ではまず第一は自身の健康問題です。
それ以外のことは二の次になるのは当然です。
自分の財布等金品が盗まれるということは最初から考えていないでしょう。
犯罪者はその隙を狙っています。

盗難が発生した病院というのはイメージが良くありません。
今は患者さん側も色々な病院や医師を自分で選択しようという動き、考え方が徐々に拡がっています。

お医者さん=先生、間違ったことは言わない、絶対的な存在から、患者さん=お客様という考えのお医者さんも増えつつあると思います。
病院も客商売であると発言していた人をテレビで見たことがあります。

病院や医師の評判もインターネットという世界で誰もが共有できる時代になりました。
評判の良い医師には誰もがかかりたいと思うでしょうし、逆に評判の悪い医師は致命的になる可能性があります。
それが個人病院の場合だと商売を続けられるかどうかという問題にも発展しかねません。

病院も様々な問題を抱えています。

加盟企業専用ページはこちら