防犯ブログ

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2016年07月05日 苦労して金庫盗むも中身は書類だけ・・・

富士市内の電気工事業の会社事務所に侵入し、金庫1個などを盗んだとして、牧之原署は20日、建造物侵入と窃盗の疑いで、同市内に住む建設作業員の男=当時(19)=を逮捕しました。
男は容疑を認めています。

逮捕容疑は昨年9月4日から同7日の間に、他2人と共謀し、同市内の電気工事業の会社事務所に侵入し、金庫1個など(時価計約5千円)を盗んだとされます。

同署によると、金庫には会社の書類しか入っておらず、現金や貴重品は入っていなかったようです。
金庫は約100キロほどの重さで、その後付近の水路に捨ててあったところを発見されたという。
<産経新聞 6月21日(火)7時55分配信より>

3人で苦労して金庫を盗み出し、いざ開けてみると中には会社の書類だけだった・・・。
泥棒にしてみれば割に合わない結果でしょう。

しかもその金庫は時価5千円ということですから、転売してもお金にはならないものでした。

被害に遭った会社としては不幸中の幸い、被害金額としては低いかもしれませんが、その盗まれた書類が重要なものだったとしたら・・・。

例えば、会社の土地や建物の権利書や重要な契約書類、小切手や為替、手形など、現金でなくても価値のある書類はたくさんあります。
また、自社の情報ではなく顧客情報等の場合、それが流出したことによって管理責任を問われる可能性もあります。
仮に泥棒に盗まれた場合でその会社に直接の原因がなかったとしても、保管状態や管理体制、防犯対策に問題はなかったのかなど責任を追及されることも有り得ます。

今回の事件を良い糧とし、このような事件が起こらないよう、また万が一起こったとしても最小限の被害・影響に留まるような対策を講じるべきです。

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