防犯ブログ

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2015年09月15日 川崎 老人ホーム転落事件 職員の窃盗・虐待も

神奈川県川崎市の介護付き有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で昨年11~12月にかけて、87歳男性、86歳女性、96歳女性が相次いで転落死した事件は、川崎市も指摘するように「不自然」すぎます。
施設の向かいに住む男性に話を聞くと、「(86歳の)女性が転落した夜、男女の口論を聞いた。その後ドスッという音がした」という。

この施設では今年5月に20代の男性職員が女性入居者の現金数万円を盗んだ疑いで逮捕され、懲戒解雇されていました。
職員は転落事故が起こったいずれの日も当直に入っていましたが、本人は転落死への関与を否定。
本誌の直撃取材に対しても、「一切お話しできません」というばかりでした。

「Sアミーユ川崎幸町」で起きていた問題はこれだけではありません。

「今年5月には、入居者の家族からの通報により聞き取り調査を行なった結果、4人の男性職員が虐待に関与していたことが判明。
『死ね』などの暴言を吐くほか、頭をゲンコツで殴るという暴力もあったようです」(施設を管轄する川崎市高齢者事業推進課の課長)

前出の男性職員が入居者への窃盗を繰り返したのも、職員なら誰でもマスターキーで入居者の部屋に出入りできる状況にあったからです。
管理体制がずさんだったというほかありません。

さらに今回の事件では、川崎市の対応にも疑問が残ります。
市側は、「1件目と2件目の転落事故の報告後、いずれも施設長に口頭で再発防止の指導をした」(前出・課長)と説明しますが、市も「不自然」と認める事故を前にして口頭注意だけで済ませていたのは明らかにおかしい。かつて介護施設を運営していたノンフィクションライターがいいます。

「施設は地域の評判を気にして不祥事を隠そうとするし、自治体側もおざなりな対応しかしないケースが多く、介護施設はブラックボックスになりやすい。さらに家族が無関心なことも多いので、まさに"姥捨山"と化す施設が増えています」
<NEWS ポストセブン 9月14日(月)7時6分配信より>

老人ホームでの不審な転落事件がワイドショーなどで騒がれていますが、昔から一部の施設では職員による入居者への暴言や暴力行為が行われていたのは事実でしょう。
海外などで防犯カメラの映像が流れることがあります。

また、老人ホーム=職員による虐待が行われている、というイメージを少なからず持っている人もいるでしょう。
もちろん多くの老人ホームではそのようなことが行われていませんし、許されることではないでしょうが、一部の悪いイメージが強いせいでしょう。

今後、高齢化社会はますます拡がり、様々な形態の施設が出てくるでしょう。
そこでは全ての老人が快適に暮らせることを、本人にも、そして家族にもアピールすることが必要です。
それを手助けになるのが防犯カメラです。

あらゆる箇所に防犯カメラを設置します。

外部からの侵入者対策はもちろんのこと、内部の施設利用者の安全・安心のためです。

また、そこで働く者や出入する業者もそこで何か悪いことを行おうとしても防犯カメラが邪魔になります。
そのような考え自体が起こりにくくなるかもしれません。
防犯カメラの抑止効果です。

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