防犯ブログ



2015年5月

茨城 今年初、メロン窃盗事件発生

27日午前11時35分ごろ、茨城県鉾田市箕輪のメロン農家の男性(60)から「ビニールハウスからメロンが盗まれた」と110番がありました。

鉾田署員が駆け付けたところ、男性のビニールハウスから収穫直前のアンデスメロン約130個(時価9万1000円相当)が盗まれていました。
同署が窃盗事件として調べています。
同署管内ではメロン盗難が例年数件起きていますが、今年は初めて。

同署によると同日午前11時半ごろ、男性がメロンを収穫しようと自宅から約1キロ離れたハウスに行ったところ、盗まれているのを発見。
鍵はなく出入り自由で、つるを刃物のようなもので切られていました。
男性が25日午前8時半ごろに確認した際には、異常はなかったという。

県産地振興課によると、茨城県はメロンの出荷量全国1位で、県内市町村別では鉾田市がトップ。
県はメロンの出荷がピークになる5~6月を「ハッピー・メロン・シーズン」と名付け、PR活動などに力を入れています。
<毎日新聞 5月27日(水)19時19分配信より>


防犯対策がされていない田んぼ、畑は他にいくらでもあると思います。
むしろ防犯対策が講じられているところの方が少ないでしょう。
泥棒にとっては非常に有利な材料、条件です。

泥棒からすれば、防犯対策がきちんとされているところで、自分のリスクを覚悟に犯行を行うより、無体策の別の場所を探し、そちらで犯行を行う方が安全で確実です。

逆に言えば、事前の防犯対策をしておけば、泥棒から狙われにくくなることが分かります。
これも間接的な防犯対策の効果の一つです。

勤務先の100円ショップから現金120万円盗んだ男逮捕

勤務先の100円ショップのレジなどから現金を盗んだとして、兵庫県警垂水署などは19日、窃盗容疑で、三重県鈴鹿市の無職の男(22)を逮捕しました。

同署によると、「金に困っていた」などと容疑を認めているという。

逮捕容疑は、昨年8月21日午後~22日午前の間、当時アルバイト店員として勤務していた神戸市中央区東川崎町の100円ショップ「Seria神戸ハーバーランドumie店」で、レジや金庫から現金約120万円を盗んだとしています。
<産経新聞 5月20日(水)8時38分配信より>


勤務先の100円ショップから現金120万円を盗んだ男が逮捕されました。
100円ショップで120万円を盗んだということですので、単純計算で商品1万2千点相当になります。
商品の代金以外も含まれているでしょうが、1万点以上の商品が盗まれたら大変な被害です。
100円ショップで120万円以上の売上をあげようと思ったら1万2千点以上販売しなければなりません。

この計算は仕入が0円の場合ですから、実際には何十万点も販売しなければならないということになり、そう考えると今回の事件の被害額の大きさが分かります。

100万円もの現金を店舗内に置いたままにしておくことも危険です。
当たり前のことですが、こまめに金融機関の預け入れを行い、必要最低限の現金(釣り銭等)以外は置いておかないような体制をつくるべきです。
仕入先等への支払いを毎回現金で行っているところも少ないでしょうから、使う必要のない現金は金融機関に預け入れましょう。

また、従業員(アルバイト)や出入業者の内部犯行や不正対策として、防犯カメラや入退出管理の防犯システムの設置も検討すべきでしょう。
一緒に働いている仲間を疑うのは誰しも嫌なことですが、人間、環境によっては良からぬ考えを抱いてしまうものです。

ずさんな管理を目の当たりにすると、もし自分が盗んだとしても気付かれないのでは?という考えから、犯罪者へと変貌してしまう人がいます。
最初から盗む気持ち、犯罪を犯す気持ちで勤める人はいないでしょう。
どこかで犯罪に気持ちが揺さぶられ、行動に移してしまうのです。
それを事前に、未然に防ぐ抑止力として防犯カメラなどの対策が役に立ちます。

フランス 動物園から希少な猿17匹盗まれる

フランス中部ボーバルの動物園から9日、希少なサルのゴールデンライオンタマリン7匹とシルバーマーモセット10匹が盗まれ、警察が全土を捜査しています。
サルはいずれもブラジル政府の所有。

窃盗団は、監視カメラや夜間巡回の隙を突いてガラス窓を破る手口を取っており、政府は「専門家」の仕業とみています。

サルは餌について特殊な対応が必要なほか、1匹はしっぽにけがを負っており、毎日治療を受けていたという。

動物園の園長は「窃盗団は目当てのサルを熟知していた。収集と、新しいタイプのペットを扱う闇市場向けの2つの目的が考えられる」と述べました。

さらに「これらは非常に希少な種」とし、窃盗は種の保存において大きな損失と指摘しました。
<ロイター 5月13日(水)13時52分配信より>


テレビのバラエティ番組で高額動物ランキングが紹介されることがありますが、その金額の高さに驚きました。
動物園に行って、この動物はいくらぐらいだろうと価値を考えたことはありませんが、全ての動物の総額は相当なものになるでしょう。

また金額に直せない希少な動物、動物園等の特殊な環境でなければ飼育が認められていない天然記念物等の動物などの価値はまた別のものです。

今回盗難被害に遭ってしまったサルは希少な種であり、また特別な治療等が必要のようで、健康な状態のまま動物園に戻って来るかは疑問です。

闇取引で他の国に送られると取り戻すのはさらに難しくなるでしょう。

また、一匹一匹の動物を特定することが難しいため、盗まれた動物なのか、または自然のものなのか、または別のルートで入手したものか証明できない場合があります。
特殊なタグを取り付けるか、埋め込むなどしなければならないでしょうが、動物虐待など別の問題が生じる可能性もあります。

その前に動物園の施設内・敷地内への侵入を妨げる対策を講じるのが先でしょう。

韓国 国のパイプラインから油窃盗 犯人は懲役2年

2015年5月1日、韓国・聯合ニュースは、地下トンネルを掘り、国のパイプラインから油を盗んだ男に実刑が下されたと報じました。

大邱高裁第1刑事部は、国家基盤施設である送油パイプラインから油を盗んだ男(47)の控訴審で、懲役2年の実刑を言い渡しました。
犯人の男は、パイプライン周辺にあったガソリンスタンドを買い入れ、2012年8月から11月までの4カ月間、毎日8人で慶尚北道金泉市近くを通る送油パイプラインまで、地下3メートル、長さ50メートルのトンネルを堀り進め、ガソリンと軽油393万リットル(時価73億2000万ウォン[約8億1500万円]相当)をパイプラインから抜き取っていました。

犯人たちはトンネル掘削中、誤差なく目標地点に到達するために、一般にはなじみの薄いレーザー水準器や地下の空気浄化ユニットまで設置していました。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられています。

「すごい技術だ。どうやって、油の流れているパイプラインに穴を開けたんだ?」
「送油パイプラインは、かなりの圧力をかけて油を輸送しているはずだが、よく分岐パイプを連結できたな」
「盗んだ油だから税金も払ってないだろうし、すごい利益を上げていたろう」

「創造経済(※朴政権の経済政策)とは何か?これが完璧な事例だ。実に創造的だ」
「大事故にならなくてよかったな」

「73億ウォンも盗んで、たった2年の懲役か」
「たった2年の懲役だったら、俺もやろうっと」

「その技術を伝授してください」
「このニュースを見てパイプライン窃盗をやるやつが増えるんじゃないか?」
「ちょっとパイプライン探しに行ってきます」

<Record China 5月4日(月)11時12分配信より>

韓国で送油パイプラインから油を盗んだ男ですが懲役2年という判決です。
軽油393万リットル(時価約8億1500万円相当)という被害額だけ見ても2年という期間は短い(甘い)ように思います。

「たった2年の懲役だったら、俺もやろうっと」という冗談か本気か分からないコメントが紹介されていますが、2年という期間は犯罪の抑止力には役立たないようです。

複数犯による計画的な犯行であること、軽油の盗難被害だけでなく爆発等の二次的な被害を招く恐れがあることを考えると2年という判断基準は疑問です。

犯罪に対する厳罰化が犯罪の抑止力として充分な効果を発揮しない場合があることも事実ですが、甘すぎるのも別の模倣犯を増やす要因ともなりうるでしょう。

別の国で窃盗=死刑という極端なケースには引いてしまいますが、この当たりは難しいところです。

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