防犯ブログ



2014年8月

危険ドラッグ購入資金が目当て ひったり犯3少年逮捕

女性からバッグをひったくったとして、警視庁少年事件課は窃盗容疑で、東京都荒川区の無職少年(19)と、いずれもフィリピン国籍で墨田区の18歳と16歳の無職少年2人の計3人を逮捕しました。
同課によると、3人は「危険ドラッグ(脱法ドラッグ)を購入した際の借金返済のためにやった」と供述、容疑を認めています。

3人は10~20代のフィリピン国籍者ら約200人でつくる不良グループ「ピノイ・プライド・チル(PPC)」のメンバー。
1~2年前から危険ドラッグを使用しており、犯行直前に千葉県市川市内で吸引したほか、犯行後もひったくった現金を使って浦安市内で危険ドラッグを購入し吸引していたという。

逮捕容疑は7月25日午前3時5分ごろ、東京都台東区内の路上で、帰宅途中だった派遣社員の女性(47)から現金約1万円などが入った手提げバッグを自転車で追い抜きざまにひったくったとしています。

3人が女性のクレジットカードを利用していたことで犯行が発覚。
隣接する墨田区内でもひったくりなどの被害が2件あり、同課は3人が関与している可能性があるとみて調べています。
<産経新聞 8月15日(金)7時55分配信より>

これまでの犯罪は、発生したそれぞれの犯罪は個別のもので、それらの関連性は少なかったと言えます。
しかし、麻薬や危険ドラッグ関連の犯罪の場合、動機や目的を含めて犯罪同士が絡まってきます。

近年、日本でも麻薬や危険ドラッグ関連の犯罪がニュースで流れても誰も驚かなくなってきました。
麻薬というものは日本では、暴力団などごく一部での限られた犯罪というイメージだったと思いますが、今や若者の間での流行、芸能人の逮捕など、より身近な犯罪となってしまいました。

これは覚せい剤やヘロイン、コカインという麻薬は、違法性だけでなく、身体に及ぼす影響から、多くの人が敬遠する存在だったはずです。
それが危険ドラッグ、合法ドラッグ、脱法ドラッグなど違法なのか、合法なのか、危険なのか、そうではないのかよく分からない名称が氾濫し、世間を混乱させました。
また、鎮痛剤などの過剰摂取という従来の麻薬とは異なるドラッグが一般的になってきたことで、より複雑化したことも原因だと思います。

欧米、特にアメリカなどでは、麻薬に対する法律や取り締まり、治療やカウンセリングなどが日本より進んでいます。
歴史と経験からそうならざるを得なかったとは思いますが、日本はまだまだ不完全、未熟な部分が多いと言えます。

今回のひったくり犯のように、お金を得ることが目的の犯罪ではなく、ドラッグを購入することが最終目的で、ひったくりはその手段に過ぎないという犯罪が今後も増えてくるでしょう。
犯罪同士が絡み合い、より大きな複雑な犯罪が増えてくる可能性があります。

盗品を返さなかったら犯人の顔写真を公開! この警告は違法?

「盗品を返さなかったら顔写真を公開する」 まんだらけの「警告」は問題ないのでしょうか?

まんだらけのホームページに掲載されていた警告文
マンガやグッズの中古ショップ「まんだらけ」が8月5日に公式サイトで行った「万引き犯への警告」が、話題を呼んでいます。
同社のサイトに、巨大な赤いフォントで、次のような警告メッセージが掲載されています。

「8月4日17時頃まんだらけ中野店4F変やで25万円の野村トーイ製鉄人28号 No.3 ゼンマイ歩行を盗んだ犯人へ」
「1週間(8月12日)以内に返しに来ない場合は顔写真のモザイクを外して公開します」

この警告文の下には、左肩にカバンをかけた人物の写真が大きく掲載されており、顔の部分にモザイクがかけられています。

かなりインパクトのある「警告」ですが、ネット上には「間違いだったらどうするの?」「あれ脅しの域超えてる」など、店の行為を疑問視する声もあります。
このような「警告」の方法を、法律の専門家はどう見るのでしょうか。ある弁護士に聞きました。

●「脅迫罪の可能性」

「『(盗品を返さなければ)窃盗犯としてモザイクを外して顔写真を晒す』と警告する行為は、人の名誉に対して害を加える告知をしているといえるので、店側が脅迫罪(222条1項)として処罰される可能性があります。ただちに止めるべきです」

仮に、相手が犯人である、明らかな証拠があっても、ダメなのでしょうか?

「もちろん窃盗犯は、刑事・民事上の法的責任を負わなければなりません。しかし、だからといって、犯罪に対して犯罪で応じてしまっては、法秩序は成り立ちません。したがって、このような手法を容認することは許されません」

●警察に「被害届」と「証拠」を提出するべき

すると、店はどうすべきなのでしょうか?

「店として行うべきことは、警察に被害届を出した上で、証拠であるこの画像データも提出することです。画像データが鮮明で犯行の瞬間を捉えていることを警察が確認できれば、犯人の情報提供を求めて公開捜査に踏み切ることも期待できます」

●「すぐにでも取りやめるべき」

「まんだらけは、漫画や各種グッズなどを買い取って販売する店で、これは『古物商』とよばれる営業形態です。古物商として営業するためには、古物営業法にもとづく公安委員会の許可が必要です。禁錮以上の刑に処せられた人は、許可を取り消される場合があります(同法6条)。

まんだらけは上場企業ですし、このような犯罪まがいの警告を行って、警察ににらまれるような事態を招くことは、重大な経営リスクだと思います。すぐにでも、表示を取り止めるべきでしょう」

ある弁護士はこのように話していました。
<弁護士ドットコム 8月7日(木)14時24分配信より>


以前、中国で同じような事件がありました。
万引き被害に遭った店が犯人の顔写真を公開しました。
犯人の見せしめと今後の抑止効果を狙ってのことでしょうが、ニュースでも話題になりました。

今回思い切ったことを行ったまんだらけは中国の店とは立場が少し違います。
上場企業で、中古品も含めた漫画やグッズ関連では、まず最初に名前が浮かぶ有名な会社です。

盗まれた商品が25万円の人形で非常に高価ということもあり、店側にとって許すことの出来ない犯罪と判断したのでしょうか。

記事にもありますように、顔写真を公開した人が犯人ではなかった場合、名誉毀損などのなるでしょうし、会社としてのイメージを損なう恐れもあるように思います。
犯罪に対して強気であること、防犯対策に積極的に取り組む姿勢などは会社としてのイメージアップにつながることだと思いますが、行き過ぎると危険な場合があります。

犯罪者に対して厳しく接し、ある意味脅すぐらいの姿勢を示し、犯罪者が恐れて店での犯罪、特に万引き行為を行わないようにするという気持ちはよく理解できます。
これから色々反響を呼びそうな事件です。

スーパーにある無料の氷12キロ持ち帰ったら窃盗?

スーパーにある無料の氷を買い物もせずに持ち帰った男が、窃盗の現行犯で逮捕されました。

うだるような暑さが続く中、男がスーパーマーケットで盗んだのは、無料の氷でした。
被害に遭ったスーパー「カスミ」では、買い物客ならば、氷を2つまで無料で持ち帰ることができます。
しかし、男は持参した袋で、12kgもの氷を持ち帰ろうとしていました。

29日、茨城県内のスーパーマーケットで、職業不詳の49歳の男が、窃盗の疑いで現行犯逮捕され、30日午後、送検されました。

男が盗んだとされているのは、買い物客が無料で持ち帰ることができる、食料保存用の氷およそ12kg。
「わたしは窃盗だとは思っていない」と、容疑を否認している男。
男は、以前にも複数回、この店から氷を持ち帰ったことがあり、逮捕前日にも、店長が注意をしていましたが、応じなかったため、警察に相談をしていました。

スーパーの利用客は、「非常識ですよ。泥棒...」、「普通は買い物をして、そのものが少しでも傷まないようにというので使う。びっくりしちゃう...」などと話しました。


同じ、茨城県内にあるスーパーマーケット「竜ケ崎ショッピングセンター」にも、無料の製氷機が設置されています。

「氷を利用する」という買い物客は「魚や野菜などを買ったときに、暑いから腐らないように持ち帰るだけ」と話しました。
このスーパーマーケットでは、無料で持ち帰れる氷を原則1袋までとし、大量に持ち帰る客には、1kg100円で販売している有料の氷を勧めているという。

しかし、この店でも買い物客ではない人たちが、氷を持ち帰るケースもあるという。
竜ケ崎ショッピングセンター新鮮市場の従業員の女性は「(大量持ち帰りの人は)結構いる。バーベキュー、釣り、海とか。そういうときに、クーラーボックスを持ってきて、(氷を)中に入れるとか...。発見した場合はお客様に声をかけて、『有料になります』と注意をする」と話しました。


夏に増えるという、氷を大量に持ち帰る人々。
無料の氷をどのくらい持ち帰ると、窃盗罪に問われてしまうのでしょうか。

元東京地検検事の弁護士は「(今回のケースは)無料の氷は『1人2袋まで』というものだから、少なくとも、あらかじめ駄目といわれていれば、3袋でも窃盗罪になると思う。店側の気持ちが、一番大きな窃盗罪になるかどうかのポイント。店の人が『これだと許さないだろう』と思えるような対応・やり方で持ち出せば、窃盗罪になっていくと思う」と話しました。

夏のレジャーの必需品である氷。
サービスを受ける側の節度ある行動が求められています。
<フジテレビ系(FNN) 7月30日(水)19時41分配信より>


スーパーなどでお持ち帰り自由の商品が置かれていることがあります。
牛脂や水、ダンボール箱、そして今回の氷です。

あくまでも店側の善意と広告宣伝が目的ですから、無制限に持ち帰ってよいものではないでしょう。
今回も買い物客に限って1人1袋までという原則がありながら、それを無視して12kgの氷を持ち帰ろうとして結局、窃盗の現行犯で逮捕されました。

このように勝手に持ち帰ろうとする客が多くなると、店側もこの無料制度をなくしてしまおうという判断にもなりかねません。
そうなると迷惑を被るのは、この制度を利用していた他のお客さんたちです。
せっかく便利だと思っていた制度が一部の人(犯罪者?)のせいでなくなってしまうのは困ります。

一人の行動が多くの人の迷惑になる、影響を与えるというのは様々な事由に共通しています。
今回の事件も窃盗犯と断定してしまうのは少し気の毒な気もしますが、常識のない人だというのは間違いありません。
空気の読めない人と言うのはどこにでも存在しますね。

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