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2014年07月15日 広島 公園トイレ利用中にタクシー窃盗3件

9日午前、広島市内でタクシー運転手が公園のトイレを利用している間に車と現金を盗まれました。
同様の事件は先月末から相次いでおり、これで3件目。

被害があったのは広島市中区大手町の公園前の路上で、9日午前6時ごろ、公園のトイレを利用した67歳の男性運転手が停車していた場所に戻ると、その場からタクシーがなくなっていました。
タクシーは約400メートル離れた路上で見つかりましたが、車内にあった現金約2万円は盗まれていました。
運転手はタクシーから離れる際、ドアをロックしていなかったようです。

広島市内では同様の事件が先月29日から3件相次ぎ、合わせて3万3000円が被害にあっています。
警察は同一犯の可能性もあるとみています。
<日本テレビ系(NNN) 7月10日(木)19時31分配信より>


会社の財産(現金・タクシー)を自分が預かっている・管理しているという責任感・自覚があるかどうかが分かる事件です。
おそらく多くの人が自分の財産や持ち物をなくす、盗まれるより、自分が管理している間に会社の物をなくす、盗まれる方が嫌だと感じる人が多いのではないでしょうか。

自分の物であれば、個人の責任で済みますが、会社の物となると個人の責任だけではどうしようもない場合があります。
社内での評価を下げたり、最悪の場合、停職や免職となる可能性もあります。
お客様から預かっている物や顧客情報などの場合、二次的な被害が拡大する恐れもあります。
イメージを損なうこともあるでしょうから、単なる金額的な被害に留まらりません。

今回の被害者が責任感に欠け、自覚がないかどうかは分かりませんが、短時間なら大丈夫だろうという油断や隙は少なくともあったのでしょう。
犯罪者を最も喜ばせる弱点となってしまいます。

また、タクシーが盗まれるとは考えてもいなかったのかもしれませんが、冷静に考えれば、車内にはつり銭も用意していますし、その日の売上金が積んでいます。
運転手が食事やトイレ休憩で車外に出る際、それらを全て持って出ているとは思えません。(そうすべきなのかもしれませんが)
泥棒が好む・狙うポイントは十分にあったと思われます。
それらのポイントをいかに減らせるか、なくすことができるかが重要です。

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