防犯ブログ

  • 自動車盗難
2014年06月25日 駐車場から幼児2人が乗った車盗まれる 窃盗団の犯行?

コンビニ店の駐車場から幼児2人が乗った車を盗んだなどとして、警視庁などは17日、米国籍で住所不定、無職の男(43)と日本人の男2人を窃盗容疑で逮捕したと発表しました。

盗難車で閉店後の飲食店に乗りつけ、シャッターをこじ開けて侵入する窃盗グループとみられ、同庁などは12都府県で約600件の窃盗をしたとみています。

同庁幹部によると、男(43)は今月15日正午頃、東京都青梅市のコンビニ店の駐車場に止めていた20歳代の夫婦の乗用車を盗んだ疑い。
夫婦は買い物中で、後部座席に長女(5)と長男(2)が乗っていました。

約30分後、青梅署員が約2キロ離れた場所で車を発見、2人を保護しました。
男(43)は調べに「子どもが乗っているのに気づき、驚いて乗り捨てた」と供述しています。
<読売新聞 6月17日(火)15時14分配信より>

盗んだ車に幼児2人が乗っていたため、驚いて逃げたという逮捕された窃盗グループの一人の供述です。
幼児2人は保護されたということですから、怪我等もなく無事だったと思われますが、一歩間違えると大変な事態になりかねませんでした。

もし幼児2人の年齢がもう少し高く、犯人が顔を見られたと思い口封じを考えたら・・・。
また、下手に叫んだり、抵抗して、犯人が逆上して暴力に訴えたら・・・。
最悪の場合、そのまま誘拐や殺人事件に発展する可能性もありました。

コンビニでの駐車ということですから、ほんの短時間という思いがあったでしょう。
少しの間なら、幼児だけ残しても大丈夫。
エアコンも付いているし、眠っているから起きる前には戻って来られる。
色々な油断や過信があったでしょう。

ただ、万が一の事件や事故を想定した場合、車を離れる場合は夫婦交代にし、目を離さないようにすべきでした。
自動車盗難、エアコンを付けなかったことによる脱水症状や死亡事故など、駐車中に車内に残された幼児の事故は実際に発生しています。
発生している以上、自分の子供は大丈夫という何の根拠のない自信は持ってはいけません。
後悔しても仕切れない事件に発展しかねません。
防犯対策も同じで、最終的には後悔をしないために事前に講じることで被害を未然に防ぐことが最善です。

加盟企業専用ページはこちら