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2014年05月09日 警察署の更衣室に泥棒 警察手帳盗まれる

兵庫県警伊丹署は1日、地域3課の男性巡査(20)のロッカーがこじ開けられ、警察手帳が盗まれたと発表しました。

同署は窃盗事件として捜査しています。

発表によると、巡査は4月29日午後、同署4階更衣室のロッカーに警察手帳を入れ、施錠して帰宅。
1日朝に出勤した際、ロッカーの扉の上部が壊され、手帳がなくなっているのに気付いたという。

更衣室には約100人分のロッカーがあり、別の署員1人のロッカーにもこじ開けようとした跡がありました。
手帳が悪用されたとの報告はないという。

副署長は「署内でこのような事案が発生し、誠に申し訳ない」と話しています。
<読売新聞 5月2日(金)15時16分配信より>


警察手帳と言えば、ドラマの見過ぎかもしれませんが、警察官の身分を証明するために使われている最も一般的なものでしょうか。
犯罪が発生し、現場付近を捜査する際、付近の住民に「こういう者ですが」と警察手帳を出して一軒一軒訪問するシーンを思い出します。


現物を見たことがない人からすれば、警察官の証明としては十分効果があるでしょう。

例えば、お宅の銀行口座から不正にお金が引き出されているかもしれませんから、通帳とカードを私に預けて下さい、と警察手帳を持った犯罪者がやって来たらどうでしょうか?
普通に考えればおかしい、怪しいと感じるかもしれませんが、警察手帳を見せられたら何もしていないのに緊張し、そして自分が犯罪に巻き込まれたかもしれないと考えて動揺してしまうのも仕方がありません。

犯罪者このように心理状態を巧みに利用し、犯罪につなげようと考えます。

また、犯罪から市民を守るための警察が侵入を許し、そして窃盗被害に遭うということも問題でしょう。
ロッカーは施錠されていたようですが、盗まれてしまいましたでは市民は納得しないでしょう。
手帳を盗んだ犯人は捕まりましたが、再発防止策が必須です。

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