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2014年03月14日 パトカーで連行中、手錠と腰縄外して犯人一時逃走、なぜ・・・?

5日午後4時ごろ、大阪市東住吉区の路上で、奈良県警桜井署が窃盗容疑で逮捕し、余罪捜査のためパトカーで連れてきた男が、手錠と腰縄を外して車外に逃走。
200メートルほど離れた路上で署員に取り押さえられました。
署は単純逃走容疑で調べています。


署によると、男は住所不定、無職の男(21)=窃盗罪で起訴。

この日は署員が男をパトカーに乗せて窃盗現場に移動。
パトカーのドアを開けて男が外を見えるようにし、現場付近の写真を撮影していました。

男は手錠と腰縄を付けた状態で、署員に両側を挟まれていましたが、自分で手錠などを外し、開いたドアから逃走したという。


署によると、男は昨年12月、車上荒らしをしたとして窃盗容疑で逮捕、起訴され、署内で勾留されていました。

署の担当者は「腰縄も手錠も簡単に外れるものではない。取り扱いが適切だったかどうかも含めて、逃走時の状況を調べたい」としています。
<産経新聞 3月6日(木)10時40分配信より>


警察に捕まりたくないというのは犯罪における抑止効果、つまり犯罪者に犯罪を思い留まらせる効果として最も高いものだと思います。
これが崩れてしまうのは、防犯対策をしている人、または防犯という仕事に従事している人にとって困ります。
警察に逮捕されたら終わり、という強く恐ろしい印象があってこそ、犯罪者に効果を発揮します。

一度犯罪者になったら人生が終わりで、やり直す、償うことも許されないという訳ではありませんが、警察に捕まることは非常に大きいこと、大変なことだという認識を大多数の人が持たなければ法治国家として成り立ちません。

今回のような失態(詳細は分かりませんが)は、警察の権威・名誉・影響力を失墜しかねない事件です。
また別の事件でも、警察署内での取調べ中に犯人が逃走するということもありました。
いったいどういう環境だったのか、逆に興味があります。

今回の事件では、犯人が自分で手錠を外したとありますが、署員に両側を挟まれてパトカーに乗っている状態でそのようなことが可能なのか、とても不思議です。
その後すぐに取り押さえたとありますが、そういう問題では済まないような気がします。

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