防犯ブログ



2013年9月

万が一の被害に備えて・・・。

万が一の被害に対する備えとして対策を行いましょう、という表現を使うことがあります。
我々の業界に置き換えれば、万が一の盗難被害に対する備えとして防犯対策を行いましょう、となります。

自宅が泥棒に侵入され、盗難被害に遭う可能性・危険性というのは万が一(実際はそれほど低くないと思いますが)かもしれませんが、被害に遭うと、想像以上に大きな損害を被ることがあります。

単に物が盗まれるという被害に留まらず、扉や窓などが破壊され、室内は荒らされ、それらの修繕や後片付けには時間も費用も掛かります。
壊れた扉や窓はそのままにはしておけません。

泥棒に入られた=盗難だけではないということがほとんどです。
そうならない為に、あらかじめ防犯対策を講じ、侵入者に狙われない環境、犯罪者が嫌がる環境を意図的に作り上げることをお勧めしています。

そのようにご提案しても、中には、うちは大丈夫、我が家には金目の物は置いていない、と自信を持たれている方がいます。
万が一の被害に備えて、大金を掛けて事前の防犯対策を行うのはちょっと・・・と敬遠する方もいます。


話は少し変わりますが、
先日の台風28号の被害で、近畿地方を中心に大きな被害となりました。
我々の会社は京都にあり、通勤で市営地下鉄を利用する者が多いのですが、御陵という駅の一部が水没し、約1週間、地下鉄が運休という事態になりました。

正直、このような事態を個人的には想定していませんでした。
JRは、人身事故等で電車が遅れたり、運休するということは頻繁にありますが、京都の市営地下鉄ではそのようなことはほとんどないように思います。
地下鉄は大丈夫という根拠のない自信を持っていました。

ところが、その地下鉄が一週間利用できないということで大変困りました。
地下鉄以外のルートで会社と自宅の往復をしなければならなくなりました。
時間もお金も余分に掛かりますし、何より徒歩の時間が増えました。

万が一の被害というのは、数字に直すと1万分の1、つまり0.01%となりますが、現実的に考えるともっと大きな数字(パーセント)となります。
甘く考えてはいけない数字だということを台風被害で実感しました。

郵便局の金庫から1900万円盗んだ元職員逮捕

神奈川県警栄署は12日、横浜市磯子区久木町、元郵便局課長代理の男(39)を窃盗容疑で逮捕しました。

発表によると、男は6月24~25日、当時勤めていた横浜桂郵便局(横浜市栄区)内の金庫から2回にわたり現金計1900万円を盗んだ疑い。

男は金庫の暗証番号を知っており、鍵も扱える立場だったという。

男は、郵便局の内部調査で盗んだことを認め、9月4日に懲戒解雇されました。
同日、日本郵便南関東支社から同署に被害届が出されていました。
<読売新聞 9月13日(金)14時54分配信より>

内部犯行による現金窃盗事件です。
それにしても2回で現金1900万円は盗み過ぎでしょう。
誰かが盗んだことはすぐに発覚します。

外部からの侵入盗かどうかはすぐに分かるでしょうし、内部の事情に詳しい者が関与したことは明らかです。
まさか自分の犯行だと分からないだろうと考えての犯行でしょうか。

それとも借金等で追い詰められ、衝動的に犯行を思いつき、そして実行してしまったのかもしれません。
どちらにしても、冷静に考えれば、現金を盗むことに成功しても、その後で犯行が発覚し、そして自分が盗んだことが明るみになるのは明白です。
その現金を自分の物とし、そして捕まらないということはあり得ません。
にも関わらず犯行を行ってしまったということは、さきほど述べたような衝動的な犯行以外に、その場所にそう思わせる何かがあったのかもしれません。

その何かとは、
物(商品や備品)が整理されずに置かれており、盗まれても気付かれない。
現金や収支がいい加減で、管理がずさん。
防犯カメラが設置されておらず、部屋への入退室も管理していないので、不審者でも出入りが可能な時間帯がある。
などの犯行を行っても自分の犯行とは特定されない、発覚しないかもしれないと思わせる理由です。

このように思わせる理由、つまり環境が存在している限り、いつか誰かが良からぬ考えを持ち、犯行を行ってしまう可能性があるのです。
それは外部からの侵入者に限らず、今回のような内部犯行が発生してしまう要因となり得ます。

それを変えない限り、侵入・盗難のリスクを抱えてままということです。

泥棒5人組 車で留守宅巡り、神奈川から九州まで

熊本県警は31日、留守の民家に忍び込み現金を盗んだとして住所不詳、自称建設作業員の男(41)ら30~50代の男5人組を住居侵入、窃盗の疑いで逮捕した、と発表しました。
5人はワンボックスカーで西日本各地を巡りながら同様の犯行を続け、被害は熊本、宮崎など9県で二十数件に上るという。

逮捕容疑は7月3日午後1時ごろ、宮崎県高鍋町の民家にガラス戸を割って侵入し、現金約1万3000円を盗んだとしています。

捜査1課によると、5人は6月下旬、車を借りて神奈川県を出発。
ビジネスホテルに宿泊しながら、留守の一戸建て住宅の窓を割るなどして侵入。
バールを使って金庫などをこじ開けていたらしい。

見張り役、侵入役、車の運転役と分担。怪しまれないようにするためか、格好は作業服で統一していたようです。

7月2日に県北であった空き巣事件の目撃情報からグループの車が分かりました。
一部の男は容疑を否認しているという。
<毎日新聞 9月1日(日)14時45分配信より>

神奈川からワンボックスカーに乗ってはるばる宮崎、熊本まで泥棒行脚した男5人組の犯行です。
留守宅ばかりを狙い、住宅の窓を割って侵入し、バールで金庫をこじ開けるという手口です。
犯行は、見張り役、侵入役、車の運転役としっかり役割分担を行い、作業服も統一しての犯行です。

9県に渡り広域な犯行を行う本格的な窃盗グループかと思いきや、二十数件の犯行であえなく逮捕されています。
被害件数が数百件、被害総額数千万円に及ぶ前に逮捕されているのが意外なところです。
警察の捜査が優秀だったのか、それともこの5人組が間抜けだったのか・・・。

留守宅というのは泥棒にとっては非常に魅力的な条件です。
人がいないということですから、時間さえ掛ければゆっくり犯行を行うことが可能になります。
常に建物内に人が居る、有人の状態を続けることができればそれば一番ですが、それは現実的には不可能です。

その代わりになるのが防犯システムや防犯カメラです。
現場で人の代わりに音を発し、侵入者を威嚇し、それ以上の犯行を継続させません。
また、人の目の代わりに侵入者を記録し、その映像が証拠となります。

お金を掛ければそれらの防犯対策が可能になります。
これが事前の防犯対策です。

京都 携帯ショップからスマホ21台盗まれる

27日午前4時15分ごろ、京都市南区唐橋西平垣町の「ドコモショップ西大路駅前店」で、不審者の侵入を知らせる警報装置が作動。
警備会社から110番を受けた京都府警南署員が駆けつけたところ、店の窓ガラスが割られ、店内にあった商品のスマートフォン(高機能携帯電話)21台(計約174万円相当)が盗まれていました。
同署で窃盗事件として捜査しています。

同署によると、盗まれたのはいずれも韓国サムスン電子製のスマホ「ギャラクシー」で、施錠した戸棚に在庫商品として保管されていたという。
<産経新聞 8月27日(火)15時22分配信より>

携帯電話ショップに入った泥棒の手口です。
警報システムが設置され、商品は施錠した戸棚に保管されていましたが、それらの防犯対策は突破され、商品が盗まれてしまいました。

今流行りのスマホ窃盗犯です。
スマートフォンという需要の高い商品を盗む為なら、その程度の防犯対策は泥棒側も想定済みで、犯行を防ぐことが難しいという証明にもなります。

少なくとも170万円以上の価値のある商品を店内に置いておく訳ですから、相当の危険があると言えます。
警報システム&施錠戸棚保管だけでは対策としては不充分ということです。

屋外に目立つ警報装置をつける(抑止力)、防犯カメラでの映像の記録(犯罪の証拠)、敷地内を赤外線センサーで張り巡らせる(敷地内への侵入者対 策)、侵入を検知したら室内に霧を噴射(強制的にそれ以上の犯行を継続させない)など、さらにグレードアップした対策でなければ、泥棒に対抗できないとい うことです。

これは携帯電話ショップだけでなく、宝石・貴金属店やリサイクルショップなど泥棒に狙われやすい業種、つまり高価な商品や金品を保管しているところに対しても同じことが言えます。

それぞれの業種や職種、業態などに応じて防犯対策も変えていかなければなりません。

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