防犯ブログ



2013年5月

ホテル大浴場の脱衣所に下着泥棒

宿泊先のホテルの脱衣場から女性の下着を盗んだとして、岐阜県警高山署は26日、津市一身田上津部田、病院医師の男(60)を窃盗の疑いで逮捕しました。
同署によると、男の自宅にあった車のトランクから他に女性用下着の上下約50セットが見つかり、入手経路などについて追及します。

逮捕容疑は3月3日午後10~11時ごろ、高山市内にあるホテル大浴場の脱衣場から横浜市の女性会社員(23)の下着2セット(時価計3万9500円相当)を盗んだとしています。
男は当時、1人でホテルに宿泊。
「私がやった」と容疑を認めています。
<毎日新聞 5月27日(月)1時54分配信より>

不特定多数の人の出入が激しい場所では犯罪が発生しやすくなります。
誰が誰かということを全て把握している人などいませんから、そこに犯罪者が紛れ込む可能性があります。

そこで盗難などの犯罪を犯した場合、その場から逃げだすことができれば、おそらく捕まることはないでしょう。
犯人によほど身体的な特徴があれば別ですが、そうでなければ、目撃情報などはあてになりません。

人の目による監視、記憶というのはあいまいなものです。
泥棒などの犯罪者がその場にいるという前提で、人の目で監視していれば別ですが、そうでなければ人の記憶を基に、犯人逮捕につながる情報が引き出されることはそうはないでしょう。
それを補完、補佐するのが防犯カメラという機械の目による監視です。

機械的な故障や停電等が発生しなければ、常に正確で、24時間安定して動作し続けることができます。
また、人のように疲れる、注意力が散漫になるということもありませんし、不平・不満を漏らすこともありません。
従業員や警備員による人の目による監視と、どちらがよい、どちらか一方を選択するのではなく、どちらも併用し、良い面を活用することで、より良い防犯効果を発揮することができます。
人が見ており、防犯カメラもついている、犯罪者にとっては非常に嫌な環境、犯罪を犯しにくい環境となります。

ゴルフ場でスキミング 255人の偽造カード作成、2億円引き出し

ゴルフ場で利用客のキャッシュカードの磁気情報を盗み取って偽造カードを作成し、預金を引き出したとして、警視庁と広島など4県警の合同捜査本部は、窃盗容疑などで、東京都足立区花畑、自称建築作業員の男(39)ら中国人の男3人を逮捕しました。
同課によると、いずれも容疑を否認しています。

男らは10人程度のグループの一員で、平成24年5~12月に東京や栃木、広島など1都10県のゴルフ場で、255人分のカード情報を読み取る「スキミング」の手口で偽造カードを作成し、約2億円を手に入れていたとみられます。

逮捕容疑は、24年9~12月、神奈川県内のコンビニエンスストアの現金自動預払機(ATM)などで、偽造カードを使って預金計240万円を不正に引き出して盗んだとしています。

男らはゴルフ場の貴重品用ロッカーに隠しカメラを取り付け、暗証番号を盗撮。
利用客がプレー中にロッカーを開け、カードをスキミングしていました。
ATMではロッカーと同じ暗証番号を入力していました。
<産経新聞 5月14日(火)15時47分配信より>

ゴルフ場でキャッシュカードの情報をスキミングの手口で読み取り、偽造カードを作成し、総額2億円もの現金を不正に引き出したという事件です。
ポイントがいくつかあります。

・犯人グループは、貴重品用のロッカーに監視カメラを勝手に取り付け、暗証番号を盗撮(施設側が監視カメラを設置するのではなく、犯人側が盗撮用に設置!)
・プレー中にロッカーを開けて、カードをスキミングして情報を読み取り、その後偽造カードを作成(この段階では、被害者にとっての直接的な被害はない為、現金が引き出されるまでは被害に遭ったという実感がありません)
・偽造したカードの暗証番号は、ロッカーと同じ暗証番号を入力(生年月日など覚えやすい番号を共通して使用する人が多いため)

現金を不正に引き出された被害者の方たちはさぞかし驚いたことでしょう。
どこでキャッシュカードの情報が読み取られたのか?(貴重品用ロッカーに預けている間とは想像もしないでしょう)
なぜ暗証番号が分かったのか?(ロッカーの暗証番号が盗撮されているのは考えないでしょう)

仮に暗証番号がロッカーを盗撮したものと違っていれば、あきらめてカードを破棄(別の方法で暗証番号を探るかもしれませんが)すれば、被害者は偽造カードを作られただけで、被害の実害がありませんから、犯行が発覚する可能性は限りなく低くなります。

被害者の方たちは本当に気の毒ですが、よく考えた巧妙な手口だと思いました。
これに対抗するには、相当の防犯対策が必要で、弱点を一つ一つなくしていくことが必要です。

・ロッカー付近に防犯カメラを設置(犯罪者側に不正をさせないように施設管理者が設置、記録した映像の管理も要配慮)
・利用客以外の不審者の立ち入りを制限(関係者以外立ち入り禁止区域の設定、入退室管理、防犯カメラの増設)
・スキミングに対する防犯啓蒙活動(チラシなどで、生年月日等読み取られやすい番号はやめるように呼び掛ける)

「きれいだな」金の展示会から仏具盗む

札幌市中央区の札幌三越で開催されていた「大黄金展」会場から、展示販売中の約530万円の18金製仏具が盗まれた事件で、北海道警は11日、窃盗容疑で小樽市の無職の女(45)を逮捕しました。

逮捕容疑は、2日午後2時35分ごろ、札幌三越9階のイベント会場から、仏前でお経を唱える際に鳴らす「りん」(直径約10センチ、重さ約550グラム)を盗んだ疑い。

道警によると、女は10日午後10時半ごろ、夫に連れられ、被害品を持って札幌・中央署に自首してきました。
調べに「きれいだなと思って盗んだ」と供述、手に取って手提げのバッグに入れたという。

りんはショーケースには入れられておらず、手にできる状態でした。
大黄金展は、4月30日から今月6日まで催され、約1000点、総重量約1トンの金製品が展示されていました。
<スポーツ報知 5月12日(日)7時5分配信より>

500万円もする高価な18金製の仏具を実際に手にするできる展示会というのも珍しいのではないでしょうか。
仮に手にすることができても、展示会側の担当者や警備員がその場にいる状態でないとできないようにしておかなければ危険です。
展示会のお客様として全員を信用するのは危険です。

今回出来心から盗んでしまった女ですが、夫に連れられ自首してきて一件落着のようですが、このように盗まれた物が無事に戻ってくるのは稀なケースでしょう。
もし、その夫が犯罪者で、良く盗んできたな、とそのまま自分達の物にしようと考えていたら、どうなっていたでしょうか。
その後、犯人が逮捕されたとしても、盗まれた物はすでに転売済みという結果になっていた可能性もあります。

この記事に対して、警備体制の不備を何とかすべきだというコメントや意見も多いようです。
人の目による監視に限りがあるのであれば、防犯カメラという機械の目による監視に頼らざるを得ません。
盗まれたことに気がつかない、気付くのに遅くなる、正確な犯行時間が特定できないなどの理由が増えるほど、犯人逮捕、盗品を取り戻すことが難しくなります。

万が一、人の目による監視をかいくぐっても機械がある、仮に機械が故障や停電で動作しなくても人の目がある、というように、どちらか一方の対策に偏るのではなく、両方を適材適所にうまく使いこなす、併用することでより犯罪が起こしにくい環境、予防という環境ができあがります。

さいたま 深夜の無施錠アパート狙い 女性に乱暴、窃盗も

玄関が無施錠のアパートの部屋に侵入して住人の女性を暴行したなどとして、県警捜査1課と浦和西署は7日、準強制わいせつや、窃盗などの疑いで、さいたま市桜区上大久保、アルバイトの男(22)=別の準強制わいせつ未遂罪で起訴=を再逮捕しました。

捜査1課によると「寝ている女性に興味があった。他にも同じことをやった」と供述。
同課はさいたま市内で同様の事件を約5件把握しており関連を調べています。

再逮捕容疑は4月10日未明、さいたま市内のアパートの一室に無施錠の玄関から侵入。
室内で寝ていた20代の女性の現金約1万円を盗んだうえ、女性の衣服をハサミで切り裂き、暴行したなどとしています。

男は事件前日の9日未明にも、同市内の別のアパートの一室に侵入して、10代の女性に同様の暴行を加えたなどとして逮捕されていました。

同課の調べでは、男はアパートで玄関が無施錠の部屋を狙って行為に及んでいた疑いがあります。
防犯カメラの解析や、現場の遺留物などから男の関与が浮上しました。
<産経新聞 5月8日(水)9時40分配信より>

今はちょうど季節の変わり目で、特に昼間は暑いほどで、窓や扉を開けっ放しのまま外出したり、就寝してしまうことがあるでしょう。
これから夏にかけて節電目的でそのようにする家が増えてくるでしょう。
犯罪者は必ずそこに目を付け、必然的に侵入・窃盗・暴行被害が多発するでしょう。

窓ガラスの方はまだ分かりますが、玄関が無施錠というのはなかなか理解できません。
男の一人暮らしでも、玄関無施錠のまま外出、就寝というのは考えられません。
もしかすると、共用の玄関がオートロックなど、個別の玄関は無施錠でも大丈夫だろうと考える人もいるかもしれません。
これは非常に危険な考え方です。

少し考えれば分かると思いますが、部外者が住人に紛れてオートロックをすり抜けることは簡単です。
郵便配達員や運送会社社員、電気・ガスの作業員などを偽って、堂々とオートロックを解除してもらい中に侵入することもできます。
防犯対策として全く効果がないとは言いませんが、攻略方法はいくらでもあるということです。
これでは侵入者対策としては心もとないでしょう。
100%というものはありませんが、侵入者に対してほぼ確実に動作するシステムでないと効果があるとは言えません。

侵入者を検知する防犯センサーや防犯カメラなど、より防犯効果の高い対策が必要です。

千葉 自動車盗&空き巣被害急増 全国ワースト1位、3位

千葉県内で自動車窃盗と空き巣の被害が急増していることを受けて、県警は自宅を留守にする機会が多いゴールデンウイーク期間中の警戒態勢を強化します。
多発時間帯の集中取り締まりなどを進めるほか、「深夜や早朝に不審な人や車を見たらすぐに110番通報をしてほしい」と呼びかけています。

県警によると、今年1~3月までの自動車窃盗は全国ワースト1位の771件。
空き巣被害は同3位の830件が発生しています。
こうした状況から、県警は連休中の被害増加を警戒し、地域住民による声かけ運動や防犯パトロールを推進。事件発生時の初動捜査を強化するなど、検挙対策を徹底する構えです。

自動車窃盗は昨年同期と比べて4割以上増えており、千葉市や東葛地域のほか、佐倉市や四街道市などでも被害が目立つ。
車種はハイエースなどのワンボックス車やトラックといった貨物自動車が全体の約6割を占め、ナンバープレートの盗難も増加。
会社敷地内や月極駐車場など、複数の車両が駐車されている場所から盗まれるケースが多いという。

今年2月には柏市で、車の盗難を阻止しようとした男性が振り落とされて死亡する強盗殺人事件が起きました。
自動車窃盗が思わぬ事件につながる可能性もあるため、県警では住民らに警戒を呼びかけています。

また、空き巣被害は昨年同期の約1・5倍に増加。
こちらも東葛や京葉地域で被害が多く、一般住宅が全体の約7割を占めます。
夕方や夜間に室内の照明が消えているのを確認した犯人が侵入するケースが多いとみられます。

県警では対策として、ガラスを割られにくいタイプに変えたり、複数の鍵をつけたりするほか、「家を空けるとき、明かりをつけたままにしておくのも一つの手段」(捜査関係者)としています。
<産経新聞 4月26日(金)11時55分配信より>

千葉県で、自動車盗と空き巣被害が急増しているということです。
このような状況は一時的なものではなく、永続的な状態になる場合が多いようです。
犯罪が多い地域、犯罪が発生しやすい環境、犯罪者が好む場所として定着してしまうことが問題です。

犯罪者が気持よく犯罪が起こせてしまえる、これを許してはいけません。
犯罪者にそうさせない、楽をさせないために対策が事前の防犯対策です。

犯罪が犯しにくい環境を意図的に作り上げ、犯罪者を感知すれば即座に反応する防犯センサー、現場の映像を証拠として記録する防犯カメラシステムなど、犯罪者が嫌う対策を行えば効果が期待できます。

犯罪が多い地域という不名誉なイメージを払しょくするために、警察だけでなく、そこに住む人々も努力しなければ犯罪は減りません。

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