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イタリアで銅線泥棒が多発 なぜ銅線が狙われるのか?


イタリアで電車の銅線に代表される銅製ケーブルの盗難が多発しています。
それにより電車の遅延や通信業社の不通などが発生し、市民の生活に支障を来している状況です。
最近起きた盗難では400kgのケーブルが奪われました。
なぜ銅線なのでしょうか? そして盗まれた銅線はどこへ向うのでしょうか?

11月19日の朝、ローマの接続駅で大量の銅線が盗難され、鉄道の運行がストップしました。
RFI(イタリア鉄道網:旧イタリア国鉄)によると、ローマ・フィウミチーノとの接続線が運休して、チヴィタヴェッキア-ローマ間では遅延が発生しました。

軍警察は、銅線のケーブル400kgをもっていたローマ在住の24歳と74歳の2人を逮捕しました。
これは、イタリアで珍しい事例ではありません。銅線の盗難は、昨今増加している犯罪なのです。

この類いの盗難は、わずか数年間で憂慮すべき規模に達し、企業とインフラを直撃しています。
2008年に初めて問題が表面化し、10年に銅が急激に価格上昇し、1年で価格が2倍になり、問題が再燃しました。
11年にはさらに12%増加して、12年もこれまでの水準を上回る状況が続いています。

銅はあらゆる意味で、犯罪組織が欲しがる宝物です。
銀に次ぐ電気や熱の最高の導体と考えられているだけでなく、腐敗に強く頑丈で柔軟性があり、性質を損なうことなく100%リサイクルすることができます。
磁性がなく、簡単に加工でき扱いやすい。
さらに抗菌性があって、表面でのバクテリアの増殖を防ぎます。
ガスを通さず、簡単に曲げることができます。そして太陽光に晒されても劣化しない。

輸出できる地域は、ヨーロッパの東側(特にポーランド、ドイツ、オーストリア、ハンガリー)から、中国やインドまで非常に広い。
この市場のネットワークは広く、よく組織されています。
末端の泥棒たちが銅を盗み、その後kgあたり最大5ユーロでくず鉄業者や仲介業者に売ります。
それから鋳物工場に送られるか、その場で加工されます。

身元のわからない地金になったら、銅は外国に輸出されます。そして転売され、さまざまな再生サイクルに乗せられます。
金属は加工され形を変えて、最新のTVゲームや携帯電話、世界中の太陽光発電施設のケーブルなどに再利用されます。
それだけでなく輸出された銅は、再び故国に戻ってきて、さまざまな製品の内部の部品となって再び売られている可能性もあります。

銅は非合法市場では、kgあたり4~10ユーロの値をつけられています。
それらは土木建築や交通、電気機械、水道・給湯設備、蛇口、船舶の部品、建築、貨幣、工芸、装飾品などに用いられます。
<WIRED.jp 12月3日(月)12時30分配信より抜粋>

イタリアで多発している手口だから、日本では関係ないとは言えないニュースです。
この記事では銅が狙われる理由が分かりやすく説明されています。

優れた電気や熱の導体であり、腐敗に強く頑丈で柔軟性があり、100%リサイクル可能で、簡単に加工できる。
さらに抗菌性があり、太陽にさらされても劣化しないなど良い点ばかりです。
これだけ条件が揃えば犯罪者に狙われる、彼らが欲しがるのも分かります。
また、加工すれば、元の状態、元の所有者を特定することも困難になりますから、盗品であっても足が付く可能性が低くなるというのも人気の理由でしょう。

数年前、日本でも金属窃盗が大流行しました。
マンホールや公園の遊具など、これまで犯罪者が目をつけなかったようなものまでもが狙われ、盗まれ、被害に遭いました。
この傾向は今も続いており、消火用のホースの金具などが盗まれる事件も発生しています。

ある犯罪者が盗み、それがニュースとなり、それだったら自分でも盗めると考え、そしてそれを実行し転売してみる、これはもうかると分かれば、さらに盗もうとします。
まさに犯罪のスパイラルです。

被害者にとっては大切なものでも、他の人にはどうでもよいようなものがあります。
これらは、被害に遭って、なくなって、壊されて初めてその価値・大切さに気付くということがあります。
また失って初めて生活、仕事に必要で、事後の活動に支障をきたすということもあるでしょう。
それは犯罪という被害に遭ってしまって初めて実感することでしょう。

まさか自分が被害に遭うとは・・・、なぜ自分が被害に遭わなければ・・・、どちらも被害者が後悔するパターンですが、そうならないように自分を守る対策を事前に行うべきです。

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投稿者:総合防犯設備士(2012年12月07日)|記事URL | あとで読む

アメリカ 空港でiPadmini3600台盗まれる

AppleのiPad miniは大成功のようです。
もはや、犯罪者たちも放っておかない。
New York Postによると、航空貨物として荷下ろし後のiPad mini 3600台、150万ドル相当が、JFK空港で盗まれました。
それは、1978年に現金500万ドルと宝石90万ドル相当が盗まれた場所と同じ場所でした。

問題はiPadのサイズではありません、波のうねりのような動きです

盗人たちはどうやら、ねらったブツの全部は盗めなかったようです。
空港の職員が食事から帰って調べたら、3つのパレットが残されていました。でも、その前に彼らは、満杯のパレット2つ、150万ドル相当を盗んでしまったのです。
警察は内部者の犯行を疑っていますが、まだ容疑者は挙がっていません。

そのiPad miniは、中国にあるAppleの組み立て企業から合衆国に到着したばかりで、合衆国全域に配達される直前でした。
LTE iPad miniの最初のバッチは今週出荷の予定でしたから、その一部だったのかもしれない。
もしそうなら、期待していた3600名のAppleファンをがっかりさせることになりますが、でもAppleは店ごとの割り当て数量を再調整することによって、そのがっかりを目立たなくするかもしれない。

報道によると、犯人はわずかに二人です。
3600台ともなると、Craigslistなどでは目立ちすぎるから、彼らは売りさばくのに苦労するでしょう。
でも、たった二人で空港にトラックを乗り付けて、短時間で大量窃盗に成功するなんて、すごいことはすごいよな。
<TechCrunch Japan 11月16日(金)13時39分配信より>

新発売のiPad miniですが、すでに泥棒の間でも大人気のようです。
アメリカでは150万ドル相当、3600台が盗まれてしまったということです。
単にiPad mini好きな者の犯行ではなく、転売目的の犯行でしょう。
今なら高値で売れると判断してのことでしょう。
新品を入手することができない人もいるようですから、定価より高い値で転売することができるかもしれません。
このように人気の高い商品は、度々泥棒からも狙われることになります。

記事の中では、大量に売りさばくのに苦労するでしょうと推測していますが、それは個人での犯行だった場合です。
組織的に犯行が行われる場合、事前に役割分担をし、転売を担当している者もいるはずです。
明らかな盗品だろうと、大量だろうと、きちんと買い取ってくれる相手を見つけているのでしょう。

防犯対策と言うと、泥棒から身を守る、財産を守る為の防衛策が思いつきますが、それだけでなく、仮に物が盗まれてもその転売対策を行うのも防犯対策の一種です。
苦労して物を盗んでも、それが売れなければ、または売ろうとすると捕まる、犯行がばれるということになれば、最初から狙いません。
これで盗難という犯罪が減るのは明らかです。

このような取り組みは個人ではどうしようもありません。
国や市町村、自治体など大きな組織で、長期的に取り組んでもらう必要があります。

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投稿者:総合防犯設備士(2012年11月16日)|記事URL | あとで読む

韓国 少年・少女10人が盗んだベンツで泥棒行脚26件

韓国各地でベンツなどを盗み、金銀房(金や銀を加工して売買する店。以下、貴金属店)や衣料品店などで26回にわたり強盗・窃盗を繰り返した少年・少女10人が警察に検挙された。

少年・少女らは中学校や高校を中退したり、家出したりした状態で、少年院やインターネットカフェなどで知り合い、盗難車を利用して全国を回り、無差別的に犯行を繰り返しました。

慶尚南道泗川警察署は7日、上記の容疑で少年A(18)ら5人を逮捕するとともに、少年B(17)ら5人を書類送検しました。
また、逃亡した少年2人の行方を追っているという。12人の中には少女が4人含まれ、また被害額は1億ウォン(約735万円)以上に上るとのことです。

警察によると、少年・少女らは先月17日、大田市内の飲食店に窓から侵入し、ベンツのキーなどを盗んで、店の前に止めてあったベンツに乗り逃亡したという。

その後、このベンツに乗って慶尚南道泗川市に移動した少年・少女らは、31日午前2時10分ごろ、同市仙亀洞の貴金属店の大きなガラス戸を足で蹴って壊し、金のネックレスなど貴金属37点(1800万ウォン=約130万円相当)を盗んだ。

少年・少女らはまた、先月20日午前4時40分ごろ、全羅北道全州市の衣料品店のガラス戸を割り、有名メーカーのアウトドア用衣類(1800万ウォン相当)を盗んだ疑いも持たれています。

少年・少女らの犯行は窃盗だけにとどまらず、出会い系サイトを通じた強盗にも及びました。
先月10日、慶尚南道統営市のネットカフェで、インターネットを通じて32歳の男性に接近し、仲間の少女(17)とモーテルで引き合わせました。
そして、男性がシャワーを浴びている間に少女が部屋のドアを開け、刃物で男性を脅して暴行を加え、現金70万ウォン(約5万1000円)などを奪い、男性の乗用車に乗って逃亡しました。
少年・少女らが盗んだ車は計4台に上ります。

少年・少女らはこのほか、今年9月に同道巨済市古県洞で学校から帰宅途中の中学生たちを脅し、現金など約50万ウォン(約3万7000円)相当の金品を奪ったり、酒に酔った通行人を転倒させ、暴行を加えて金を奪ったりした疑いも持たれています。

警察は、泗川市の貴金属店の事件が起こった後、周辺の監視カメラの画像などを通じ、盗難車のベンツが犯行に使われたことを突き止めました。

少年・少女らはベンツに乗り、同道晋州市二班城面の国道を走っていたところ、ガソリンが切れたため、路肩で発見したタンクの中のガソリンを注入しました。
ところが、ベンツが動かなくなったため、けん引車を呼び、その後眠ってしまいました。
そして、少年5人がベンツに乗っているのを不審に思ったけん引車の運転手の通報で、少年・少女らはついに検挙されました。
<朝鮮日報日本語版 11月8日(木)10時9分配信より>

韓国で犯罪を繰り返していた17歳~18歳の少年少女10人が逮捕されたというニュースです。
侵入窃盗・強盗・恐喝・暴行・器物破損などの犯罪を繰り返していたようですが、罪の意識もなく、とにかく欲しいものは奪う・盗むと、欲望のおもむくままに犯行を繰り返していたと思われます。
やりたい放題に犯罪を犯し、最後は寝ているところを逮捕されました。

人に見られて目立つ手口ですから、遅かれ早かれ捕まっていたと思います。
彼らが犯罪者としてより経験を積み、熟練した手口でプロの犯行を行う前に捕まったのは、不幸中の幸いでしょう。
味を占め、より凶悪で、より巧妙な手口を覚えていたら、もっと多くの被害者が出て、被害金額も膨れ上がっていたでしょう。

盗んだ車を次々と乗り換え、転々と犯行場所を移動していたら、警察も追跡するのは大変だったでしょう。
プロの犯罪者になると、同じ場所で犯行は繰り返しません。
すぐに怪しまれますし、その手口での犯行が知れ渡り、その対策も広まります。
そうなると犯行の成功率が下がってしまいます。

より警戒されている状況下での犯行は自分が捕まるという危険性が増すことにもつながります。
一ヶ所に留まらず、相手に警戒させない、予測しにくい行動をとることで、犯行がうまくいくだけでなく、捕まりにくくもなります。
プロの窃盗団が数ヶ月、数年に渡って捕まることなく犯行を繰り返すことができるのは、彼らなりの研究・対策・進化の成果でしょう。
彼らのような犯罪者が犯罪に関して学んでいるのですから、被害者となる可能性がある我々も彼らの手口や心理状態を学び、その対策を考えなければ到底対抗することはできません。

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投稿者:総合防犯設備士(2012年11月09日)|記事URL | あとで読む

オランダ 半年で500頭以上の羊が失踪? 窃盗団の犯行か?

【ハーグAFP=時事】オランダで最近、羊が「失踪」する事件が相次いでいます。
4月以降、500頭以上が消えました。
警察は「家畜窃盗団」の行方を追っています。

農協関係者によると、事件は東部、南部、中部で多発。
先週には、ドイツ国境に近い東部ナイメーヘンで41頭の雌羊が盗まれました。
同関係者は「一度に多くの羊を盗むのは簡単ではない」と強調。
「組織的犯行」を疑っています。

オーストラリアやニュージーランドでの羊肉の生産量減少を背景に、この1年で羊肉の価格は15%上昇しました。
盗まれた家畜は、密輸出されるか、解体処理され地元の肉屋で販売されているとみられています。

同関係者は「牧場に行ったら家畜が消えている。どんな気持ちか想像してみてほしい」と悔しさをにじませました。 
<時事通信 10月5日(金)21時50分配信より>

羊肉の生産量減少で羊肉の価格が上昇しているようです。
そうなると羊肉の需要が高まると犯罪者は考え、それをターゲットに考えます。
これは日本に限らず海外でも同じです。

その時点で価値が高いもの、人気が高いもの、売れるもの=泥棒が好む、ターゲットということです。
いくら価値が高くても、人気がないもの、売れないもの(売りにくいもの)は盗んでも仕方がありません。
盗み、それを売ることによって得られるお金が最終的な目当てですから売れなければ目的を果たしたことにはなりません。

また、盗んだ後、売る段階で、自分の身が危険になるようなことも嫌がります。
足が付かないように極力注意しています。
逆に言うと、足が付くようなものは盗まないということです。

価格が高騰しているうなぎの稚魚が盗まれる事件も起こっていますが、とにかく今、何が人気なのかを知ることも、防犯意識を持つことへの第一歩です。
人気があればそれだけ泥棒に狙われる可能性が高くなるわけですから、警戒が必要です。
それを守るのが防犯対策です。

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投稿者:総合防犯設備士(2012年10月09日)|記事URL | あとで読む

スリランカ 展示中のダイヤモンド飲み込んだ男逮捕

【AFP=時事】スリランカのコロンボ(Colombo)で開幕した同国最大の宝飾品の展示会で5日、中国国籍の男(32)が1万4000ドル(約110万円)相当のダイヤモンドを飲み込み、窃盗容疑で地元警察に逮捕されました。

男は展示会会場で店主にダイヤモンドをよく見せて欲しいと頼み、そのままダイヤを飲み込んでしまったという。

現場にいた警察官はAFPの取材に対し、「男はディスプレーから取り出したダイヤモンドの品定めをしているように見えたが、突然飲み込んだ」と述べ、「店主がその行為に気付き、通報した」と続けました。

男は窃盗容疑で逮捕され、現在、コロンボ国立病院(Colombo National Hospital)で下剤を与えられているという。

スリランカにはダイヤモンド鉱山はないが大規模な宝飾品産業があり、そのブルーサファイアが名高い。
<AFP=時事 9月5日(水)18時6分配信より>

宝石を一時的に飲み込んで盗もうとする手口は日本でも考えられます。
麻薬を飲み込んで国内に持ち込んだり、海外に持ち出そうとする手口は、テレビなどでも紹介されることがあります。
消化されなければ、あとから回収可能だと考える犯罪者がいるのでしょう。(汚い話ですが、出てこないというリスクはあります)

お客様か泥棒か、その判断は一瞬ではできません。
お客様に商品を見せてほしいと言われれば、渡して、手にとって見てもらうことは当然あるでしょう。
そこで盗まれるかもしれないと警戒し、注意し続けることは大変です。
お客様が多いほどその対応は大変になります。
人の目による監視には限界があります。
それを補い、助けてくれるのが防犯カメラによる機械の監視です。

人の目による監視、機械の監視、どちらか一方に限定するのではなく、両方行うことで、犯罪者が嫌がる、犯罪を犯しにくい環境となるでしょう。
犯罪者に対しては、そのような環境をいかに作り上げるかがポイントとなります。
犯罪者のターゲットになるか、ならないかはそこが境目です。
事前の防犯対策を講じることによって、そこが変わってきます。

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投稿者:総合防犯設備士(2012年9月05日)|記事URL | あとで読む

アメリカ ラップ歌手が自宅に侵入した泥棒をノックアウト

【ロサンゼルス23日AFP時事】
米ラップ歌手・俳優のLL・クール・Jさん≪44≫が、ロサンゼルスの自宅に侵入した泥棒をたたきのめして警察に突き出しました。
泥棒は鼻やあご、肋骨の骨が折れていたという。
この泥棒の男(56)は、病院に搬送されました。

警察によると、男は22日未明、クール・Jさんの自宅に忍び込みましたが、2階から降りてきたクール・Jさんと台所で鉢合わせ。
クール・Jさんは直ちに侵入者に跳びかかったという。

警察のスポークスマンは、「その後、何が起きたかはまだはっきり分かっていないが、とにかく警官が駆けつけた時にはクール・Jさんが侵入者を取り押さえており、警官が逮捕して病院に連れて行った」と語りました。
クール・Jさんは無傷でした。

同スポークスマンは過剰防衛なのではとの問いに、家族を守るための致し方ない行為との見方を示しました。

クール・Jさんの広報担当は、「父として、夫としてそして市民として、クール・Jには家族の安全を確保する責務がある。現在は、事件の調べに関して警察に協力している」と述べました。

男は、これまでに何度も窃盗などで逮捕され、服役しています。
<時事通信 8月24日(金)14時36分配信より>

自宅に侵入してきた泥棒に対して、鼻やあご、肋骨の骨を折ったというアメリカの有名なラップ歌手LL・クール・Jです。
過剰防衛なのではという問いもあるようですが、泥棒の被害者からみれば、心情は理解できます。
ましてやアメリカでの犯行ですから、犯人が銃を所持していなくてもおかしくありません。
やられる前にやってしまえという考え方もあるでしょう。

家族も同居しているのであれば、なおさらでしょうか。
アメリカの方が自宅や敷地、自分のなわばりのような考えが強いかもしれません。
そこに無断で侵入してくる者、つまりは泥棒のような犯罪者ですが、それらは=敵でしかありません。

日本でもそのような意識を持つ人が多いかもしれませんが、甘いという認識が低いという点もあると思います。
だから窓や扉の施錠といった、防犯対策とは到底言えない最低レベルの状態で満足してしまうのでしょう。
それが危険だという認識、自分が犯罪の被害者になるかもしれないという危機感の薄さでしょうか。

アメリカ程とは言いませんが、少なくとも危機感、防犯意識は持つべきです。
いつ犯罪被害に遭うかもしれない、その時の対処法、対応策に関しても事前に考え、そして実行することです。
そうすれば、いざ、犯罪被害に遭ってしまっても、想定の範囲内ということで、落ち着いた対応ができるでしょう。

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投稿者:総合防犯設備士(2012年8月24日)|記事URL | あとで読む

マリ(西アフリカ) オートバイ泥棒が腕を切り落とされる

【バマコAFP=時事】西アフリカのマリ北部を占領しているイスラム過激派は9日、シャリア(イスラム法)に基づき、同国北部アンソンゴ地区で8日、窃盗犯の腕を切り落とす刑を執行したことを明らかにしました。
地元当局者によると、窃盗犯はオートバイを盗んだということです。 
<時事通信 8月9日(木)21時19分配信より>

オートバイを盗んだだけで腕を切り落とされる刑に処させるのは、日本人だと非常に厳しい、不当ではないかと感じるかもしれませんが、それぞれの国や地域、宗教、法律、慣習の違いによって考え方も異なりますから、一概には言えません。
盗みで処刑される国や地域もあるようですから、ある角度から見た考え方だけで判断してはいけないということでしょうか。

「罪」に対する「罰」の重さですが、今回の泥棒は、今、身に沁みて人の物を盗むという犯罪を犯したことを悔いているでしょう。
無くなった腕を見るたびに一生思い出すかもしれません・・・。

西アフリカのマリでは、このような刑が執行されることによって、他の国に比べて犯罪自体は少ないかどうかは分かりません。
ただ、普通に考えれば犯罪者が犯罪をちゅうちょする、思い留まるには充分な恐ろしい罰です。
見つかりたくない、捕まりたくないという思いは日本の犯罪者の比ではないでしょう。
それが犯罪が起こりにくいという抑止力として効果的に働いているのであれば、この恐ろしい罰にも意味があると言えます。

日本のように法が整備され、人権や倫理などが重視される国では、このような罰が現実で行われることはありません。
死刑は犯罪の究極の抑止力になるかというのは常に議論されていますが、現実的に死刑が執行されない(時の法相の個人的なポリシーなどにより)ことを考えると、死刑という判決が下されても、すぐには執行されないという空気が全体に広がっている気がします。
犯罪者が犯罪を思い留まる、抑止力になるのは何か、というのは永遠のテーマでしょうか。

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投稿者:総合防犯設備士(2012年8月10日)|記事URL | あとで読む

中国のスパ施設 女子更衣室の中を防犯目的で生中継

中国広東省東莞市にあるスパ施設で、女子更衣室に設置された防犯カメラの映像が、ロビーのモニターに映し出されていたことが分かり騒動となりました。
施設側は「更衣室内の窃盗を防止するため」と釈明しているという。
鳳凰網が伝えました。

問題になったのは、同市のスパ施設「健康活水世界」。
利用者からの情報を得た記者が3日に建物を訪れたところ、エントランスロビーの中央に取り付けられた液晶テレビモニターに16分割で建物内各所の防犯カメラ映像が表示されているのを発見しました。
そのうち1つが女子更衣室の映像で、画面には女性客数名が裸で着替える様子が映っていました。
ロビーでは、映像を注視する客がいたという。

施設の担当者は「泥棒を寄せつけないために2年前から始めたが、これまでクレームはほとんどなかった。映像をロビーで流すことを説明するようスタッフに教育しているし、派出所から問題を指摘されたこともない」と釈明しました。
一方、現地公安当局は施設に対する調査を開始したことを明らかにしました。

同市内で別のスパ施設を経営する業界関係者は「プライバシーに関わる場所には防犯カメラは設置せず、同性のスタッフを配備する。仮に防犯カメラを設置したとしても、映像は保安室に一定時間保管したのち削除する。社会に公開するなど絶対あり得ない」と語りました。
<サーチナ 7月5日(木)11時48分配信より>

プライバシーや盗撮、映像の管理など色々な問題はありますが、防犯効果だけをみれば非常に高い方法だと思います。
利用客のクレームもほとんどないということですから、防犯目的として仕方が無いとの考えでしょうか。
または、それほど窃盗被害が多発しており深刻な問題なのかも・・・。
ただ、着替えているところを見られるのは嫌でしょうから、もう少しカメラの向きや、映像を流す場所の配慮は必要かもしれません。

人権問題がからむ日本や欧米では決して行なえない方法ですが、個人的には防犯効果の高さを検証する面白い方法だと思います。
この方法をとってから、この施設内での窃盗などの犯罪被害がどのくらい減少したのか知りたいと思います。
普通に考えると、他の利用客がモニターを注視している状態ですから、その中で犯行を行なおうとは考えないでしょう。
防犯カメラの設置をうまく活用できれば、防犯効果の高い取り組みとなります。

最初に述べたように、防犯カメラ設置に伴い、個人情報や人権、映像の流出防止などの管理問題が考えられます。
しかし現在の世論をみると、多くの人が防犯目的としての防犯カメラ設置はやむを得ない、効果があると考えているように思います。
個人的には映像を撮られていることは嫌でも、それ以上に社会的な貢献を実感しているということでしょうか。
事件が発生したときに、現場及び現場付近の防犯カメラの映像がニュースで流れているのもその要因の一つでしょう。
防犯カメラという機械だけでは万全ではありませんが、それを人がうまく使いこなせれば、非常に役立ちます。

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投稿者:総合防犯設備士(2012年7月06日)|記事URL | あとで読む

テニスのナダル選手 腕時計盗んだホテル従業員逮捕

【パリAFP=時事】今年のテニス全仏オープン男子シングルスの覇者ラファエル・ナダル選手(スペイン)が大会期間中、宿泊していたパリ市内のホテルから30万ユーロ(約3000万円)の高級腕時計を盗まれた事件で、パリ警察筋は13日、ホテル従業員の男を逮捕したことを明らかにしました。
男の供述に基づき、腕時計も無事発見されました。

逮捕されたのはホテルのバーテンダーで、アクセス・カードの記録から、ナダル選手の部屋に侵入していたことが判明。
犯行を自供し、パリ郊外の時計の隠し場所に警察を案内しました。 
<時事通信 6月13日(水)22時22分配信より>

ホテルの従業員が宿泊客の部屋に侵入し、金品を盗み出しました。
宿泊中でも、清掃目的、ルームサービスなどで従業員が部屋の中に入ってくることはあります。
外出中に無人の状態でも入ることがあるのかもしれません。
これはホテル側との信用で成り立っていることです。

ホテル側が部屋のキー(カード)を持っているのは当然です。
部屋の中に入ってくるのも宿泊客が了解した上でのこととなります。
ナダル選手ほど世界的に有名な人が宿泊するとなると、おそらく高価な金品を置いているだろうと考えるのが普通です。
ホテル側としては、その金品も含めて宿泊中は守る義務のようなものもあるのではないでしょうか。

外部の侵入者対策は当然ですが、今回のような内部犯行は論外です。
ホテルの信用・イメージを大きく損なう問題です。
犯行を行ったのは個人だから、ホテルの責任ではないとはとても言えません。

どんな人間を雇っているのだ、どんな社員教育を行っているのか、と批判を浴びるでしょう。
全仏オープンの会場近くの高級ホテルでしょうから、大会期間中は外国からも多くの観光客が利用しているのでしょう。
ナダル選手の高級時計が盗まれたホテル、これはテニスファンから見ればちょっと興味を引くフレーズかもしれませんが、その他多くの人から見れば、自分は泊まりなくないと思うはずです。
この損なわれた信用・イメージを元の状態に戻すのは大変です。
再発防止策を含めて具体策を打ち出し、そのような犯罪が二度と起こらないということを世間にアピールし、認識してもらうまでには長い時間と多額の費用(防犯対策と広告宣伝)が掛かることでしょう。

窃盗犯罪は単なる物が盗まれる、壊される、失われるというだけではありません。
目には見えないイメージや信用、情報なども大きく変化します。
大手の企業になればなるほど、この目に見えないものをアップさせる、良くさせるために多くの人が努力しています。
無くす、失うのは簡単ですが、増やす、伸ばすのはとても大変です。
そのような万が一の事態を避けるためにも、事前の防犯対策を行うことです。

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投稿者:総合防犯設備士(2012年6月14日)|記事URL | あとで読む

韓国 宝石店でわずか25秒の犯行

閉店後のソウル市内の宝石店。
入り口の強化ガラスを金槌で乱暴に打ち破り、男が侵入します。
続けざまにショーケースをたたき割ると、指輪やネックレスなどを素早く袋に入れて逃げていきます。
犯行にかかった時間は、わずか25秒。
今年2月以降、ソウル市内の宝石店など26軒で窃盗を繰り返していた29歳の男2人が逮捕されました。

1人が外で見張りをしている間にもう1人がかなづちを使って宝石などを盗み出すという手口で、これまでに合わせて800万円相当の宝石や現金を盗んだ疑いがもたれています。

高校の同級生だという2人は、さらに21件の犯行を自供しているということです。
<TBS系(JNN) 6月5日(火)18時55分配信より>

日本でもこれに近い犯行が行われています。
特に宝石・貴金属店では、他の業種などに比べて、より荒々しく、より短時間化の犯行手口が目立ちます。
わずか25秒という犯行ですから、たとえ警報ベルが鳴り響こうとも、防犯カメラで映像を記録していても、そんな障害はあらかじめ分かっているのでしょう。

物理的な防御方法、つまり、簡単には建物内に侵入できないような材質の扉や壁に替える、破壊されにくく商品が簡単には取り出せないようなショーケースへの保管等、大掛かりなハード面での対策が考えられます。

または、侵入者を検知したら霧を噴射し、視界を遮り、それ以上の犯行を継続させないフォグガードのようなシステム、犯罪者が想定していない特殊な対策によって、侵入者が短時間で犯行を済ませないように、遅らせる、手間を掛けさせる対策が効果的だと思われます。

バールや金槌だけでなく、自動車、トラック何でも使って侵入、というより突入してくる手口もあります。
これを物理的に防ぐことはほぼ不可能と言えるでしょう。
力には力で対抗しても、こちら側(被害者側)の方が分が悪く、結果的に損害も大きくなります。
(盗難被害はなくとも、扉、シャッター、壁などが破壊されることには変わりません)
力に対しては、頭を使って対抗するしかありません。

侵入者はその場での侵入に成功しなければ、捕まらない限り、別のターゲットを探せばいいわけですから、何度でも繰り返し行うことができます。
被害者としては、仮に侵入を防げたとしても、何らかの損害を被ることが多いのです。
受け身な分、かなり不利な立場にあります。
この辺りも踏まえた上での防犯対策を考えるべきでしょう。

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投稿者:総合防犯設備士(2012年6月06日)|記事URL | あとで読む

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