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作業員装い工場侵入 更衣室荒らし

◇カード返却、発覚防ぐ
門真署は5日、大阪など4府県の大規模工場で作業員になりすましキャッシュカードを盗んだなどとして、住所不定、無職の男(47)=公判中=を窃盗などの疑いで逮捕・送検し捜査を終結したと発表しました。

調べでは、昨年9月~今年1月、大阪、千葉、三重、愛知の4府県にある電機メーカーなどの工場に侵入。
作業員の更衣室のロッカーからキャッシュカードなど計19枚を盗み、ATM(現金自動受払機)から計884万円を引き出すなどした、としています。

1月に門真市のパナソニック関連会社の敷地内に侵入しようとしたところを警備員が発見、同署が建造物侵入容疑で逮捕し発覚しました。

男は自分で用意した作業着姿で工場外壁を乗り越えて侵入。
始業時間の作業員の動きから更衣室を特定し、室内にあった正規の作業服に着替えた上で盗みを繰り返していました。

カードや、暗証番号を探るための免許証を盗んだロッカーを全てメモに記録し、犯行発覚を防ぐため、引き出しに失敗したカード類は元に戻していました。
引き出した金はパチンコなどに使っていたという。

捜査関係者によると、男は「大きな工場なら作業員が多く怪しまれない。作業服姿なら犯行が発覚しても(企業側は)社内犯罪と思い、被害届も出されないと思った」などと供述しているという。
<毎日新聞 9月6日(木)15時20分配信より>

大きな工場で作業員が多数の場合、作業服が統一でなくそれらしいものを着ていれば怪しまれないでしょう。
統一の作業服であっても、ネットオークションで手に入れたり、自分で加工すれば似たような作業服が用意できます。
作業員が正社員でなく、臨時、日雇い、派遣、契約などの社員だと、誰が誰かを把握している人は限られます。
ほとんどの人が多分、この人も作業員だろうな、というぐらいの感覚になってしまうでしょう。
人が多くなればなるほどそうなると思います。

そのような環境は犯罪者にとって絶好のターゲットとなります。
仮に自分の顔を見られたとしても、作業服を着た同じような年齢の男性が多数いれば、あとで自分だと特定される可能性は低いでしょう。
人に紛れて侵入し、敷地内・建物内で犯行を行い、他の人と一緒に出ていけば誰にも怪しまれません。
敷地が広くなると、外からの侵入、中での犯行を防ぐことは大変です。

防犯カメラによる監視と、建物内への入退出履歴管理赤外線センサーによる侵入防止など、いくつかの防犯対策を組み合わせ、その場で犯罪(窃盗・暴行・恐喝など)を行いにくいと感じさせる環境にしなければ効果はありません。
敷地内・建物内への出入りが自由というのは、犯罪者が喜ぶ環境でしかありません。
彼らが嫌がる環境を意図的につくり上げることが必要です。

投稿者:総合防犯設備士(2012年9月07日)|記事URL| あとで読む

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