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焼き肉店から金庫盗まれる 車でけん引して持ち出す?

16日午前6時35分ごろ、八千代市村上南5の焼き肉店「凱旋門村上駅前店」で、男性店長(35)から「現金371万円の入った金庫が盗難にあった」と110番がありました。
八千代署員が駆けつけると、店舗内の事務室の窓が割られ、金庫の四隅を床に固定するボルトが外され金庫がなくなっており、同署は窃盗事件として調べています。

同署によると、金庫は縦横50センチ、高さ70センチで重さ170キロ。
現金は13〜15日の売上金だったということです。
店長は店内のソファで午前3時ごろ仮眠をとり、約3時間後に目覚めて事務室に入り金庫がないのに気づいたという。
窓の外の店の駐車場には午前5時ごろ市内の別の場所で「盗まれた」と通報があった2トントラックがエンジンをかけたまま止まり、窓の下のアスファルトはへこんでいたということです。

近隣の複数の住民が午前5時すぎ、「ドスン」という音を聞いているといい、何者かが窓から侵入し、盗難車で金庫をけん引し運び出し、別の車などで持ち去った可能性があるという。
<8月17日11時58分配信 毎日新聞より>

店長が店内のソファで眠っているにも関わらず、気付かれずに金庫が盗み出されました。
金庫を車でけん引し窓から運び出し、別の車に乗せて持ち去る手口と考えられています。
重さ170キロの金庫を窓から下ろすのに、人に気づかれずに行えるものでしょうか?
よほど手なれたベテランの泥棒たちの犯行なのかもしれません。

建物内には防犯センサーや防犯カメラなどの侵入者対策はなされていなかったのでしょう。
建物内に入ってしまえばこっちのもので、悠々と犯行を行った可能性があります。
被害者の方も金庫に入っているから安心、これが盗まれることはないだろうという油断があったのかもしれません。

昔は金庫と泥棒と言えば、金庫を解錠して中の金品を盗み出そうとする泥棒のイメージがありますが、最近の犯行では、金庫ごとそのまま盗み出すという非常に大胆で荒々しい手口が目立ちます。
室内や建物が壊れる、物音が出ることは無視した犯行とも言えます。

目立つことを避けるより、いかに短時間で犯行を済ませられるかを重視した手口が増えています。
10分以内、短いと5分、3分で犯行を終える泥棒も珍しくありません。
つまり、仮に警察官が5分で駆けつけたとしても、泥棒に逃げられている可能性があるということです。
短い時間で犯行を済ませれば、捕まる可能性も低くなると考えているのでしょう。

泥棒に対して効果的なのが、「時間稼ぎ」対策です。
鍵を二つつける = 「侵入」するのに時間がかかる
扉やガラスを破壊されにくい材質に変える = 「侵入」するのに時間がかかる
金庫に保管する = 金品を「盗み出す」のに時間がかかる

さらに積極的な対策が、泥棒を「抑止する」「威嚇する」対策です。
防犯カメラをつける = 「見られている」と思わせ、その場での犯行を思い留まらせる(抑止)
防犯センサーをつける = 「侵入」するのは危険だと思わせ、その場での犯行を思い留まらせる(抑止)
警報ベルをつける = 侵入したら音が鳴って騒ぎになる(威嚇)。「侵入」のは危険だと思わせ、その場での犯行を思い留まらせる(抑止)

これらの対策はどれか一つを実行すれば完璧というものではありません。
現場の状態に応じて複数の対策を組み合わせることでより効果的な防犯対策となります。
金庫に保管するというのも時間稼ぎ対策としては優秀だと思いますが、それだけだと今回のように破られてしまう危険性が高いということです。
ストアセキュリティ(店舗の防犯対策)

投稿者:総合防犯設備士(2010年8月17日)|記事URL| あとで読む

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