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無人寺の仏像盗難に対する防犯対策

先日も愛知・一宮の寺で仏像2体が盗難に遭っていますが、全国で仏像盗難がまた発生しています。

●窃盗 国重文の仏像、大阪の寺から盗まれる。
 大阪府能勢町野間西山の今養寺で、国指定の重要文化財「木造大日如来坐像」が盗まれていたことが23日分かった。
21日午前10時ごろ、仏像を保管している収蔵庫(鉄筋平屋建て)の鍵が壊され、鉄製扉がバールのようなものでこじ開けられているのを参拝者が発見。
連絡を受けた檀家(だんか)総代の男性(65)が木造大日如来坐像が無いことに気付き、同署に通報した。収蔵庫にあったもう1体の仏像は無事だった。
寺は檀家が管理しているが普段は無人で、警報器などは設置されていなかった。20日午前に見回りをした際には、扉に異常はなかったという。文化庁によると、木造大日如来坐像は1956年に国の重要文化財に指定された。高さ117センチで、平安後期につくられたものという。
(3月24日 毎日新聞より引用)


●窃盗:寄居で仏像7体盗難 20年前設置、青銅模した塗装 /埼玉
 20日午後1時ごろ、寄居町今市の高蔵寺(吉田亮照住職)で、仏像がなくなっているのに参拝客が気付き、知らせを受けた住職が110番した。境内にあった仏像13体のうち7体がなくなっていた。
18日には約6キロ南の小川町で西光寺管理の水子地蔵11体がなくなっていたことが判明しており、県警は窃盗事件として関連を調べる。

仏像はいずれも高さ50〜60センチで重さ約20キロ。約20年前に設置された。
セラミック製で、青銅を模した塗装をしていた。残った6体は、真ちゅうを模した塗装やボルトで固定されていたため被害を免れたとみられる。境内は夜間も一般人が出入りでき、住職が最後に確認したのは17日夕だった。同署は、何者かが金属製と思い換金目的で盗んだとみている。


ここ数年「仏像盗難」が多発していることは、ニュースなどで耳にされていると思います。
最近は「無人寺」を狙われることが多く、いつ盗まれたかも特定できないため、その後の仏像を追いかけるのも時間が経過しすぎている場合が多いようです。

重要文化財などが狙われるといまだに認識されている方も多いようですが、実は重要文化財などの認定を受けていない仏像の方を泥棒は好みます。
なぜなら「足がつかない」から。
重要文化財などは写真などもあり、換金する時点で足がつきやすいのですが、
そうではない仏像では記録もなく、檀家でもそんなに何度も目にしているわけでもないので気が付かれにくい、といった泥棒にとっての都合が理由のようです。

無人寺の場合、その近くに誰も管理する人がいないため、特に防犯対策は錠前などだけでは不十分です。「鍵が壊され、鉄製扉がバールのようなものでこじ開けらる」といった粗っぽい手口は「少々音を立てても、時間がかかっても誰にも気が付かれない」といった泥棒の考えを示しています。
ですので、泥棒にそう思わさないことが防犯対策のポイントとなります。

「無人寺の仏像盗難に対する防犯対策」としては、
● 仏像を持ち上げた瞬間に大音量のサイレン・ベルを鳴らし犯人を威嚇する。
● 同時に、その映像を動画で住職や檀家など関係者の携帯電話に自動通報する。
● 映像を見て携帯電話から現地のスピーカーで実際の声で威嚇撃退する。
といった方法が効果があります。
予算があるなら外周警備なども追加すればなお安心だと思いますが、ワンポイントで確実に守ることも必要です。
寺の防犯対策

投稿者:総合防犯設備士(2010年3月25日)|記事URL| あとで読む

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