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外食チェーン店100件。閉店後「金庫破り」。「ほとんど間取りが一緒」

「飲食店」というのは侵入窃盗被害の非常に多い職種です。
平成20年年間の刑法犯認知件数で、深夜飲食店は2033件(全侵入窃盗の1.3%)、その他の飲食店は7802件(5.0%)の侵入窃盗がありました。1.3%、5.0%と低いと思われるかもしれませんが、61.0%が住宅、事務所が13.3%、店舗が16.1%で、店舗の中では最も多いのがその他飲食店なのです。(31.3%)

この飲食店が泥棒に狙われる理由
● 無人である時間帯がはっきりしている。
● チェーン店舗は構造がほとんど同じで、金庫の場所なども同じ。
● 売上金又は翌日の釣銭などがある。
● 以前にその店でバイトしていたなど内部情報を知っている

といったことが原因だと推測されます。

ファミリーレストランばかり狙って侵入を繰り返していた男二人組みが逮捕されました。

●閉店後のファミリーレストランに侵入し、金庫から現金を盗んだとして、警視庁捜査3課などは28日までに、窃盗容疑などで、東京都台東区下谷、飲食店従業員A(33)と宮城県石巻市吉野町、無職B(29)を再逮捕した。2人とも容疑を認めている。
 同課によると、C(37)=窃盗罪などで起訴=らとともに外食チェーン店の金庫破りを繰り返し、4月から8月までに、東京、山梨、長野、静岡の各都県で起きた約100件(被害額2000万円相当)に関与したとみている。
 動機について「ほとんどの店で間取りが一緒。売り上げの判断もできる」と供述。
移動には音の静かなハイブリッド車を使っていたという。 
(10月28日 時事通信より引用)

「金庫破り」を繰り返して100件で2000万も荒稼ぎ。
対象となっていた外食チェーンがどういう店舗で、どういう防犯対策、警備システムなどを導入していたかは不明ですが、これほどの件数4ヶ月で被害に遭っていたのがここまでニュースにあがっていなかったように思います。
チェーン本部が狙われていることを認識していて対策をしていれば別ですがそうでなければ、一度成功すると、同じ方法、同じ手口で泥棒は犯行を重ねます。
どこから侵入し、どこに金庫があるか。
金庫はどういう方法で破るか(背面?こじ開け?持ち去り?・・)
何分で犯行を終了するか。(警備員の駆けつけがあるのかどうか)
こうしたことを同じ店舗であれば情報として蓄積し、どんどんと熟練していくのです。

どこかの時点で防犯システムを強化したり、追加したり、変更することで本来なら「泥棒にとっては勝手が違う=今までより侵入しにくい環境」となり、犯行を途中で断念したり、ターゲットを変更することになるのです。

飲食店は、現金盗難だけでなく、侵入して期待したより現金が少ない腹いせに放火されたり、備品にいたずらされたり、異物を混入されるといったこともあります。
例えば秘伝のソースや汁に塩などを入れられただけでもうそれは使えなくなります。
泥棒被害に遭っただけでも警察の現場検証や修復のために営業ができない日が発生します。

そういうことを考えると、被害は現金だけでは済まないということが言えます。
そうならないためにも、飲食店、店舗には侵入警戒システムを設置することをお勧めします。
窓、扉をこじ開けられるとその場でベル、サイレンで威嚇撃退する。
同時に店舗管理者や経営者の携帯電話にまずメール、そしてその後音声通報が入り異常発生を知らせる。
そうすることで、侵入行為を継続させず建物の中に入れさせない、被害を未然又は最小に押させることができます。
店舗の防犯対策

投稿者:総合防犯設備士(2009年10月29日)|記事URL| あとで読む

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