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防犯ブログ

緊縛強盗が全国で発生。

「緊縛強盗」が全国で発生しています。

●9月28日午前4時10分ごろ、茨城県土浦市藤沢、家畜商Mさん(42)方から、「助けて」と声がするのを新聞配達員が気付き、販売店を通じて110番。駆けつけた土浦署員が、室内で手足を縛られているMさんを発見した。
28日午前1時から2時ごろにかけ、複数の男がMさん方に押し入り、Mさんを殴り、刃物を突きつけて「金を出せ」と脅した。男たちは、持参したロープでMさんを縛ると、室内を物色して逃走。居間にあった現金4、5万円入りの財布や腕時計がなくなったという。男たちは外国人とみられる。(1ZA9月28日より引用)

●9月2日午前10時10分ごろ、大阪市阿倍野区阪南町の無職男性(38)から「自宅に男らが押し入り、粘着テープで縛られて金を奪われた」と110番があった。阿倍野署員が駆け付けると、男性はすでに粘着テープを解いており、現金約500万円と額面200万円の手形が入ったかばんのほか、約500万円相当の高級腕時計が奪われたと説明した。男性はもみ合った際に顔を殴られたといい、軽傷。阿倍野署は強盗致傷容疑で調べている。(1ZA9月2日より引用)

●7月6日午前3時20分ごろ、東京都豊島区東長崎のマンションで、このマンションに住む飲食店従業員の女性(36)が、部屋の前で後ろから3人組の男に羽交い締めにされ、自室に押し込まれた。男らは女性の手足を粘着テープで縛って、「金を出せ」と脅し、室内にあった約1300万円を奪って逃走した。
女性は自力で粘着テープを外し、午前4時ごろ110番通報した。女性は口に擦り傷を負った。
男らは目出し帽で覆面をしていたという。

平成21年度上半期で「強盗」が認知件数2399件、その内住宅では244件発生しています。
その内、「侵入強盗」は970件。住宅へは180件発生。その内一戸建て住宅は49.4%、4階以上の共同住宅は22.8%、3階以下の共同住宅は27.8%となっています。

「侵入強盗」の内、身体犯(侵入強盗殺人・致死、侵入強盗傷人及び侵入強盗強姦)171件発生しています。
侵入強盗殺人・致死が11件、傷人が163件、強姦が29件。
一瞬にして不審者が侵入し命まで奪われるという被害がこれほど発生しているのです。

強盗対策の基本も「建物の中に不審者を入れない」ということです。
敷地への侵入を赤外線センサーや人感ライト、人感スピーカーなどで検知音声威嚇し、それでも侵入しようとする不審者に対しては窓・扉のこじ開けようとした時点で大音量の音による威嚇撃退を行うことが基本です。

又、無線タイプ(ペンダントや腕時計、カード型)の非常用押しボタンにて離れた場所にいる知人に緊急通報するシステムなどを併用するとより安心です。

その他、無施錠の窓、扉をやめる、簡単に訪問者を建物の中に入れないなどを行うことも重要です。

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投稿者:総合防犯設備士(2009年9月30日)|記事URL| あとで読む

スーツ姿で泥棒は目立たず、誰も不審に思わなかった。

泥棒が犯行時に考えるのは「いかに人目につかず犯行を終えることができるか」
絶対に捕まりたくなり泥棒は完全犯罪を狙い犯行に及びますが、「人目につかない」ためにいろいろと工夫します。

その一つが、「泥棒ファッション」
目立たず、周囲に溶け込む事。そして手口に会っている事。それが泥棒ファッションのポイントです。

スーツ姿で侵入窃盗を繰り返していた泥棒。
●スーツ姿で仕事帰りのサラリーマンを装い、未明に盗みを繰り返したとして、神奈川県警高津署は28日、住所不定、無職男(57)(窃盗罪で起訴済み)を窃盗容疑で横浜地検川崎支部に追送検した。
「首都圏の1都3県などで約半年間に50件くらい(盗みを)やった」と供述しており、同署は被害総額約200万円とみて余罪を調べている。

6月23日午前3時50分頃、同県鎌倉市大船の針きゅう院の窓ガラスを割って忍びこみ、カウンターにあった現金約20万円入り財布などを盗んだ疑い。
8月30日に川崎市高津区で4月8日午前1時頃、飲食店のレジから現金約3万円を盗んだ容疑で、逮捕された。

 いずれの事件でも、不審に思われないよう、スーツにネクタイ、革靴姿で、事務所などを物色してから忍び込んでいたという
「(スーツ姿は)目立たず、職務質問もされなかった。金は生活費や競輪に使った」と容疑を認めているという。
( 9月29日 読売新聞より引用)

スーツ姿で物色、つまり「人目につかずに侵入できそうな建物」の下見を行い、スーツ姿で仕事帰りを装って泥棒に入る。
人は第一印象で判断しますので、ぱりっとしたスーツ姿だと勝手に信用するわけです。
職務質問も受けなかったというのは、警察にも不審に思われなかったということです。

スーツ姿以上に多いのが、「作業着姿」
作業着を着て、ベランダや屋根に登っていても「何かの工事中か」と思う人は多いですよね。
大きな盗品をかかえていても不審に思わないため泥棒は作業着姿になることが多いのです。
ユニフォームという隠蓑に身を隠し侵入を繰り返す泥棒。
やはり人は見かけだけではわからないということです。

きちんとした防犯対策を実施して、泥棒の嫌がる環境を作り、下見の時に、犯罪対象から外させることが重要です。

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投稿者:総合防犯設備士(2009年9月29日)|記事URL| あとで読む

睡眠薬窃盗。民宿宿泊客に睡眠薬飲ませ現金盗む。

睡眠薬を飲ませて強盗や窃盗を働く・・・
海外ではよく耳にする犯罪ですが、河口湖周辺の民宿で5件今年4〜8月に発生しています。

男は20日未明、同町の民宿周辺をレンタカーで訪れ、ペンライトを持ってうろついていたところを張り込み中の捜査員に発見され、同日、昨年10月に同町の民宿に侵入した容疑で逮捕されました。

その男は、睡眠薬を小瓶に入れて持ち歩き、民宿に侵入し、部活動の合宿などで宿泊していた中学校の女子生徒や大学の女子学生の部屋で女性宿泊客に睡眠薬を飲ませ、ピンライトで荷物を物色し現金を盗んでいました。

逮捕された男は、いずれについても「自分がやった」と供述をしており、20日の逮捕時に持っていた小瓶に入った液体は睡眠薬で、その成分が事件で使われた複数の睡眠薬の成分と一致しました。
また、同日の家宅捜索で押収された睡眠薬も同じ成分のものだったということです。

男は昨年末まで、河口湖周辺の電子部品工場で派遣社員として働いていました。

睡眠薬を飲ませ窃盗。
非常に卑劣なやり方です。
しかし、民宿などの場合、対策もほとんど実施されず、部屋の鍵もない民宿もあります。
夜遅くなる人のために鍵を開けたまま眠る場合もあり、泥棒から見ると「無防備」な状態です。
やはりどんな場合にも、もう少し防犯意識を持つ事が大切です。

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投稿者:総合防犯設備士(2009年9月28日)|記事URL| あとで読む

金庫破り。現場でビールを飲んで・・・DNA鑑定で余罪判明。

金庫破りばかりを繰り返していた男。
ちょっとドジな癖で、余罪が判明していたようです。

●大阪市内で金庫破りなどを繰り返したとして、大阪府警捜査3課などは3日、窃盗などの疑いで大阪市浪速区元町、無職男(61)を逮捕し、計137件(被害総額約4750万円)のすべてを裏付け、送検したと発表した。

男は盗みの最中に冷蔵庫にあるビールやお茶を飲んで再び元の場所に戻すことがあり、容器に残った唾液(だえき)のDNA分析から裏付けがとれたケースもあったという。

 逮捕・送検容疑は平成14年3月から20年11月にかけて、大阪市西区を中心に、深夜に会社事務所などに忍び込み、137件の窃盗を繰り返したとしている。

 府警によると、警備会社と契約していない事務所を狙い、窓の格子を外すなどして侵入。バールなどで金庫をこじあける手口で盗みを繰り返していたという。
 原容疑者は20年12月に窃盗容疑などで逮捕され、137件のうち12件(約1083万円)は公判中という。
(9月3日 産経新聞より引用)

この泥棒は、現在の犯罪の特徴である「組織化」「短時間化」「分業化」といった流れに逆らい、「単独犯」で、犯行後もその事務所の冷蔵庫からビールやお茶を出して飲んでいたようです。そんなにのんびりできるのは警備会社に契約をしていない事務所を狙っていたからです。
警備会社契約先を狙う泥棒は「短時間化」5分以内に犯行を終えるなどで駆けつける前に逃げることを徹底しています。

その容器に残っていた唾液から余罪が判明するとは不用意な一杯でしたが、
こうした癖のある泥棒は少数派ですが時々まだ存在します。
必ず侵入した先のトイレに入る泥棒。
必ず侵入した先の冷蔵庫の食材を使用して料理をする泥棒。
ちょっと一杯・・とビールを飲んで酔っ払って捕まった、といったドジな泥棒もいるのです。

一般的に犯行にかける時間
・5分以内   29%
・5分〜10分 40%
・10分〜15分 9%
・15分〜20分16%
・その他    6%
10分以内とすると7割の泥棒が犯行を終えています。(警視庁生活安全課資料 逮捕者への調査)

そういう短時間化した泥棒に関しては、
●泥棒に侵入対象とされない「泥棒の嫌がる環境」を作る。
●侵入を早期」発見し、その場で音・光など泥棒の嫌がることで「威嚇撃退」する。

ことが最も大切です。
その場での音・光による威嚇撃退は泥棒に対して犯行を継続させないために最も効果のあることです。

泥棒は非常ベルに対して、「非常に気になり避ける」87%、「やや気になり場合によって避ける」11%「外して侵入する」2%と、98%の泥棒は避けるという認識を持っています。(警視庁生活安全課資料 逮捕者への調査)

自主機械警備システムNEXT
は、
「抑止力」で泥棒に「狙わせない」
「威嚇撃退力」で侵入者を「侵入させない」画期的な防犯システムです。

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投稿者:総合防犯設備士(2009年9月26日)|記事URL| あとで読む

事務所荒らし300件。事務所への侵入窃盗手口分析

平成21年上半期の一般事務所への侵入窃盗認知件数は1万0951件。
その事務所専門に泥棒を繰り返していた男が逮捕されました。

●会社事務所に侵入し現金を盗んだとして、東京都豊島区池袋、無職男(43)が7月、窃盗などの容疑で警視庁池袋署に逮捕され、8月に起訴されていたことが分かった。
「生活費を稼ぐため、01年ごろから首都圏や愛知県など1都8県で約300件の事務所荒らしをやった」と供述したという。同署は被害総額が約2億円に上るとみて、裏付けを進めている。

 逮捕容疑は、6月4日午前1時〜2時半ごろ、豊島区西池袋の会社事務所に侵入、金庫をバールなどで壊し、中にあった現金約102万円を盗んだとしている。

容疑者は7月13日、豊島区南池袋の路上で職務質問を受けた際、リュックサックの中に工具類を所持していたとして特殊開錠用具所持禁止法違反容疑で現行犯逮捕された。調べの中で6月の事務所荒らしへの関与を認めたという。
(9月18日毎日新聞より引用)

一般事務所への侵入の内、最も多いのが「ガラス破り」で48.4%。次が「ドア錠破り」12.2%、「無締まり」17.1%、「その他」10.5%、「合鍵」3.7%と続きます。「サムターン回し」は0.5%の55件、「ピッキング」は0.1%の15件と非常に少数派です。

侵入口を分析すると、窓が37.3%、表出入り口が36.2%、その他の出入り口が19.3%、非常口1.9%となっています。
事務所の防犯対策を考える場合には、窓、表出入り口の対策を実施することが重要であることがわかります。

以外と多いと感じたのが侵入口不明で300件2.7%。300件もがどこから侵入されたか不明のまま被害に遭っているのです。
破壊行為がわからないような巧妙な手口で侵入したのか、侵入形跡を消し去ったのか・・犯行が気付かれるのを遅らす目的ではないかと考えます。
又、過去に努めていた人間が合鍵の場所を知っていて・・といったことで侵入した事例もあるのではないかと推測します。
合鍵を元の場所に戻せばまったく侵入口がわからないということになります。合鍵を係りの人の机の引出しなどに保管するのは絶対に避け、人の出入りがあった場合には錠前も保管場所も変更しましよう。

事務所の防犯対策としては、窓・扉に窓扉侵入検知センサーを取り付け、こじ開けを検知した瞬間にベル、サイレンなどの音による威嚇撃退を行うと同時に、管理者の携帯電話などにメール送信、その後音声送信をするというシステムです。
それでも建物の中に侵入しようとすると室内侵入検知センサー(パッシブセンサー)が検知し、検知している間中ベル、サイレンを鳴らしつづけます。
泥棒に建物内に入れさせない方法です。
この方法であれば、セキュリティシステムの制御を行うカードもフェリカカードが使用でき、携帯電話でも行うことができます。又万が一従業員が突然辞めた場合も登録していたカードや携帯電話をすぐに失効させることで使用不可にすることができます。
自主機械警備システムNEXT

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投稿者:総合防犯設備士(2009年9月25日)|記事URL| あとで読む

「被害者が泣き寝入りしやすい」と“援交狩り”

平成21年度の刑法犯総検挙人員に占める少年の割合は25.7%。前年より0.2ポイント上回っています。
中でも凶悪犯の強盗が368人で対前年同時期の19.1%増となっていることが気になります。

そんな高校生などによる強盗のニューズがありました。
「援助交際」を装って相手の男性から現金を奪うという手口です。


●“援交狩り”と称して、インターネットで知り合った男性に暴行を加えて現金を奪ったとして、警視庁八王子署は強盗致傷の疑いで、東京都小平市に住む都立高校1年の女子生徒(16)と16〜17歳の無職少年3人を逮捕した。4人は「遊ぶ金が欲しかった」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は、8月19日午前0時10分ごろ、ネットで知り合った団体職員の男性(23)に援助交際を持ちかけて八王子市内のラブホテルに呼び出し、女子生徒と手をつないで歩いているところに駆けつけた少年3人が「誰の女に手を出しているんだ。殺すぞ。金を出せ」などと脅迫。殴るけるの暴行を加え、現金5万円とキャッシュカードなどの入った財布を奪ったとしている。

 同署によると、4人は遊び仲間で、少年の1人が「被害者が泣き寝入りして警察に届けにくいから、援交狩りをしよう」と提案。ネット掲示板に「今夜暇な人、遊んでください」と書き込み、男性を呼び出した。少年の1人が女子生徒を装って、男性とメールをやりとりしていたという。
(9月24日産経新聞より引用)

被害者の心理を分析した上での大人顔負けの手口です。
遊ぶ金欲しさの犯行。
こうした高校生が大人になってどうなるのか、と考えると、日本の将来が心配になるのは私だけでしょうか?

道徳心の欠落。
これは大きな問題です。しかし、少年だけの問題ではありません。
教職員、警察官、自衛隊員、住職、公務員、弁護士・・耳を疑いたくなるような聖職者による犯罪がここ数年どれほど多く発生していることか・・・。
少年たちが大人を信じられない、大人の言う事なんて信じない、と考える理由を我々大人が作ってしまっているのです。
一時期「美しい国づくり」というのが政治家から発せられていましたが、道徳心を持たない国民に将来はありません。

1943年フランス大使であるポール・クローデルが言った言葉があります。
「日本人は貧しい。しかし高貴だ。
世界でただ一つ、どうしても生き残って欲しい民族をあげるとしたら、それは日本人だ」
彼の目に映ったこの日本人像からどれだけ遠くに我々は来てしまったのでしょうか?

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投稿者:総合防犯設備士(2009年9月24日)|記事URL| あとで読む

ジャンケンで役割分担、駐車中のタクシーから売上金盗む少年団摘発

平成21年度上半期の刑法犯少年の検挙人員は4万923人(前年同期比1.7%減)となっています。
多かった平成14年の6万5540人からは減っていますが、まだまだ高水準であることに違いはありません。

刑法犯少年の罪種別構成比は、窃盗犯が最も高く61.6%(2万5228人)、粗暴犯は9.0%、凶悪犯(殺人、強盗、放火、強姦)は1.2%です。
特に、強盗(前年同期比19.1%増)、放火(同9.5%増)、強姦(同15.6%増)と凶悪犯が増えています。

車上狙いは検挙人員で224人(前年同期比13.7%増)、オートバイ盗(同9.6%減)、自動車盗(同9.6%減)となっています。
その車上狙いを行っていた少年少女20人に関するニュースをご紹介します。

●駐車中のタクシーから売上金の窃盗を繰り返すなどしたとして、福岡県警小倉北署が北九州市内の13〜17歳(当時)の少年少女約20人を摘発していたことが分かった。
少年らは約35件、被害総額約415万円の犯行を自供。「ジャンケンで盗み役や見張り役を決めていた」と供述しているという。

 捜査関係者によると、少年らは昨年から今年にかけ、同市小倉北区を中心に、コンビニエンスストアの駐車場でタクシーの売上金を盗んだほか、キーがかかったままのタクシーを盗んで乗り捨てた疑い。窃盗容疑などで逮捕、書類送検、児童相談所送致された。

 少年らは、運転手が鍵をかけずに離れたタクシーを狙い、盗んだ現金は別の場所で待機したメンバーも含めて山分けし、菓子や焼酎を買ったり遊びに使ったりしていたという。
(9月18日 読売新聞より引用)

ジャンケンで役割を決めて犯行を行い、盗んだ現金で菓子や酒を買う・・・・精神的に非常に子供じみた行為です。
しかし、コンビニなどに鍵をかけずに駐車しているタクシーから売上金を盗むためには、鍵をかけたかどうかを見張る役、コンビニ内でその運転手の行動を確認し出て行くのを見張る役、実行犯など役割があったのではないかと推測され、立派な?窃盗団としての組織ができているとことが不気味であり、恐ろしい気がします。

「犯罪の若年化」が定着してしまっています。
「初発型非行」というのがあります。犯行手段が容易で、動機が単純であることを特徴とするもので、本格的な非行へ深化していく危険性の高い非行をいいます。
統計上は、万引き、オートバイ盗、自転車盗、占有離脱物横領を指します。
こうした「初発型非行」はここ10年で減少はしているものの、まだまだ高い水準です。
万引きは前年同時期比8.2%、オートバイ盗は3.6%増、自転車盗は7.5%減、占有離脱物横領は10.9%減となっています。
刑法犯少年全体に占める初発型非行の割合は71.7&で、今後の課題として、いかに初発型非行を発生させないか(思いとどませる)と再犯を防ぐということにあります。
そのためには犯罪の発生しにくい環境「防犯環境設計」を作る事が必要です。

「防犯環境設計」とは、犯罪者が犯罪をしにくくするための環境を作り、犯罪を未然に防ぐことを目的としています。
「対象物の強化」「接近の制御」「視認性の確保」「領域性の確保」を行うことです。
セキュリティハウスで言えば、
対象物の強化・・・防犯ガラス、窓・扉開閉検知センサー、窓ロック
接近の制御・・・・赤外線センサー、フェンスセンサーなどによる外周警備
監視性の確保・・防犯カメラ、人感ライト、セキュリティキーパー
領域性の確保・・地域での防犯パトロール、防犯講演会
などとなります。
犯行をしようとした時点で「ここはやめよう」という気持ちにさせる。それを広域で実施することで犯罪が起きにくい環境を作る事ができます。

防犯は予防こそが大切です。初発型非行を起こさせない環境を作りましょう。
予防重視の防犯システム

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投稿者:総合防犯設備士(2009年9月18日)|記事URL| あとで読む

一瞬に命を奪う放火、許せません!

数年前のことですが、知り合い男性が火災で亡くなりました。
後日わかったことですが、火災の原因は「放火」。
どうやら、数人の少年らが文化住宅の空き部屋中で火を放ったとのことでした。
亡くなった知り合いの男性は足が悪く、いつもリハビリを兼ねて近所を散歩していました。

火災被害に遭った日は、ちょうどゴールデンウィークの初日で、
火災現場のあたり周辺は、「お出かけスタイル」の方も多く、
とても和やかな雰囲気を見せていました。

ところが、あたり一面が真っ白になるほど煙がもんもんと立ち上がり
異様な雰囲気に変わってしまいました。
しばらくすると「ウー!」という消防車のサイレンが鳴り響き、
近隣住民の方々が一斉に外にでてきて、火災現場に向かっていました。

文化住宅は煙まみれであり、1階部分は煙に隠れてよく見えませんでしたが
赤い炎が煙のすきまから見えました。

私はそのとき「おじさん大丈夫かな?」と思いました。
と、同時に消防隊員が建物中に入っていく姿を見て「おじさんを助けて」と思いました。
そのような悲劇的な記憶が今でもよみがえってきます。

一瞬にして命を奪う放火。幸せも一瞬にして崩壊してしまいます。
そのような放火犯、決して許すことはできません。

■火災事件は、消防白書の統計資料によると空気が乾燥する
 冬の季節になると増加するというデータがあります。



平成20年消防白書より 第一章火災の現状と課題
(3)冬季・春季に火災が多い
平成19年中の出火件数を四季別にみると、
火気を使用する機会の多い冬季から春季にかけて多く発生しており、
総出火件数の57.4%を占めている。



火災事件が多いということは、放火事件も多いということが言えます。

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投稿者:総合防犯設備士(2009年9月17日)|記事URL| あとで読む

中国より密入国し、空き巣107件.外国人の刑法犯国別状況。

不法滞在の外国人による犯罪。平成21年上半期では刑法犯が10766件発生しています。

刑法犯の国籍・地域別検挙状況を見ると、その最も多いのが平成21年上半期の警察庁統計資料では、中国人(49.6%)、ブラジル(21.0%)、韓国(6.1%)ベトナム(4.9%)、コロンビア(4.2%)、その他(14.2%)となっています。これは3年前は、中国人4割(42.4%)、ブラジル(12.5%)ベトナム(8.0%)、韓国(7.4%)、フィリピン(5.0%)、その他(24.8%)となっていましたので、中国人、ブラジル人が急増しているのがわかります。


その中国人の空き巣犯が逮捕されました。

●民家で腕時計などを盗んだとして、警視庁捜査3課などは15日までに、窃盗容疑で、中国籍の無職男(35)=千葉県野田市蕃昌=ら2人を逮捕した。同課によると、「密入国の際の借金返済と家族への仕送りのためにやった」と述べ、容疑を認めているという。
 同課は7月下旬から9月9日の間、東京、千葉、埼玉各都県で空き巣107件を繰り返し、計2000万円相当を盗んだ疑いがあるとみている。
 逮捕容疑は先月20日午前7時10分から午後9時の間、世田谷区の男性銀行員(42)宅に侵入し、腕時計や現金など54点(計362万円相当)を盗んだ疑い。 
(9月15日 時事通信より引用)

ガラスカッターで窓に傷をつけた後、ドライバーで突いて穴を開け鍵を外して侵入するという手口で侵入していました。
2人は密航斡旋(あっせん)組織「蛇頭」の仲介を受けて日本に密入国したが、蛇頭に数百万円の借金があり、返済に追われていたということです。
彼らの年収や物価水準からすると数百万の借金は日本の比ではありません。
それでも「数百万もの借金をしても日本に入国したい」。

それは、日本に来ると稼げるからなのです。
泥棒で稼ごうとする場合、日本ほど稼ぎやすい国は他にありません。
日本人は防犯意識が低く、タンス預金や自動販売機など家の中や道路にお金を置いています。
そして、地方に行けば行くほど防犯対策はされておらず「無施錠」つまり錠前をしていない状態の扉や窓の家が多いのです。中国の一般市民から見るとお金や金に換金できる家電やパソコン、貴金属などを所有している。
そして、物価水準が高く、1年日本で荒稼ぎをすると御殿が建つと言われています。(実際にピッキングで侵入して稼いだお金で建てた「ピッキング御殿」と呼ばれている家もあるようです)
まさに「泥棒天国」の状態なのです。

中国人窃盗団というと平成10年頃の「ピッキング」というピックという道具を錠前に突っ込んで開錠する手口での侵入が非常に多い状態でした。主にマンションがターゲットとなり、一度に1棟で何件もの侵入被害が発生しました。
その後、ピッキング対策としてピッキングや破壊に強い錠前への交換が進むと、「サムターン回し」「カム送り開錠」などが流行りの手口となります。そして、それが対策が進むと「ガラス破り」などに移行しています。

そして手口に対する防犯対策が首都圏などで進むと、まだ進んでいない地方へ活動場所を移動します。
ピッキングなどは首都圏ではあまり聞かなくなりましたが、まだまだ地方に行くと発生しています。
そして地方で稼ぎ、アジトのある首都圏や大阪などで転売したり、本国に送金したり「ヒットアンドアゥェイ」を繰り返します。

中国人窃盗団の場合には、本国より密航斡旋(あっせん)組織「蛇頭」の仲介でどんどん実行役が入国してきます。
何人もの窃盗犯が逮捕されますが、氷山の一角。メンバーを変え、そして日本人とのコラボレーションなどで情報を得ながら犯行を継続しているのです。
組織はお互いの名前も知らず、首謀者の名前も知らないケースもあります。
役割分担が明確で、運搬屋、侵入実行犯、見張り役、通帳から現金引出し役など分業化が進んでいます。
武器としてピストルや小刀を持っていることも多く、犯行途中に出くわすと非常に危険です。
「居直り強盗」に早変わりし、最悪の場合、命を落とすこともあります。

やはり防犯の基本は「建物の中に入れない」ことにあります。
建物の中に入られてから対応したのでは、最も大切な家族の命が危険にさらされます。
建物の外の時点で侵入を諦めさせる。予防と早期発見による「被害に遭わない防犯対策」が大切です。

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投稿者:総合防犯設備士(2009年9月17日)|記事URL| あとで読む

仏像盗難犯人の手口

なくならない仏像盗難。
滋賀県で20件繰り返したと供述している泥棒の話です。

●長浜署は14日、虎姫町内の寺から仏像や掛け軸などを盗んだとして、名古屋市北区清水2の造園業男(71)=窃盗と建造物侵入罪で既に起訴=を窃盗などの疑いで長浜区検に追送検したと発表した。
調べに対し「県内外の寺や、民家の土蔵で約20件の盗みを繰り返した」と話しており、同署は仏像だけで6体の被害を確認した。

今年7月22日午後2時半ごろ、虎姫町三川の「智蔵院」に鍵のかかっていない雨戸を外して侵入し、厨子(ずし)に収められていた江戸時代作とされる木造の薬師如来座像(時価約50万円)と愛染明王像(同約12万円)、掛け軸など計9点(時価計約70万円相当)を盗んだ、とされる。 
智蔵院は住職が常駐していない無住寺。盗んだ仏像2体を既に古物商に売却していた。調べに対し、「湖北には古い土蔵がたくさんあると知っていた」と話しているという。
 県内では03年度以降、55件の文化財盗難事件が発生。警備の手薄な無住寺が狙われるケースも多いが、国や自治体の指定を受けていない「未指定文化財」は資料が乏しいため被害の特定が難しいという。
(9月15日 毎日新聞より引用)

重要文化財などではない仏像を無住寺から盗み、古物商に販売する。
こうした手口での「仏像盗難」が全国で発生しています。
特に滋賀県はここ数年、何度もニュースを目にします。

寺は犯罪が発生しやすい環境にあります。誰でもが参拝客を装い、建物に近づくことができます。
仏像なども、無住寺となるとほとんど防犯対策もされていません。
盗もうと思うと盗める状態であるわけです。

無住寺となると人がその場にいませんから、遠隔で管理することが必要となります。
電話回線もないところもあるでしょう。そうした場所には「見える自主機械警備システム」がお勧めです。
何か侵入、放火、仏像持ちだし、賽銭箱持ち上げなどを各種センサーで検知します。
その場でベルにより「威嚇撃退」するとともに、ご住職のFOMA携帯電話に画像で自動通報します。
ご住職はリアルタイムの寺の状況を動画で確認できます。
又、こちらから「こらー、何している!!」と携帯電話で話すと、現地のスピーカーから声で威嚇することもできます。
早く以上を察知し、何が起きているかを動画で確認し、対処する。
まさに、「早期発見・初期対応」による画期的なシステムです。
そうしたシステムが、毎月1〜3万円(カメラやセンサーの台数、リースの年数によって異なる)で導入することが可能です。

仏像を盗まれてから買い戻した事例も聞きますが非常に高額となります。
もちろん、その仏像が見付かって戻ってくることは稀で、戻ってきただけ幸運だと思わないとなりません。
そうなってから嘆くより、やはりきちんとした対策を実施することが必要です。

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投稿者:総合防犯設備士(2009年9月16日)|記事URL| あとで読む

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