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「高層階は無施錠が多く、狙いやすかった」クモ男600件空き巣。

マンションの高階層専門の「クモ男」によるマンションへの侵入手口は?というと

●横浜市内の中高層マンションで空き巣を繰り返していたとして、神奈川県警捜査3課は29日、横浜市塗装工男(49)を住居侵入と窃盗の疑いで逮捕したと発表した。

 同課は、高層階の壁を伝ってベランダから侵入する手口から、男を「クモ男」として7年前からマークしていた。「これまでに約600件繰り返した」と供述しているといい、同課は被害総額は5000万円に上るとみて調べている。

 3月29日午後8時20分頃、同市神奈川区神大寺の7階建てマンションの外階段から壁を伝って同階の会社経営者の男性(45)宅のベランダから侵入、現金22万円や商品券38枚(約4万円相当)などを盗んだ疑い。

「塗装工の経験から高所での作業に慣れていた。高層階は無施錠が多く、狙いやすかった」と供述している。
(7月30日読売新聞より引用)

外階段や外壁を高層階まで上がり、戸締まりなどが不用心なベランダなどから侵入していたというこの男。
同じようにマンションの高層階を狙うクモ男は過去にも度々現れています。
世の中には高層であることをいとわず、かえって「防犯意識が低い」と狙う泥棒がいるのです。
高層マンションの最上階を「屋上から1階下なだけ」と豪語した泥棒もいます。
マンションの場合、高層になればなるほど、こんなところから侵入されない、とベランダの窓に対する防犯意識は低くなる傾向にあります。
夏の寝苦しい夜は開けている方もいるかもしれません。

また、マンションの場合、夕方に室内照明がついているかどうかが外からすぐにわかります。
それは、そのまま「在宅かどうか」のシグナルとして泥棒は見ているのです。

クモ男だけでなく、オートロックの入っているマンションばかりを狙う泥棒もいます。
やはり「防犯意識が低いから」が理由です。オートロックは共連れなど別の入居者と一緒に侵入することもできます。
一度マンションの中に侵入してしまうと、ベランダ沿いに何件も侵入できるため効率が良いというのが泥棒の考えです。

平成20年6千66件もの「窓の無施錠」からの侵入窃盗被害がありました。
これは、マンションなど共同住宅への侵入窃盗17.2%にあたります。
4千946件・・これは「表玄関の無施錠」からの侵入窃盗被害です。14%にもあたります。
こんなに多くの方が表玄関の施錠をしていないというのにも驚きです。
ゴミを捨てるほんの一瞬、うっかりあわてていて・・・いろいろな理由があるでしょうが、施錠は防犯以前の問題として確実に実施することが重要です。

マンションの防犯対策としては、窓と表玄関を入居スペースでは対策する必要があります。
そしてマンション全体としても、誰でもが簡単に入れないように出入管理を行うとともに、防犯カメラによる録画を実施することで、不審者が避ける防犯環境を作ることが大切です。
● マンションのエントランス、エレベータホール、エレベータ内、屋上、非常階段、ゴミ捨て場、駐車場などに防犯カメラを設置し自動録画する。エレベータ内カメラの映像をエレベータホールにて見せるのも効果的。
● 非常階段は電気錠とし、アンチパニックで中からは自由に出入り可能とする。
● 入居者スペースの扉、窓には補助錠・窓ロックを設置する。必ず施錠する。
● ベランダにサイレン付き人感ライトを設置する。
● 入居スペースごとの防犯システムを設置する。窓・扉開閉検知センサーを表玄関扉、ベランダ窓に設置し、こじ開けられるとその場でベルが鳴るとともに管理室へ連絡又は入居者の携帯電話にメール通報・音声通報で知らせる。自主機械警備システムNEXT

投稿者:総合防犯設備士(2009年7月30日)|記事URL| あとで読む

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