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増えるヒットアンドアウェイ犯罪

全国津々浦々まで高速道路が整備されつつある日本。
犯罪もいわゆる「ヒットアンドアウェイ方式」が増加しています。

犯罪者が高速道路を利用し、防犯 意識の低い田舎に来て盗みを働き、
その後すぐに高速道路で風のように去っていくというものです。
本州と四国連絡橋の一つである明石海峡大橋が開通してからは、
のどかな地方都市だった徳島県でもこういった犯罪被害が増加しつつあるようです。

10月15日に徳島県阿波町で発生した事件ですが、深夜、自宅で就寝中だった一人暮らしの男性が、
カギのかかっていない玄関から押入った男2人から「マネー、マネー。カネ、カネ」と刃物で脅され、
現金数万円を差し出した後、ガムテープで手足を縛られた上、口もふさがれました。
逃走した男2人は依然として捕まっていないようです。

ある県警幹部の話によると、ここ7、8年で多いのは、中国福建省出身の窃盗団による犯罪だそうです。
彼らのほとんどが密入国者で、日本人の手引き役が、地方にある無防備でそれなりに財産のある家を案内し、夜になるとプレートを付け替えた盗難車両に乗り、4、5人組で民家に押し入り、家人をぐるぐる巻きにして逃走します。

ある程度の距離を逃走すると、盗難車両を量販店の駐車場などに乗り捨てます。
当初は彼らも都会で犯罪を繰り返していましたが、防犯 設備の整った店舗や、防犯 意識の高い住宅が多くなってきたため、リスクが高いと判断し、地方に目を向けるようになったようです。
そして、昨今の高速道路網の発達で、簡単に早く移動ができ、しかも防犯 意識の低い地方での犯罪を思いついたということです。

施錠するしないとは別に、彼らの手口は非常に大胆です。
警察への通報を遅らせるために、手足をガムテープで縛ったり、ぐるぐる巻きにしますが、その時にあまりにもきつく締められ、窒息死寸前になるケースもあるようです。

彼らが検挙される確率は低いようです。
盗難車両でやってくる上、手足を縛って通報を遅らせます。
また、逃走時に乗り捨てられた車両は、広い量販店の駐車場に放置されます。このため、数ヶ月たたないと、犯行車両だと判明しないようです。

たまたま防犯 設備の整った家屋に侵入しようとした場合や、スピード違反のオービスに撮影されたり、警戒中の警察に職務質問されそうになり、逃走中に逮捕されるなどといったケースでしか、検挙される事例はないようです。
そこから芋づる式に余罪が出てきて犯行が次々と明るみに出ます。

今回被害に遭われたのは、徳島自動車道のインターチェンジから近い、山際の一軒家でした。
田舎ではいまだに施錠なしの家も多く、又、家族の数が多かったため留守になる時間も少なかったという昔の名残がまだ残っているのどかな田舎町です。

田舎は安全で犯罪も少ない、と安心している時代ではありません。
犯罪者は確実に都会から田舎へとターゲットを変えようとしています。
田舎に住んでいる人たちも都会と同じ感覚の防犯 意識を持つことが必要です。

投稿者:総合防犯設備士(2007年10月24日)|記事URL| あとで読む

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