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大麻天国オランダのジレンマ

海外の麻薬(大麻)に関するニュースです。

オランダでは一定限度の大麻使用が認められているようですが、最近、大麻を販売する通称「コーヒーショップ」の数が激減しています。
防犯 上の懸念から、保守政権が締め付けを厳しくしているためのようです。

ところが、他の欧州連合(EU)加盟国からは、これが大麻吸引者の越境や大麻の流入を増やさないかと懸念しています。
大麻は適切に管理しうるという寛容政策を取ってきたオランダが“手綱”を締めるのも容易ではないというジレンマを抱えているようです。

ドイツとの国境沿いに建つエンシェデのコーヒーショップでは、若者たちがまるでアイスクリームを買うように、簡単に大麻を買っています。
薄暗い店内では、罪悪感もなく煙をくゆらせる中年男性も珍しくないようです。
同店を訪れる客は平日約50人、週末はその倍に及びますが、客の半分は大麻目当てにドイツから訪れる「ドラッグ・ツーリスト」だということです。

ただ最近は、オランダ国内で店舗が激減しています。
「寛容政策」を見直している政府が店舗を強制閉鎖しているためで、約740軒の店舗数は1997年の約4割減ということです。

背景にあるのは 治安悪化 の懸念です。
ドイツ国境沿いの町フェンローの主婦は「ゾンビみたいなドイツ人が真夜中3時ごろ、店舗の場所を教えてほしくて自宅の呼び鈴を激しく鳴らした」と、6年前の“恐怖”を振り返ります。

ロッテルダムでは、子供への悪影響を懸念し、来年末までに、市内にある約60店舗のうち学校から約100メートル以内にある店舗の閉鎖を決定しました。

問題は、このオランダの厳しい姿勢が、隣国では必ずしも歓迎されていないということです。

オランダ フェンロー市は最近、街中の大麻吸引者を減らそうと、町外れの国境近くに「ドライブスルー方式」の新店舗建設を計画しました。
ところが、ドイツ側のネッテタル町は、大麻吸引者の越境が増えることを警戒し、これに猛反発しています。
同町の総務部長は「わが町にはこれまでも、民家の庭に小便をし、注射器を捨てる連中が越境して町民を怖がらせてきた」と語っています。

欧州の「麻薬の首都」と米誌が揶揄するオランダからは人だけでなく大麻も隣国に流出しているようです。野放しにも近いオランダの政策にドイツ以外にも、ベルギー、フランス、アイルランド、イタリアなども批判し、スウェーデンではオランダ製品のボイコットを警告しているようです。

防犯 対策に関しても同様のことが言えます。
ある国や地域では 防犯 対策がしっかりと行われ、又は非常に罰則が厳しいなど、犯罪 を起こしにくい環境である。
犯罪者は、だったら別の地域や国に行けば犯行を行いやすいと考えます。
これでは犯罪が分散していくだけで、根本的な解決とは言えません。

オランダ フェンロー市の「街中」の吸引者を減らす為に、「国境近くの街外れ」に大麻販売の新店舗を建設するというのはまさにそうです。

大麻吸引者が、越境して自国に入って来ることを、近隣諸国が懸念するのは当然です。
オランダは今までの大麻寛容政策のツケを払わされることになりそうです。
中途半端な政策変更ではなく、全ての店舗を閉鎖するぐらいの強行策が必要ではないでしょうか。

投稿者:総合防犯設備士(2007年7月20日)|記事URL| あとで読む

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