出店荒らし
「出店荒らし」とは、休日又は夜間に無人になる店舗に侵入し、金品を窃盗するものです。
ここ数年特に大阪や東北震災地で「出店荒らし」が多発しています。
出店荒らしは年々「組織化(数名の窃盗団で犯行に及ぶ)」「短時間化(2〜3分程度で犯行を終える)」「凶悪化(武器を持っている)」しており注意が必要です。
最近の出店荒らしの被害実例
- 宮城県で震災後、出店荒しが増加
宮城県警は、2011年4月25日、震災後1ヶ月間の刑法犯認知件数(殺人や強姦)が前年同期よりも減ったのに対し、被災地で閉店している店舗の出店荒しが87件増の124件だったことを明らかにしました。
(2011年4月25日 共同ニュースより引用) - 出店荒しで3容疑者逮捕
岐阜県警捜査3課と各務原署などは、2011年8月4日、窃盗目的で閉店後の喫茶店に侵入したとして、指定暴力団稲川会系暴力団組員の男ら3人を逮捕しました。
今年に入り、同様の手口の出店荒しが県内、愛知県内で100件以上発生しており、余罪は100件以上と見られています。
県警によると、喫茶店の入り口のドアがバールでこじ開けられ、戸棚や引き出しが荒らされていたということです。
(2011年8月5日毎日新聞より引用) - 大阪で2010年から続く「出店荒らし」。
目指し帽を被った複数の男が荒っぽい侵入手口で無人の店舗に侵入し車で逃走、という手口も似通っています。
- 大阪西成では3月26日 貴金属店が出店荒らしの被害遭いました。26日午前3時35分ごろ、大阪市西成区玉出中の貴金属販売店「イーネーション玉出店」で、指輪やネックレスなど87点(計約120万円相当)が盗まれた。大阪市内ではこの1カ月ほどの間に貴金属店などで出店荒らしの被害が相次いでおり、9件目。西成署が窃盗事件として捜査している。
西成署によると、出入り口のシャッターとガラスの引き戸がこじ開けられ、店内のショーケースが荒らされていた。目出し帽をかぶった男2人組が白っぽい車で逃走するのが目撃されている。
(産経新聞 3月26日(土)より引用) - 2010.7.12日午前5時20分ごろ、大阪市大正区三軒家東の衣料品量販店「ユニクロ大正三軒家店」で、近所の住人から「トラックが衝突している」と110番通報があった。大正署員が駆けつけたところ、トラックが出入り口のシャッターを突き破って止まっており、店内のレジ周辺が物色されていた。
カウンター内にあった売上金が入った金庫は荒らされておらず、現金などの被害はないとみられる。大正署は窃盗未遂容疑で捜査している。
同署の調べでは、トラックは大正区内の建設会社から盗まれたものとみられ、バックで出入り口に突っ込んでいた。周辺住民がタオルで顔を隠した男2人が近くに止めてあった乗用車で逃走するのを目撃。乗用車はシルバーで、スバルのステーションワゴン「フォレスター」とみられるという。(2010.7.12 産経新聞より引用) - 2010.9.28日午前5時5分ごろ、大阪市中央区南船場の高級ブランド店「ルイ・ヴィトン大阪心斎橋店」で、「店に泥棒が入ったようだ」と通行人から110番があった。南署員が駆けつけると、正面入り口の扉がこじ開けられ、店内に陳列されていたバッグなど40〜50点が盗まれていた。被害総額は数百万円以上とみられ、南署が窃盗容疑で捜査している。
南署によると、目撃情報などから犯人は複数で、入り口前の歩道上に乗り付けた黒っぽい車に盗んだ商品を積み込み、東に逃走したという。
現場は市営地下鉄心斎橋駅近くの御堂筋沿いで、周辺には高級ブランド店が並ぶ。同店では今年1月21日にもショーウインドーのガラスが割られ、店内からバッグなど900万円相当を盗まれる窃盗事件が発生。また、5月31日には約300メートル南のエルメス専門店が荒らされ、約2千万円相当の商品が盗まれる事件が発生している。(10.9.28 産経新聞より引用)
・2010.5.31日午前5時ごろ、大阪市中央区東心斎橋の服飾雑貨店「ロワールブティック大阪心斎橋店」で、シャッターが切られて店内が荒らされているのを、警備会社の通報で駆けつけた南署員が発見した。高級ブランド・エルメスのバッグや財布約40点が盗まれ、被害総額は2千万円。南署が窃盗容疑で捜査している。
南署によると、店はエルメスの専門店。パイプ製のシャッターを切って人がくぐり抜けられるほどの穴が開けられ、中のガラスドアもこじ開けられた上、店内のショーケースが割られて商品が盗まれていた。警報作動から署員が駆けつけるまでは10分足らずだったという。
現場は市営地下鉄心斎橋駅の東約200メートルで、飲食店などが立ち並ぶ繁華街。(2010.5.31 産経新聞より引用)
- 大阪西成では3月26日 貴金属店が出店荒らしの被害遭いました。26日午前3時35分ごろ、大阪市西成区玉出中の貴金属販売店「イーネーション玉出店」で、指輪やネックレスなど87点(計約120万円相当)が盗まれた。大阪市内ではこの1カ月ほどの間に貴金属店などで出店荒らしの被害が相次いでおり、9件目。西成署が窃盗事件として捜査している。
いずれの「出店荒らし」の手口も、複数の人間で車を使用し、非常に荒っぽい方法で店内に入り、商品を盗んで逃走しています
出店荒らしの発生状況
平成22年度の、出店荒らし認知件数は20,465件で、全体の15.0%にあたります。
場所別で侵入窃盗の発生状況を見ると、商店が12,453件で60.8%となっています。侵入窃盗の多い順に、その他の商店9,058件、給油所969件、その他のスーパーマーケット537件、古物商440件、総合スーパー304件、コンビニ270件、ドラッグストア216件となっています。
店舗は、住宅に次いで、多く侵入窃盗が発生している場所だといえます。
商店への侵入場所別には表出入り口4,528件36.4%、その他の出入り口3,818件30.7%、窓3,144件25.0%となっています。
手口では、ガラス破り4,916件39.5%、無締り2,481件19.9%、その他2,205件17.7%、合鍵340件2.7%、その他の施錠開け234件1.9%となっています。
窓ガラスを割って鍵を開けて侵入する方法で2,119件17.0%が最も多いです。


店が狙われるのには理由があります
- 不特定多数の人が出入りしている。
- 売上金、釣銭など多くの現金が置いてあると考えられている。
- 大金は置かれていなくても、翌日の釣り銭などがある。又、銀行が休業の時やゴールデンウィーク、年末年始などで売上金額が高額になっている時は大金があり特に狙われる。
- 昼間客を装って「下見」をすることができる。
- 夜間や休日無人である。
- 商店街などは住民が少ないため少々の音を立てても良いため大型の破壊機器も使用できる。
- チェーン店などは店のレイアウト、構造が同じである。
- 宝石店やブランドショップ、リサイクルショップなど、高額な商品を置いてある店舗では、その商品も狙われる対象となる。盗んだ商品はリサイクルショップやインターネットオークションなどで販売できる。
- アルバイトや元従業員などから、警備状況やいつ現金が多いか、金庫の場所などといった情報が漏洩している。
出店荒らしに対する防犯対策
- 防犯カメラを設置する。
死角をなくし、店全体を監視することができるほか、犯罪者にとっては犯罪の抑止にもつながります。レジから死角になっているところに設置するとともに、さりげなく目立つ場所に設置することが効果的です。カメラは夜間照度がなくても鮮明な映像を映し出す赤外線照明内蔵のディナイトカメラ(逆行補正機能付き)とし、デジタルレコーダーで自動録画して映像を1カ月程度残します。
特に出入り口を監視する防犯カメラは逆行補正機能がついたものにします。
すでに設置している防犯カメラは、きちんと録画されているか、鮮明な画像となっているか保守点検を日頃より行います。特におでんなどの上のカメラの映像はカメラが曇っていることが多いのでよく確認しておきます。 - 「抑止(予防)効果の高い自主機械警備システムを設置する。
下見をする侵入者に対して建物の外の時点で「ここを対象にするのをやめよう」という気持ちにさせる。それでも侵入を企てた場合、窓や扉をこじ開けようとした瞬間に大音量のベル・サイレンなど泥棒が最も嫌がる「音と光」で威嚇撃退する。同時に瞬時にあらかじめ設定した通報先5箇所にメール、音声メッセージで自動通報するシステムです。 - 犯行を継続させない霧による威嚇を従来の警備システムに併用する。
宝石店など短時間化する泥棒に対しては、侵入を検知した瞬間にフォグガードで霧を噴射し、犯行を継続させない方法が効果的です。 - 商品をショーケースにいれたままにしない。夜間・休日は防犯金庫へ保管する。
宝石のような高額は、ショーケースのガラスを割られたり、ショーケースごと破壊して盗まれる事もありますから、ショーケースに商品を残さず固定した防犯金庫に保管することが必要です。又、シャッター付のショーケースを使うのもお勧めです。但し、どちらも過信しないことが重要です。
侵入者は5分以上時間をかけることが嫌いな為(泥棒が犯行をあきらめる理由)、時間をかけさせることで、犯行途中で諦める確率が上がります。 - 現金をレジから出しておき、お金の入っていない状態を見せる。
レジに現金を入れておかないのはもちろんですが、鍵をかけるとこじ開けられてレジが破壊されてしまい、かえって修復費用がかかる、といったことになります。レジから現金を出し、レジは開けておき、何も入っていないことをアピールしておきましょう。現金は夜間金庫に入れましょう。 - 日ごろから防犯システムを見せておく
泥棒は、事前に必ず店に客を装って下見に来ています。下見の時に、どこに金目のものがあるのか、侵入口をどこにするかなどを見ると同時に、どんな防犯システムが設置されているかを確認しています。防犯カメラの種類(カラーか、モノクロか、いつ頃の商品かなど)やカメラの方向なども確認しています。防犯カメラ、抑止力の強い防犯機器(セキュリティキーパーなど)などを見えるところに設置して、防犯対策が万全にされいる店だということをアピールしておきます。 - 日ごろから、従業員に対し防犯の指導を徹底させ、防犯意識を持たせることも重要です。お客様への声掛けの徹底も実施します。従業員の防犯意識の高さは泥棒にとっては侵入しにくい環境となります。
- 遠隔店舗運営に最適のi-NEXTでiPadで状況を把握するのもお勧めです。オーナーがいつでもどこからでも店舗の状況を監視できる環境であることはいい意味での緊張があり、泥棒にとって侵入しにくい環境となります。
万が一出店荒らしに遭った場合の対処方法
店舗に出勤したら店が荒らされていた・・・そんな時には冷静に下記を行いましよう。
- 何も触らず、すぐに110番通報。
指紋を消さないために出来る限り何も触れないことが重要です。 - 警察が出動した後何が盗まれたか、様子が変わった点が無いか確認しましょう。店舗内(ショーケース、商品棚の商品)事務所内(金庫、レジ、机の引き出し、パソコン)商品在庫、倉庫、作業場の原材料・仕掛品等を見渡して、何かなくなっているものがないか、場所が動かされているものがないかを確認しましょう。
- すぐに警察に盗難届、被害届を提出する。
商品や貴重品、キャッシュカード、印鑑など盗まれたと確認できれば”盗難届”を出します。- 盗難届はできればコピーをもらい、もらえない場合は、盗難届の受理番号をメモします。保険金請求時に必要です。
- カード類(キャッシュカード、クレジットカードなど)や健康保険証、印鑑、印鑑証明、パスポートなどが盗まれた時は、必ず警察に盗難届けを出しましょう。 盗難届けは、悪意の第三者が盗んだ印鑑やカード、保険証などを悪用してお金を借りられたり、詐欺行為に使われた時に、何月何日から本人の手元を離れています、という証明になりますので重要です。
- 後から追加で盗まれたものが出てきたり、金額が変更になった場合には再度警察にその旨を連絡しましょう。
- 保険証の場合は、健康組合にも紛失届けを提出します。
- クレジットカードはクレジット会社へ、銀行カードや通帳は銀行へ至急連絡行します。
- 保険会社に被害に遭ったことを連絡し、提出書類を作成します。侵入口の写真、被害実態の写真と盗難届の受理番号は保険請求時に必要です。
- 会社の印鑑証明書や実印は法的効力が強いので、第3者に悪用されるとたいへんな金銭トラブルに巻き込まれる可能性があります。すぐに法務局への盗難届け、使用停止届け、改印手続きなどをしましょう。
- すぐに防犯対策を見直しましょう。
- 錠前を交換し、補助錠を取り付ける。
- 防犯ガラスに交換する、または防犯フィルムを貼る。
- 防犯システムを未設置の場合には設置を検討する。特に今回侵入口になった場所をシステムで補強する。
- 防犯システム、警備会社のシステムが設置されていて建物の中に侵入されて実害が出たた場合にはシステムを見直し、その場での音・光・霧などによる威嚇撃退を強化する。
(平成23年12月末現在)
- 全納入実績 186,436件
- 防犯設備士 553人
- 総合防犯設備士 69人
こんにちは、防犯のセキュリティハウスです。 数多いホームページの中より、当ホームページをご覧いただきましてありがとうございます。 初めてのセキュリティ導入、他社様からの変更依頼、何から手をつけて良いかわからないのが普通です。又、 対策は非常に機密性の高い内容を取扱いますので、信頼のおけるセキュリティのプロにまかせられることをおすすめします。何なりとお気軽にお問い合わせください。











